”なにもしたくない”女が急増! “恋愛ナマケモノ道”から抜けられなくなる女子の特徴

最近、恋愛において「なにもしたくない女」「ナマケモノ女子」が急増しているという話を聞いた。彼女たちは世間の空気は読めるため、一見人並みの願望を口の端から漏らしたりする。そう、こんなふうに……。

「彼氏? 欲しいですね、でもぜんぜんモテなくて~」
「結婚、いつかはしてみたいけど……」

……けれどその“口と行動”は全く別もの。
今回のコラムでは“恋愛におけるナマケモノ女子の特徴”を挙げてみるので、どうか我が身を振り返ってみてほしい。

目次

1.すっぴん+マスク姿が多い


「もともとは花粉症で着用していたんだけど、実はマスクってすご~くラクなことに気づいた。ちゃんと化粧をしていなくてもバレないし、最近外出はスッピン+マスクでOK! そしてもうひとつのメリットは“表情がバレにくいから案外雑な対応しても気づかれにくい”ってこと(笑)。おかげで花粉症がすっかり治ったいまでも、マスクを手放せなくなってしまった……」(20代・公務員)

――“マスク”のメリットは、感染症を防げることのほか、“いろいろ手抜きしてもバレない”ということではないだろうか。何しろ顔の大半が覆われるのだから、女としての“たしなみ”である化粧をサボっても、“表情をつくる”ということを怠っても誰かにとがめられることはないのだ。
病気やアレルギー、公衆衛生上の理由がない限り、“隠せる”マスクに頼ってその“ラクさ加減”にのめりこむと、どっぷりナマケモノ女子になってしまう可能性大。

2.基本断らない、逆らわない


「私は気が乗らない誘いでも『うん、いいよ~』って断らないタイプ。なぜかというと断るのもめんどくさいし、その断る口実を考えるのもめんどくさいから(笑)。なにか言い訳を作るにしても、そのウソがバレたら余計面倒なことになるだろうから、相手の言いなりにしておいたほうがいい。だから別に好きじゃない男の人と食事をしたりデートをしたりもする。けどやっぱり熱がないことを悟られるのか、長続きしたことはない……」(20代・損保)

――ナマケモノ女子は「拒絶」すらもめんどくさい。何かを断って相手の怒りを買ったりもめたりするのは厄介なので、「なら流れに乗ったほうがいい」と感じてしまうのだ。
一度その方向に逃げてしまったら、どんどん“ラクな方に流される”人生を送ることになる。
だが、ただ流れに身を任せたところで得られるものなど何もない……。
ラクな人生に自分の成長はないのだ。


3.誰かが与えてくれるのを待つ


「彼氏は欲しいけど、自分から相手を探したり、合コンとかにいくのはものすごくおっくう……。友達の誰かがセッティングしてくれるか、『一緒に行こうよ~!!』って誘われたときにしかいかない。モテテクとかも身につけてはみたいけど、そのための努力とか時間とか負担とかを思うとひるんじゃう。こんなんで彼氏ができるワケがないのは分かってるし、将来不安ではある……」(20代・派遣)

――ナマケモノ女子の最大の特徴がコレ。
「欲しいモノがあっても誰かがお膳立てしてくれないならいらない」
「欲しいものがあってもそのために自己犠牲を払ったり、傷ついたりしなきゃならないなら何もしない方がマシ」

……そう“受け身でなにもしなくなってしまう”のだ。
それはさながら親鳥が“エサを口に運んでくれるのを待つ”飛べないヒナと変わらない。

“ナマケモノ女子”はいつか必ず“おいてきぼり”を食らう


ここまで読んで「ああ、私は確実にナマケモノ道に足を突っ込んでいる……」と落ち込んだ人もいるかもしれない。
しかし、どんなふうに生きるかは人それぞれ、自由だ。
女に生まれたからといって全員が全員、がむしゃらに恋や男に突っ走ればよい、なんてこともないし、皆が皆キラキラ女子にならなくとも、リア充な生活を送らなくとも別に構わないのだ。
……ただ、これだけはいえる。ナマケモノでいたい女子は、他の女性の“成果”を決してうらやんではならない。
あなたが重い腰を上げず、なんでも後回しにし、怠けているあいだに友人知人、周囲の人たちが彼氏を手に入れたり、結婚や出産を成し遂げたとしても、それをやっかんではならない。

「私は努力しなかったから、仕方ない……」
「私は恋愛にちゃんと向き合ってこなかったんだからしょうがない」

と潔く諦め、他人の幸せを祝福しつつ自分を冷静に“諦観”できなければ、「これまでずっと怠けてきた自分はなにも手にできなかった……」というむなしさや喪失感に襲われることになるのである。
“ナマケモノ女子”でこの先の人生を貫き通すには、いくら“おいてきぼり”を食らっても平然といられるきょうじんな精神がないとダメなのだ。

「そんなのムリ……」「この先嘆かずにいられる自信なんてない!」という女子は、今すぐナマケモノから卒業するべきだ。

まずは“他人の施し”を期待せず、自分の足で獲物を手に入れにゆくことから始めよう。

あなたの人生の後半が、後悔で染め上げられないために……。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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