この気持ちは友情? 恋? 迷ったときの2つの判断ポイント

友達と恋愛の境界線がはっきりしている人もいますが、そうではない人も数多くいますよね。もしも、仲良くしている異性のことを、友達として好きなのか、恋愛として好きなのかわからない……と悩んだとき、皆さんはどう判断しますか? 「幸せになってほしいと願うのが友達、自分の手で幸せにしたいと思うのが恋人」といった説もありますが、心理学者の調査によれば、以下2つの感情が判断ポイントと言えるのだそうです。

目次

この2つの感情を抱いてしまう相手とは、“友達以上”を望んでいる!?


1.彼の周りの女性に、ライバル心や嫉妬心が芽生えるか


まずひとつ目は、彼の周りの女性陣にライバル心が芽生える瞬間があるかどうか。
たとえば、男女のグループで遊んでいて、彼が別の女子と行動をしていたら、気になって目で追ってしまう。彼が女友達と親しくじゃれ合っているのを見ると、なんだかちょっとムッとしてしまう。そういうことがある場合は、彼をちょっぴり”異性として”意識し始めているのかも!? 

2.性的に独占したいと思うかどうか


ふたつ目は、性的に独占したいと思うかどうか。
たとえば男友達から誰かと関係を持った~なんて話を聞いたときに、特に何も感じず「○◯君もスミに置けないね!」などと返せるのが”友達”。一方、異性として意識していると、「へぇ(不機嫌)」「相手はどんな子? ちゃんと好きなわけ?」などと、ツンケンと返してしまいがち。妙な苛立ちを感じる場合は、ちょっとした独占欲を感じている可能性が高いでしょう。そんな自分に気づいたら、そのまま彼が別の女性と恋仲を深めてしまっても後悔しないかどうか、考えてみたほうがいいかもしれません。

“独占欲”は恋愛ならではの感情。ただし取り扱いには要注意!


以前の記事「人としては好き、でも恋愛感情か分からないと言われたら(下記リンク参照)」でもご紹介しましたが、相手に尊敬・信頼の念を持ち、自分との共通点を見いだして親近感を感じているのがLIKE(好意)。

一方、「相手のために尽くしたい」「丸ごと受け止めたい」と感じ、独占欲が湧いて親密に関わりたい、と感じるのがLOVE(恋愛)の感情だと言われています。“独占欲”は、両者を明確に分けるポイントのひとつだと言えるでしょう。

無論、人によってはもともと独占欲が薄いタイプの人もいます。好きな異性に対しても寛容で、本当に心から「あなたが楽しければ、他の異性とも仲良くすればいいよ」と思える人もいるでしょうし、「恋心」を超えて「愛情」が芽生えてくると、徐々にそう思えるようになる場合もあるでしょう。しかし最初からその境地に至るのは、なかなか難しいのが現実ではないでしょうか。

「独占欲」や「嫉妬」を感じ始めると、無意識にイライラして八つ当たりしてしまったり、相手を束縛したくなったり、二人の関係に不協和音をもたらしてしまうこともあります。特にまだ付き合っていない関係で嫉妬心や独占欲を出しすぎると、「彼氏(彼女)でもないのに、何なの?」と相手に引かれたり、困惑されたりしてしまうケースもあるでしょう。

ということで、本当に相手を独り占めしたくなったときは、きちんと「今までは友達でも良かったんだけど、恋愛感情に変わりました」と伝えてみるのが一番かもしれません。「振られたら気まずいから」とためらっているうちに、別の異性に奪われてしまった――なんてことも、実際によくありますよね。

もちろん、うまくいくかは”賭け”ですが、後になって「実は両思いだったけど、友達としか思われていないと感じて、お互いにあきらめた」なんて事実が発覚したら、後悔が尽きませんよね。「これは友情ではなく、恋愛感情なんだ」とはっきり自分の気持ちに気づいたときには、勇気を出して行動してみるといいかもしれません。
(外山ゆひら)

(参考)「人はなぜ恋に落ちるのか」ヘレン・フィッシャー著 大野晶子訳 ソニー・マガジンズ発行

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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