なんかガッカリ…せっかく彼氏ができたのに”ブルーな気分”に陥るワケとは?

「マリッジブルー」という言葉があります。読んで字のごとく、結婚前になぜか「ブルーな気分」になる現象です。「結婚はまだ先だから関係ない」と思うかもしれませんが、このブルー現象は、お付き合いに際しても存在します。お付き合い版・マリッジブルーを起こす原因について考えてみましょう。

目次

お付き合いに対する理想とのギャップ差にガクッ


喉から手が出るほど彼氏が欲しかったのに、彼氏ができた途端に“ブルーな気分”になるケースが少なからず存在します。不思議ですよね。

理由として多いのは「男性と付き合うということ」に対して抱いていた理想とのギャップからくる場合です。まず、入り口部分の交際申し込み。ロマンチックなシチュエーションでの「付き合おう」を期待していたのに、そうでなかったりするとガッカリしてしまうのでしょう。

次に、LINEでのコミュニケーションやデートの頻度。もっと盛り上がるかと思いきや、お付き合い前と変わらなかったり、ましてやお付き合い前よりも減ったりすると、テンションが下がるのです。

要するに、「お付き合いによって、代わり映えのしない日常が一変するに違いない!」という期待が裏切られると、女性はブルーになります。そう考えると、「彼氏ができたら○○したい」と夢を見すぎるのはタブーですね。

生活リズムの変化がストレスに


真逆のブルー現象も存在します。彼氏ができたことによって、これまでの生活リズムに変化が生じ、それを「生活リズムを乱されている」と捉えてしまうケースです。たとえば、彼氏と休日が合わない場合は、翌日仕事が入っている日のデートもあり得るでしょう。これまで「休みの前日以外は、よほどのことがない限り予定は入れない」というスタンスで過ごしてきた女性にとっては、そりゃストレスになります。

「休日は丸1日寝溜め!」という生活を続けてきた女性にとっては、休日もきっちりアラームをかけ、出勤時以上にメイクを頑張ってデートに赴くことも、疲労の原因になるでしょう。デートといえば、外食する機会も増えるでしょうから、継続中のダイエットに遅れが生じ、イライラさせられる場合もあるでしょう。ほか、彼氏がいつ遊びに来ても良いように、常に掃除の行き届いた状態にしておかなければならないと、義務感に駆られる人もいるでしょう。

人間はもともと変化に弱い生き物です。しかも、おひとりさま期間が長いと、自分の生活リズムが確立し過ぎているでしょうから。変化を楽しむ……とまでいかなくとも、意識的に変化を受け入れる姿勢が大事ですね。

彼氏に言うのはご法度!


お付き合いにおいて、何らかの不満が湧いた際は、一般的にはきちんと話し合うことが王道とされています。しかし、お付き合い版・マリッジブルー現象に関しては、胸の内に秘めておくほうが無難です。お付き合い初期は、非常にデリケートな時期ですからね。不満を口にすることで、彼氏側のテンションを下げてしまう危険性があります。

考えてもみたら、彼氏側にも、お付き合い版・マリッジブルー現象が起きているパターンだってあるのです。それでも、せっかくのご縁でお付き合いに至ったのだからと、普通に振る舞ってくれているのかもしれません。

以上を踏まえると、お付き合い版・マリッジブルー現象は、ぜいたくな悩みと捉えるべきでしょう。
(菊池美佳子)

この記事を書いたライター

菊池美佳子
コラムニスト。1977年3月17日生まれ。岩手県盛岡市出身。21歳~29歳まで、舞台女優のかたわら、様々なナイトワークを体験。29歳で引退後、コラムニストとして活躍中。

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