ノレば”軽い女”、断れば”つまらない女”…下ネタ野郎のうまい回避法とは?

あなたの周りになにかにつけて性的なことやみだらなセリフを発して女性をからかってくる「下ネタ野郎」はいないだろうか?

「そういうのセクハラです。やめてください!!」
「……訴えますよ?」

……と、ピシャリ正論を述べればそりゃ男性はひるむだろうが、現実には知り合いから下ネタを振られた場合においては「キツイ言い方はできない……」となることが多いハズ。
今回は「上手な下ネタ野郎のかわしかた」についてまとめてみた。

目次

1.「……はは」と乾いた笑みを返す


「入社したての頃、女子社員の先輩に教えてもらった方法。その頃私はまだヒヨッコで、男子社員からそれっぽいことを言われると赤面してオロオロしちゃったんだけど、『そういうウブな反応は一番男を喜ばせちゃうの。ただ“ははは”って乾いた笑いをすればいいのよ~』と忠告を受けた。アドバイス通りにしてみたら、しつこくからかわれることが激減した! 男って女性の困ってる顔を見たがるものなんですねぇ~。すごく悪趣味だけど」(20代・総務)

――“下ネタ”に対して効果てきめんの方法がコチラ。「ははは」と笑っても決して面白がったりウケてる笑いではなく、やや“鼻でわらう”感じにあくまで冷静な笑みを浮かべるのがポイント。男性はなぜ“セクハラ”だと分かっていながらも女子に下ネタを振ってくるのか? その答えは「構ってほしいから」「相手にして欲しいから」「反応が欲しいから」だ。乾いた笑みは「あなたのいう下ネタの意味は理解しているけれど、ちょっとあきれている。だからこれ以上続けないでください」という意思を伝えるのに最適。ぜひこの乾いたほほえみをマスターしよう。

2.他の男子に話を振る


「ウチの部長は酔うとクドいし、下ネタもひどくなる。でも酔いがさめた翌日は『ゴメン、昨日は本当に悪かった!!』って謝ってくるし、普段は部下をかばってくれるわりといい上司。だからむげにもできなくて……。でも『週何回なの~?』『こういう楽しみ方もあるんだよ~』とかあんまりにもしつこい時は、『あ、そういうお話なら○○課長がお詳しいですよ!』とか『○○君ならその手の話は得意ですよ! ぜひおふたりで~!!』って男性の“イケニエ”をささげちゃう(笑)」(30代・鉄鋼)

――身代わりになってくれる人には申し訳ないが、「他の話し相手を用意する」というパターンだ。この方法を遂行するにあたり、注意点はふたつ! 決して同性をイケニエにしないことと、男性であってもあまりナイーブな草食系の若手男子社員にその役目を担わせないことだ。
「セクハラ野郎と地位や年代が同じくらいの男性」か「体育会系男子」や「肉食男性社員」ならばうまく合わせてくれるだろう。イケニエになった男性のほうが実はその上をいく“下ネタ大王”だったりして……(笑)。

3.「へえ、意外ですね」と返してみる


「友人宅の飲みでの席のこと。私の隣は顔見知りだけどまだそこまで親しくはなかったE君だった。場が盛り上がり、酔いが深まるにつれ、E君がじょうぜつになり『ところで○○さんって彼氏いるの~?』『○○さんはどんなプレイが好きなの? 一番感じるとこはどこ? 参考に教えてくれないかな~』などといろいろ追求してきた……。そんなこと言われるなんてぜんぜん思わなかったから、『へ~え、E君でもそういう事言うんだ~。もっとすごいマジメで優しい人かと思っていた。すっごい意外!!』って真顔で言ったら、なぜか急におとなしくなり『……ごめんなさい』と謝ってきた。しおらしくなっちゃって逆にびっくり……」(20代・代理店)

――この“Eくん”がいきなり無口になってしまい傷ついたのは「あなたはマジメな人だと思っていた」という発言が原因ではない。男性というのは「マジメな男=つまらないヤツ」と考えているフシがある。もしこのセリフだけだったら彼はあえてワイルドに振る舞おうとし、「そう見えたかもしれないけど、実はさ~」と性的な話をますますヒートアップさせたかもしれない。しかし彼がこたえたのは「優しい人だと思っていたのにそうじゃなかったんだね」の箇所だ。男性は自分の評価が下がることをひどく恐れるもの。彼らが下ネタを出すのは「下ネタを言ってウケたい」のが本心であり、女性から「嫌われる」「ガッカリされる」ことだけは断じて避けたいのである。

男性の本心は“女性ともっと仲良くしたい”から下ネタを振る


男性が下ネタをするのは「かまって欲しいから」「女性の反応を見たいから」……というスカートめくりする男の子と同じ心理でかわいいものであるが、女がそこに理解を示し優しくすればするほどつけあがる男もいる。
あまりにもしつこくしてきたり、醜悪な質問には男性の心情など考慮せず、キッパリ「NO!」を突きつけるべきである。

けれど軽度のジャブのようなエロ話、飲んだ席でのあいさつ代わりのような下ネタならば、上に挙げたような方法で対処してほしい。

たまたま傍にいたあなたが下ネタ野郎の犠牲となり時間を割いて相手をする必要などない。
どうかスマートに「男の下ネタ」をうまくかわして欲しい。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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