親の紹介やお見合いがダサい時代はもう終わった? 紹介恋愛のメリットって!?

最近「親の紹介」や「見合い」で男性と知り合いたい! という若い女性が増えているという話を聞いた。

「自分で探すのがめんどくさいだけ??」
「恋愛まで親任せなんて情けない……」

というちょっと上の世代の声が聞こえてきそうだが、「親や親戚などの紹介で付き合うメリットデメリット」はさまざまにあるようだ。今日は“紹介による出会いの利点”を取り上げてみたので、あなたの進むべき道をよ~く考えてみてほしい。

目次

メリット1.何と言っても安心!


・「親が『娘の相手に!』と連れてくるような人なら、ぶっちゃけ最底辺の男性はこない。女グセが悪いとか、怠け者とか働かないとか、借金があるとかの“悪癖”を持つ人は事前にリサーチされて弾かれてるし……。だからそういう意味では“安心感”があると思う」(25歳・販売員)

・「いままで親戚や親の紹介で出会った男性は、みんなそこそこ年収のある人がほとんど。職業も大手か手堅い企業に勤めてる人が多かった。保護者目線からすればやっぱりフリーターや職が不安定な人は勧めたくないだろうし、そういう意味ではお見合いもよいのでは? ただその人が自分に合うかどうかはぜんぜん別だろうけどね」(27歳・契約社員)

――「紹介」によるメリットとして、なんと言ってもこの“安全”“安定”“安心感”を挙げる人が大多数である。特に親のツテだと「かわいい娘にはせめてこれくらいの男を!」というハードルがちゃんとあるため、社会的にも人格的にも“最低限のボーダーライン”をクリアしている男性がやってくる……というワケだ。
「人として“問題”」「常識を知らなすぎる」「経済的に自立していない」ような男を親が紹介するはずはない。
「やっぱり結婚相手はきちんとした人でないと……」
という“慎重女子”は、思い切って親・親族等に救いを求めてみるのも良いだろう。

メリット2.コトがスムーズ!!

 
・「私は父からお気に入りの部下の男性を『彼はいいぞお~! 付き合ってみないか?』と言われ、“お試し感覚”で付き合ってみたんだけど意外と気が合って……。“じゃ、そろそろ結婚しようか~?”って時にすんごい事がスムーズに運んでラクだった。よくある『娘は嫁にやらん!!』『あの男は気に食わん!』みたいなイザコザなんてあるはずもないし、デートで帰りがちょっと遅くても『○○さんと一緒だから~』ってひとこと言えば何でも許された。親兄弟の反対って思った以上のストレスになるから、私は彼を選んで良かったな~と思う」(26歳・銀行)

――イマドキ女子は家族との絆を大切にしている人も多いだろう。「親に逆らってでも結婚するとか考えられない」「親に反対されてしまったらむしろ自分の選択が不安になる」というタイプの女性にはあらかじめ「親のお眼鏡にかなった男性」と付き合うことをオススメする。特にそれが父親の部下だとしたらあなたを決して傷つけるようなことはしないハズ!

メリット3.簡単に別れにくい!!


・「親戚の世話好きな伯母さんがセッティングした気軽なお見合いみたいな形で知り合った彼と私……。しばらくうまくいってたんだけど、ある日つまらない事でケンカになり、売り言葉に買い言葉で『もうヤダ! 別れる!』『こっちだってもうごごめんだ!!』とエスカレート……。家に帰って大泣きしまくった私の話は紹介者である伯母の耳にもすぐ伝わり、その後彼女が私たちふたりを取りなしにやってきた。『一時的な感情で重大事を決定してしまうのはどうかと……』『それだけ好きだから感情的になっちゃったんじゃないの?』みたいな話を聞くうちにお互い『あ、そうかも……』って思えて冷静になれた。あの時第三者がいなかったら絶対別れてたな~」(26歳・学校法人)

――“お節介おばさん、ありがとう!”といえるエピソードである。だがこの話に限らず「誰かからの紹介で知り合った異性」と不仲になる・別れるということは、イコール「誰か」の顔をつぶすということになるので、フツーの恋愛よりも離別に制約がかかる!そう、簡単に別れにくいぶん「あのときはついカッとなっちゃったけど、あんなことしなきゃ良かった……」というのちのちの後悔を避けることができるのだ。
逆に言うと、紹介恋愛のデメリットは「相手をキライになってしまっても紹介者のメンツを気にしてなかなか別れられない」ということ。そのメリットデメリットをよ~く考慮して行動に移ろう。

“自由恋愛”だけがすべてじゃない


ここまで“紹介による恋愛”のメリットを掲げてみたが、それでもあなたの心のどこかにはこんな考えがよぎったりはしないだろうか?

「でも、結婚相手くらい自分で選びたい」
「『私たち、お見合いで知り合いました』なんてカッコ悪くない?」
「好きな人のひとりも自分で見つけられないなんて恥ずかしい」
「親のツテだと色恋沙汰がみんな筒抜けになりそう……」

――このような気持ちはよく分かるが、人間には向き不向きというものがある。“自分でうまく男性を選べない女性”“良識のある男性を嗅ぎ分けられない女子”そして“捕獲がヘタな女子”というのも世の中にはたくさん存在する。
そういう女性がダメンズや不倫の餌食になってしまうことも多いのだ。

歴史をひもといてみれば、過去には「自由な恋愛なんてとんでもない、はしたないこと」で親が決めた相手と結婚するのが当然! という時代もあった。価値観や常識などはその時代によって変貌するもの。ならばあなたは世間や人目など気にせず、「自分に合った手段」で幸福をつかみとればよい。

幸福の形はひとそれぞれなのだから……。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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