知りたいけど聞けない! 彼との関係を悪化させずに過去の恋愛遍歴を聞き出す方法

前回の記事では、「好きな男性から聞きたくもない元カノ話を聞かされたときの対処法」についてお伝えした。

「彼と昔の女のことなんて聞きたくない!」というのは女性の偽らざるホンネだろう。けれど逆に「どうしても彼の過去を知りたい」「好きな相手の過去なら知っておきたい」という場合もあるはずだ。今回は「彼を不快にさせずうまく女性遍歴を探る方法」についてお送りする。

目次

彼と“思い出巡りの旅”をする


「私の彼には昔、何年も同棲して結婚まで考えた彼女がいたらしい。破談になった経緯なんかは付き合いはじめにある程度は話してもらったんだけど、彼を好きになればなるほど愛すれば愛するほどそのことにモヤモヤ……。“彼の過去をちゃんと知りたい!”“彼の過去ときちんと向き合いたい!”って思いから『昔あなたが住んでいた街に一緒にいきたいな~』ってお願いしてみた。最初は戸惑ってた彼も、いざその街に行ってみたら『あぁ、懐かしいな~』『ココでアイツとよく飯食ったんだ……もう昔の話だけどね』なんてごく自然に元カノとのことをいろいろ話してくれた。さらには『今はこうしてキミといる。今一番大事なのはキミだ。……ありがとう』と言ってもらえた。もう心のモヤモヤはありません!!」(20代・出版)

――あなたの好きな人に「ちょっと重くて深い過去」がある場合、有効な手がこちら。彼の「思い出の場所」を共に巡ることで、自然と彼と彼の愛した過去を知ることができる。さらには、その「思い出の場所」に行くことにより、新たに“自分との思い出に塗り替えられる!”というワケだ。
ただし、この戦法を成功させるには「彼がある程度自分の過去と折り合いをつけている」ことが条件。彼がまだ生々しい傷を抱えているうちは、ムリヤリ過去と対面させるとより傷口をえぐることになってしまうからだ。あなたと彼との信頼関係が深まったら、ぜひこの「過去との対面」をしてみよう。

周囲に聞く、SNSを探る


「風のウワサで、彼には昔“死ぬ程ベタ惚れだった年上女性”がいたらしいと知ってしまった。でもそれを聞いて以来“彼がそんなに惚れた相手って一体どんな人なの?”って、その彼女のことしか考えられないくらいで……。もう気になって気になって仕方なくて彼の友達にさりげな~く探り入れてみたり、彼のSNSをさかのぼってのぞいてみたりした。そうしたら彼はてんで相手にされてなかったことが判明! それにその人は既婚者だったからなんの関係もなかったみたい。それが分かって『あ~彼ってかわいそう』って同情すらしてしまった(笑)」(30代・物流)

――男性は女性ほどマメではないもの。過去の交際相手や女性経験がわかるようなつぶやきや画像投稿をしていても、その関係が終わってしまったところでその都度削除せず、SNS自体を“放置”してしまうことも多いのだ。なので、そこから彼の過去をあぶり出せる場合もある。
また、「彼の周囲や知人に真相を聞く」という手段もあるが、その際はくれぐれも自分が探りを入れていることを相手には決してバレないようにしなければならない。
彼の知り合いや友達が「この前彼女がこんなこと聞いてきたぜ~」と漏らしてしまったら大変である。大惨事につながりかねない。

直接聞く


「私は“過去、本気で女を愛したことが一度もない人は信用できない!”ってタイプだから、男性の過去の恋は付き合いはじめる前にバンバン聞いちゃう。お酒に誘って飲ませながら『それで、それで、どんな人と付き合ってきたの~?』『その彼女とはどんな付き合いしてたの?』って聞きだ出してくと、酔うにつれていろいろしゃべってくれますよ(笑)さらにはその場の飲み代はコッチが持つと、より元カノとの封印はとけて男の口は軽くなる(笑)“もしかしてホントは話したかったのか?”とさえ思うことも……」(30代・飲食店)

――真っ向直球勝負の手法がこちら。この手を使う場合は、「私はあなたの過去に女性経験やいろいろあったところで気にしない! イヤ、むしろないほうがおかしい!」と最初に打ちだすことがコツである。
男性は本当のことを言ってしまうと女性を“怒らせてしまう”という思いがどこかにあると決して軽々しく己の経験をしゃべったりはしない。
「あなたの恋愛遍歴はむしろ好ましいこと!」と歓迎される場合のみ、男は自らの体験を喜々として語るのだ。

男性の過去の“重要度”によって方法を使いわけよう


「相手の過去を知りたいな……」と思ったら、ただ闇雲に詮索しても二人の関係が良からぬ方向に行ってしまう可能性がある。もし彼にシリアスで苦い経験があり、心に痛手があるような“ワケあり雰囲気”を漂わせているときは、場合によってはゆっくりと時間をかけなくてはならないだろう。
その場合は相手に口を割らせるより、自分に信頼を寄せてもらうことのほうが先である。“過去と決別”させるのはその後だ。

逆に「大したことなさそう」「ハードな恋愛はしてなさそう」「すごい経験はなさそう」な場合はストレートに「昔彼女いたの?」「ね~なんで別れちゃったの?」と聞いてしまったほうがあなたも彼もラクになるはず。
男性からしたら「こんなこと話したら引かれちゃうかな……」「愚痴だと思われたくないな……」と見栄をはっていることもあるかもしれない。
むしろ彼が「ホントはぶちまけたいけどあなたに遠慮して語れない」と思っている場合だってあるのだ。

“彼の過去の傷の深さ”によって「戦法」を使い分けよう。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

関連記事