ママっ子男子、ママ充男子が急増! それでも切り捨てずマザコン男子と末長く付き合っていくためには

「理想の男性像」は人によってさまざまだ。とにかく優しい男性がいいという人もいれば、逆に多少強引でもリードしてくれる男性がいい! と思う人もいるだろう……。
ただ「それだけは勘弁して」という項目の中で、多くの女性がうなずくのがこれではないだろうか?

「マザコン男だけは死んでもありえない。付き合うのも結婚するのも絶対イヤッッッ!」

――けれど世の中を見渡してみればすでにマザコン男子だらけ。「ライトマザコン」や「ママっ子男子」は急増中! ママを下の名前で呼び、ママとショッピングにいき、映画を観て食事……な~んていう“ママ充”ぶりなのだ。
もはやイマドキの恋愛事情は「マザコンを除外したら付き合えるマトモな男子が見つからない!!」なんてことに……。

今回はもはや避けては通れない「マザコン男性とうまく付き合う方法」を紹介する。

目次

1.彼の母親とどっぷり仲良くなる!!


・「学生時代から付き合ってる彼は、ものっすごい母親ラブな人。お父さんが早く亡くなってるせいもあって『俺が母親の面倒をみる!』っていう意識がすごーーく強くて、学生時代の長期休暇はほとんど実家に帰っていたくらい……。社会人になってからもその傾向は変わらず、デートの時も『ここにお袋も連れてきたいな~』とかお母さんの話ばっかり。“コレは彼ママと仲良くならなきゃこの先の進展はムリだな……”と悟り、彼の帰省時には私も付き添うことに!! おかげで今じゃ彼ママに気に入られ、お母さんとつるむことができるくらいの仲に(笑)。思い切って飛び込んでみて良かった~って思います」(20代・経理)

――「もう、いっそ仲良くなっちゃおう!」という手段。ただしこの作戦を決行する上でのポイントは、中途ハンパに親しくなるのではなくどっぷり仲良くなること。社交辞令や表面上だけのやりとりでは互いにストレスがたままるだけ。
女同士で彼を仲間はずれにすることができるくらいの仲になれなければ、“彼ママ”という手ごわいモンスターは攻略できないのだ。

2.うま~く操ってみる!!


・「私の彼は素直でものすご~く洗脳されやすい人。『お袋がこう言っていたから~』とか『これが俺に似合うって~』なんて母親が買っただっさいチェックのシャツをずっと着続けてるくらい……。“そんなにお母さんの言葉に従順なら、私のいうことも聞いてくれるんじゃ……?”と思いたち『ソレもすっごく似合うけどこれだってカッコよく見えるよ~』って試してみたら、見事成功!! 彼はマザコンていうか“身近にいる女のアドバイスをよく聞く”“人に従ってるほうがラク”って人みたい……」(30代・スポーツ関連)

――最近この手の従順男子は多くなってきている。彼らは“マザコン”というより「あまり自分の考えがなく、単に最も影響を受けやすい人物のいうがまま生きてきた」とか「相手からこうむる面倒を避けるため、いいなりになってきた」というタイプ。それならばあなたが「もっとも身近な人物」「いちばん影響力ある女」になってしまえばいいだけ。
“ちょっと気弱な男性”は過ごした時間の長さや押しの強さであなたの色にも染まるのだ。

3.賛同しつつ母親との距離を置かせる


・「口では『オカンなんて関係ないよ!』と勇ましいこと言っていたって、彼がお母さんにアタマが上がらないことは分かってた。だから彼の無意識にしてしまう母親のハナシに、『ウンウンそうだね~あなたのお母さんていいところあるよね!』とホメたたえつつ、『でも私の家ならこうするかなぁ……』とか『それって世間一般ではあんまりしてないことだよね~』って“ちょっとした反論”を織り交ぜるようにしたら、だんだん彼も『そうかも……』ってなってきたみたい。前より母親との接触も少なくなってきたみたいだし(笑)もう一息かな~」(20代・教員)

――体裁を気にしがちな男性は「みんなこうしてる」「普通はこうだよね」という“一般論”に弱い。
彼と母親との密着ぶりが“平均値から飛び抜けて異常”と感じられる場合は「それってフツーじゃないよね~」とやんわり指摘するのも手。その場合は決して彼の母親を否定せず、彼の母親への賞賛もちゃんと織り交ぜるようにしよう。
「それって身内への悪口?」と彼が感じ取ってしまったらもうあなたに聞く耳などもたないのだ。

“付き合って不幸になるマザコン男子”と“付き合ってムカつく程度のママっ子男子”を判別すべし!


幼少期によほどひどい体験をしたことがない限り、ほぼすべての男性の胸には「母に対しての慕情」というものが存在する。
過去のものや遠い昔のことにひかれるような郷愁にも似た感情かもしれない。
そんな思いをムリに引き剥がせるはずなどないのだ。

“男は誰でもみんなママっ子”であると認識し、そんな彼や彼ママに対して多少は頭にくることがあるのは仕方のないことだと覚悟すべきである。

大事なのは“付き合うとアナタが不幸になるマザコン男子”と“付き合ってもアナタが不幸になるわけではないレベルのマザコン男子”とを線引すればよいのだ。

マザコン男性は「家族を大切にする」よき夫、よき父になる可能性がある。
「キモイ!」のひとことで切り捨てるにはあまりにももったいないし、彼らは数があふれている。

これを機に「ママっ子男子」を完全除外にするのではなく、“恋愛守備範囲”に含めるようにしてみて欲しい。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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