男性は“選ぶ”よりも“選ばれたい” “選ばれる女性”から卒業する方法

いま着ている洋服は、おそらく大半の人が「自分で選んだ洋服」ですよね。化粧ポーチの中のコスメは? お気に入りのメーカーや、使い勝手を考慮して、自分で選んでいることでしょう。ピアスやネックレスなどのアクセサリーにも同じことがいえるはず。
では、「男の人」はどうでしょう? あなたは「男の人」を自分で選んでいますか?

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男の人は“選ぶ”よりも“選ばれたい”


洋服などは自分で選んでいる一方で、「男の人」に関しては「自分で選ぶ」ことよりも、「男性に選ばれる」ことを良しとする女性が多いです。これって、洋服やコスメ、アクセサリーに置き換えると、ものすごく不思議なこと! 自分が身に着ける洋服を、他人任せで選んでもらいたいとは思わないですよね。そりゃ、例外はあります。自分に合う商品を店員さんに選んでもらうケースもあるでしょう。
一見、他人任せに感じるかもしれませんが、店員さんが合うとジャッジした商品を買うと決めるのは結局のところ自分です。つまり、最終的には自分で選んでいることになります。

受験も就活も“選ばれる必要性”がある


「男の人」に関しては、「選ぶ」よりも「選ばれたい」と思うのは、これまでの人生で経験してきた節目ごとの出来事が関係しているのかもしれません。
たとえば、高校受験や大学受験。志望校を選ぶのは自分の意志ですが、最終的にジャッジを下すのは学校側……つまり、学校側に選ばれる必要があるのです。就職活動もしかり。数ある求人から、「この会社で働きたい」と選ぶのは自分の意志ですが、書類選考や筆記試験、面接などの結果から、最終的にジャッジを下すのは会社側……これまた、会社側に選ばれる必要があります。

“選ぶ”ほうが楽しい!


洋服もコスメもアクセサリーも、自分で選ぶのってすごく楽しいですよね。受験や就活がつまらないという意味ではないですが、多かれ少なかれ「緊張感」が伴うのは事実。「選ぶ=楽しい」「選ばれる=緊張が伴う」ということは、男の人に関しても、自分の意志で選んだほうがきっと楽しめることでしょう。「選ばれる女性」よりも「選ぶ女性」になってみませんか?

“他人任せ”でわざとフラストレーションをため込む荒療法


「選ぶ女性になりましょう」といっても、これまで「男の人に選ばれる」という意識が強かった人には、思考のチェンジが難しいかもしれません。
そこでご提案! いま現在、自分で選んでいる洋服やコスメ、アクセサリーを、一度他人任せにしてみるのです。友達や母親や姉妹など、他人任せにすることで「自分で選びたいのに……!」というフラストレーションがたまることでしょう。

ゴハン屋さんのメニューも自分では決めず、同行者任せにするのも一興。「本当はオムライスが食べたかったのに、カルボナーラを選ばれてしまった!」という、小さなフラストレーションを積み重ねていくうちに、「せめて男の人は、自分の意志で選びたい!」という欲求が自然と沸いてくるはず。
自分で自分の「選びたい欲求」に火をつけましょう。
(菊池美佳子)

この記事を書いたライター

菊池美佳子
コラムニスト。1977年3月17日生まれ。岩手県盛岡市出身。21歳~29歳まで、舞台女優のかたわら、様々なナイトワークを体験。29歳で引退後、コラムニストとして活躍中。

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