堅実とケチの差 “デートのときに”クーポン券を使う女子がモテるワケ 

よく「デートのときに彼女がドン引きした彼氏の言動」というコラムに「彼がクーポン券を出して支払いをしていた」という例示が出てきます。
なるほど、クーポン券を使うようなケチクサい男とはつきあいたくない、という女子「ならではの」意思表示なのか……と感じます。
景気が良くても悪くても、女子は彼氏になにがしかの「代償」を求める生き物でしょうから、女子「ならではの」思想として「クーポン男=交際は無理」と感じるのでしょう。
女子「ならではの」ということは、“女子は”デートのときに積極的にクーポン券を使ったほうがいい! ということです。
そこには男子「ならではの」、女子に対する思いがあります。

目次

どこまで金がかかる女子なのか?


男子全員に当てはまることかどうかは定かではありませんが、男子って彼女に対して「どこまで金がかかる女子なのか?」を見極めたいと思っていたりもします。
超高層マンションの上から皆の衆を見下ろし暮らしているような男は例外だろうと思いますが、ふつうの男子の月収は30万円にも満たないとされています。男子の平均月収って、ネット上によく出ていますよね?
そういうごくふつうの男子に「デートで焼き肉といえば叙●苑がデフォルトです」と言ってしまえば、男子は「おいおい、君の舌は大富豪並みか?」とドン引きしてしまうものです。
ま、注文するメニューによっては叙●苑はそこまで高価ではありませんが、たとえば、象徴的にいえばということです。

堅実な女子がほしい!


つまりデートのときにクーポン券を使用する女子に対して、男子は「堅実な女子だなあ」という感想を抱くこともあるということです。
堅実な女子とつきあうと、さほどオレの懐が痛むことはないだろうから、つきあってみたいなと思ったり、結婚しても生活費がばくだいにかかる女子ではなさそうだから無理してまで働かなくていいんだという安心感を抱いたり……男子ってこういうことを「クーポン券女子」に対して思っていることもあります。

あたしはチョキを出すからね!


今、いくつもの飲食店が「LINEを登録をしてくれたら、ファーストドリンクをサービスします」という感じで、紙以外のいろんなクーポンを開発しています。
なかには店員さんとジャンケンをして、お客さんが勝つとなにかをサービスしてくれるお店もあります。
たとえばそういうお店でジャンケンをする前に店員さんに「あたしはチョキを出すからね」と宣言したうえでジャンケンをする女子は、かなり堅実であるはずです。

拡大解釈をすれば、払わなくていいお金は「なんとしても」払わない……こういう女子の姿勢に男子は「おばさん」ではなく「おれの生活を守ってくれる天使のような女性」をみるということです。
あなたは彼にとっての天使になれていますか?
(ひとみしょう)

この記事を書いたライター

ひとみしょう
作家/コラムニスト/作詞家。キルケゴール哲学をベースに、なんとなく淋しい人に向けた希望論&恋愛論『自分を愛する方法』を上梓。全国の書店等で発売中。『ひとみしょうのお悩み解決』『ひとみしょうの男って実は』(Grapps)など連載多数。日本自殺予防学会会員。キルケゴール協会会員。

関連記事