この子は女としてアリ! 男が思う女友達と彼女の境界線とは

前回の記事では、「男女の友情は成り立つか?」という問題について女性側の見解をまとめて執筆しお伝えした。
ではこんどは“男性側は「男と女の友情」について”本当のところどう思っているのだろうか?
今回は男の気持ちを探ってみよう。

目次

男の本音1.ブスは友達にもしたくない!


・「女性からは多分すごーく怒られるだろうけど、ぶっちゃけブスで見た目悪い女は友達にもしたくない(笑)。『あんな女とよく付き合えるよなあ』なんて周りから言われたらイヤですしね。男って『うわ、コイツ無理ッ』って思った瞬間、その女性に近寄りたくもなくなるものなんです。だから友情が成立するスキもないっていうか……。本当に申し訳ないけど大抵の男はこう思ってるんじゃないかな~」(20代・保険)

・「全く魅力のない女性と友人関係になることはまずないですね。女として『おっ、いいな』って感じる女性に出会ったら、『じゃあまずはお友達から』ってなるのがフツーの男というものじゃないんですか。それで恋人関係にまで発展するかしないかはまた別の問題で、最初は『いい女だなあ』から始めるもんだと思う」(30代・投資)

――これは女側からすれば予期せぬ回答だったのではないだろうか?
しかし、「ブスや魅力のない女は友達にもしたくない」というのは一切の社交辞令をもたないパンチの効いた男のホンネである。
男というのは「コイツないわ~」「魅力ゼロだな……」と感じる女には“ハナから近寄りたくもない”のだ。“二人きり”になどなりたくないのだ。それで友人関係など築き上げられるハズはない。
逆に言えば、男が女友達にできるのは「女として見ている女性」「女としてみれる女性」ということだ。

男の本音2.明るくて包容力のある女性ならOK!


・「女友達のA子はすごく楽しいヤツ。関西出身のせいかもしれないけど明るくノリが良くて、飲み会には絶対欠かせない存在。『あんたそんなんちゃうやん!』なんて繰り出されるA子の軽快なツッコミには誰もが大笑いするし、話が面白くネタもつきない。友達が多い彼女は人望も厚く面倒見もいい。
『この前ヤッた女がこんな反応だったんだけどさ~』なんてそんな相談まで持ちかけられる“女友達”は唯一彼女だけ(笑)他の女性には絶対そんな話できない……」(30代・営業)

――「あれ? さっきのその1と矛盾するのでは?」と女性が感じるコメントかもしれないが、つまり男性が「友達」としてみなすのは、「あわよくば恋人になりたい(ヤッてもいい)と思えるような魅力的な女性」か、または「完全に女として見ていないけど、明るくノリの良い女性」であるといえよう。
「恋人になることはこの先絶対ない」性的にまったく感じなくとも、「包容力がある寛大な女性」は男にとってなんでも話せる良き女友達であ、よきアドバイサーなのだ。

男の本音3.好きだからこそ友達のままでガマン


・「周りには言えないけど、自分は大学の同級生だったある子がずっと気になっている。卒業してからも機会があれば同じゼミ生同士で飲んでいるんだけど、その度彼女に恋人が出来たかどうか内心すごくハラハラしている……。でも今の関係が壊れたらもう会ってももらえなくなるんじゃないかと思うから『ずっと好きだった……』なんて言えない。情けないけど友達でいられなくなるくらいなら、今のあいまいな関係のままのほうがずっとマシ……」(20代・技術職)

――イマドキ男子の支持を集めた回答がこれ。「告白していまの関係が崩れるのが怖い」「自分の気持ちを打ち明けて傷つくのはいやだ」と現状維持派の男性もけっこういることがうかがえる。
雲行きが怪しい、またはどうなるかわからないことに手を出したがらない男性は多いのだ。

男性は女が思うよりも女友達を性的な目で見ている!?


今回のリサーチ結果を見ると、「ブスで女として見られないからこそ、変な気を起こさず友達としていられる」という意見も確かにあった。けれど全体としてみれば「女としての魅力があるからこそ、友達として付き合いたい」という意見のほうが圧倒的に優勢であったといえよう。

あなたの男友達はあなたを「女としてもアリ」と思っている可能性は高い。
「女としてけっこうイイと感じているからこそ、友達関係を続けている」と思っておいたほうがいいのかもしれない。
「え~~あの男友達ったら、私をそんな目で見ていたの?」と、あなたからしたらそれはひどく不本意なことかもしれない……。けれど男性からしたら「魅力があるからこそ友達になれる」のだ。
どんな関係性になるんであれ、最初は『いい女かも……』と興味本位からはじまるものなのだ。

ただ、前回「女が思う男女の友情」の記事でも話したように、「どちらかの感情の均衡、バランスが崩れると男女間の友人関係は継続しにくくなる」……。
違う性を持つ人間と接触する場合、そのような過ちや間違えが生じる危険性や可能性が潜んでいるのはある程度仕方のないことである。
だが“男友達”とは、違う性をもっているからこその交流や意見交換を楽しめるともいえる。違う性を持った人間の観察学習ができる場ともいえる。
同性同士の友達では得られない視野が広がることは否めない。

ただ「男女の友情は成立しにくいもの」というより危ういもの。
「男と女の友情」は成り立ったとしてもどう転ぶかわからない先行き不安定なものである……といえよう。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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