プライドは低すぎてもダメ! 片思いを成就させるためのマインドコントロール

恋愛において、プライドは高すぎないほうが良いとされています。誰にでも、プライドが邪魔して、うまくいくはずだった恋が残念な結果に終わった経験があるでしょう。そういった過去をかえりみると、確かにプライドは低いほうが良いのでしょうけど、なかには「もうちょっとプライドを持っても良いのでは?」というケースも存在します。

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既読スルー・未読スルーでもLINEを送り続ける女性たち


たとえばLINEの既読スルーや未読スルー。「彼は仕事で忙しいから仕方ないわ」と、返信がなくとも定期的にLINEし続ける女性が何と多いことでしょう。しかもけなげなことに、返信不要の内容になるよう文面を工夫したり、男性側の負担にならないよう「3日に1回」とか「1週間に1回」とか、頻度にも一定のルールを設定。
既読がついただけでも「ありがたい」と捉えるように自分の心をコントロール。未読スルーの場合は、ブロックされていないだけでも「ありがたい」と(以下、同文)。それどころか、ブロック設定をくらっているにも関わらず、ケータイメールやSNSのメッセンジャーなど別ルートで送り続ける女性も……。

一方通行の片想いに“価値”はあるの!?


「ほれた弱み」と言ってしまえばそれまでですが、一度くらいはこんなふうに考えてみませんか? 「自分を無視し続ける男性に、黙々とLINEし続けるだなんて、私のプライドが許さない!」と。ある程度のプライドを持っている女性は、自分の恋心だけが一方通行の関係性に価値を見いだしません。そして、「こっちからお断りよ!」という結論に達するのです。こういったプライドは、ある程度は持っておくべきでしょう。

数カ月~一年以上会っていない男を思い続ける女性たち


数カ月~一年以上会っていない男性に対する恋心はどうでしょう。お相手の職業が宇宙飛行士で、しばらく宇宙に滞在中などのっぴきならぬ事情がある場合は別として、明らかに時間を作ってもらえないケースのほう。LINEの返信と同様に、「彼は仕事で忙しいから仕方ないわ」とポジティブに解釈するのは大いにけっこうですが、一度くらいはこんなふうに考えてみませんか? 「理由は何にせよ、会えない男を思い続けている自分はカッコ悪い、プライドが許さない!」と。

男日照りに追い込んだ相手を思い続けるアホらしさ


毎週末デートを楽しんでいる周囲の女友だちと比べて、一年以上も男日照りが続いている自分……この事実を「覆さねば!」と思うガッツも必要です。自分を男日照り状態に追い込んだ人物を思い続けるって、考えてみたら馬鹿馬鹿しいですよね。プライドを持って、見切りをつける決断も必要かと。

「プライドを持ちましょう」と言われても、そう簡単にはいかないですよね。プライドの高すぎる人が、なかなかプライドを捨てられないのと同じで、これまで「プライド」を意識してこなかった人にはピンとこないでしょう。正攻法でいくならば、自分で自分を好きになり自分に自信を持つこと……なのですが、これがけっこう難しい。そこでオススメなのが、「もし私がマリー・アントワネットだったら」という考え方です。

ぞんざいな扱いを受けたら、自分以外の誰かになりきってみる


世界史に詳しくない人でも、なんとなく「マリー・アントワネット=誇り高きフランス女王」という漠然としたイメージは持つことができるでしょう。筆者は、男性からぞんざいな扱いを受けるたびに、「こんなとき、マリー・アントワネットだったらどうするか?」と考えるようにしています。そうすることで、自然とプライドを持った対応ができるのです。歴史が苦手な人は、「プライドが高そうな有名人」とか「プライドの高い女友だち」を連想し、彼女たちだったらどうするか、考えてみましょう。

「プライド」という言葉に対して、マイナスなイメージを持つ人もいるでしょう。
ですが、これまで意識的にプライドを持たなかった恋愛スタンスで、納得できる結果が得られていないのであれば、ここいらで作戦変更し、プライドを持ってみるのもアリですよ。
(菊池美佳子)

この記事を書いたライター

菊池美佳子
コラムニスト。1977年3月17日生まれ。岩手県盛岡市出身。21歳~29歳まで、舞台女優のかたわら、様々なナイトワークを体験。29歳で引退後、コラムニストとして活躍中。

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