王子のドS発言に胸キュン必至! 超人気コミック実写映画『オオカミ少女と黒王子』

早いもので、もうすぐ6月。ジューンブライドの季節です。そんな結婚シーズンとは無縁の、いいえ、その前の段階すら至っていない筆者でも胸キュンをぞんぶんに体験できる映画『オオカミ少女と黒王子』がいよいよ明日公開となります!
ヒロインは卓越した演技力が光る二階堂ふみ。手がけたのは『ストロボ・エッジ』『甥の一生』の廣木隆一監督。(C)八田鮎子/集英社(C)2016 映画「オオカミ少女と黒王子」製作委員会
ヒロインは卓越した演技力が光る二階堂ふみ。手がけたのは『ストロボ・エッジ』『甥の一生』の廣木隆一監督。
(C)八田鮎子/集英社(C)2016 映画「オオカミ少女と黒王子」製作委員会

目次

ストーリー


主人公のエリカは高校1年生になって、クラスで一番イケてるグループに所属したものの、周りはみんな彼氏持ち。お互いの彼氏トークに話を合わせようとノロケ話を語るも、実はウソ。本当は彼氏がいないどころか恋愛経験すらないのだ。だんだん彼女の必死の恋愛トークは怪しまれ始め、あわやグループ脱退の危機に……。

そんなエリカは何とかするべく、ある男子生徒に「彼氏のフリ」をして欲しいとお願いする。あっさりOKしてくれたのは、なんと学校で一番の超絶イケメン男子、佐田恭也(さた きょうや)。しかし彼は、ルックスとは裏腹の「腹黒ドS王子」。見返りとしてエリカに絶対服従を誓わせるが……。


イケメン男子のドS発言は、もはやメルヘン


本作は、漫画家、八田鮎子の累計550万部を超える大人気コミック『オオカミ少女と黒王子』(集英社「別冊マーガレット」連載)を映画化。ヒロイン、エリカが恋に落ちる恭也のドS発言が話題になっています。

たとえば、「おまえは俺の犬になればいいんだよ」「3回まわってお手からワンだな」「せいぜい可愛がってやるよ!」など。

かつて女性の立場が弱かった頃の少女漫画では、こんなセリフではなく、憧れの男性がヒロインをお姫様扱いしてくれる言葉で溢れていたのでしょう。

しかし今や女性が強くなり、お姫様ならぬ“おひとり様”が世に溢れる時代、一方、男性は女性に対してソフトな対応へ……。そんな風潮に物足りなさを感じる女性たちが多いのか、このドSセリフがキュンキュンくると大評判なのです。そういう意味では、たとえ恭也が“黒”王子と言われようとも、やはり王子様(!?)。現代女性にとってのメルヘン映画とも言えそうです。

また、ドSセリフは相当のルックスと内面から放たれるクールな雰囲気、言葉そのものに絶対的な威圧感がないと成立しないので、恭也演じる山崎賢人さんの黒王子っぷりも注目しましょう。
メガネを取ると超イケメン……吉沢亮演じる日下部優(左)に惚れる、という女性も。(C)八田鮎子/集英社(C)2016 映画「オオカミ少女と黒王子」製作委員会
メガネを取ると超イケメン……吉沢亮演じる日下部優(左)に惚れる、という女性も。
(C)八田鮎子/集英社(C)2016 映画「オオカミ少女と黒王子」製作委員会

一方で、女性にとってはリアルな成長物語に共感も


先ほどはメルヘンと書いてしまいましたが、実はエリカ側から見ると、本作は女子高生だけでなく、女性なら共感する点の多い、リアルな成長ストーリーとなっています。というのも、そもそも物語の発端は、エリカが仲良しグループから外れたくないがゆえの、嘘の“オオカミ少女発言”から始まったもの。

彼女は、本当に恭也を好きなってしまうことで、嘘が支払う代償を身をもって経験していくのです。でも、本当に大切なのは自分に正直に生きること。そのことにエリカは気づいていくのです。仲良しの友人や、社会人ならば職場の人たちなど、周りから外されたくないとか、孤立したくない気持ちから、思わず自分の気持ちとは別の行動を取ってしまったなんて経験は多くの方が持っているはず。エリカの気持ちに共感する女性も多そうです。

さいごに


本作は他にも、恭也と全く反対のキャラクター、癒し系メガネ男子日下部憂役に吉沢亮、エリカの親友役には門脇麦、ほかフレッシュなメンバーが彩りを添え、また神戸の南京町、異人館街などデートスポットにぴったりのロマンティックな街並みが見られるなど、恋愛欠乏気味な現実から離れさせてくれる要素がいっぱい。

特に最後は、色んな意味でラストスパートがかかって…胸キュン必至。気になる方は是非、映画館の最新音響設備でドS発言を堪能してくださいね。
(ミカマイコ)

『オオカミ少女と黒王子』は5月28日より全国ロードショー!
※文中の「山崎」の「大」は「立」表記

この記事を書いたライター

ミカマイコ
ライター。主に女性誌で、美容・グルメ・旅行・ファッション・ブライダル等、幅広く担当。趣味はスパ巡り。バリ島やタイ、フランスやLAのスパもお気に入り。

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