“あなたが運命の人なの”は禁句!? 男性「運命」のフレーズを嫌がるワケとは

女性は「運命」という言葉に弱い。さらに付け加えるならば「運命の人」「運命の相手」というフレーズが大好きである。
この世のどこかに、自分と巡りあうべく待っている“ただひとりの人”……。
ひと目見れば「あ、このひと……!」と分かる“私だけの男”……。
“出会うべくして出会ったふたりは恋に落ちる”……どれだけトシを重ねたとしても、この妄想に心ひかれない女性は少ないはずだ。

しかしこの“運命”というキャッチ、男性にはかなりウケが悪いようだ。
今回は男性に『あなたが運命の人なの……』と言ってはならない理由をお伝えするので、今日を限りにこの乙女チックワードは“禁句”にして欲しい。

目次

“オカルト?”“何かの宗教にハマってるんじゃ……”


「以前ある女の子と付き合ったときのこと。彼女は俺より年下でちょっと天然。そこがかわいくもあったんだけど、言動が理解できないときも度々あった……。いきなり『あなたが運命の人ってわかったの~』って言われた時はさすがに驚いた。『えっ、なんで? なんか根拠があるの?』って茶化すつもりで聞いてみたら、ドヤ顔で『それは私が感じるものだから』だって……。天然っていうよりこれってオカルト? 何かの宗教? 気味悪い……って感じて、なんとなく距離を置いてる……」(30代・投資銀行)

――女子が好きなスピリチュアル系は、ほとんどの男性は不得手とすることが多い。
「世界中の男性のなかでこのひとが唯一の運命の人!」なんて太鼓判を押す女性は男性からしたらひとりよがりでしかない。
ものすごく直感に優れている女性であると男性が思っていないかぎり、そこに信ぴょう性などない。“なんとなくこう”という感覚やフィーリングを大事にする女性とは異なり、男性は「理論なきもの」「科学的でないもの」などをバカにする傾向がある。「なぜその人が運命の人なのか」を論理的に説明できないのならば、そのフレーズは封印しておいたほうが無難だろう。

“自分のアタマでモノを考えられないの?”


「女の子に瞳をキラキラさせながら『あなたって私の運命の人なんだって!』『こないだ占ってもらったらあなたが運命の人だって言われた』なんて言われてもうれしくもなんともない。それどころか『くだらないことを誰かに吹き込まれてうのみにしてんのか……』とか『占いになんてハマってるのか?』と、いずれにしても自分のアタマで考えることができない子なのかって一気に冷めちゃう。
それに人の言いなりになる子や人をすぐ信じて疑わない子って依存心が強いから、のちのち面倒臭いことになるって、目に見えている……。特に『この占い一緒にやろうよ~。質問するから答えて』とか女性雑誌を持ってこられたりするのもドン引き。自分は会社を経営してるからか、けっこう女の子たちが寄ってくるけど、“運命”とか“宿命”って単語を出した子はみんなそれきりサヨウナラ」(40代・会社経営)

――恋愛において“自分の言いなりになる従順な女の子”を求める男性は案外少ないもの。男性は“メディアの情報に流されず、人の言葉に惑わされず、自分の言葉で話せる女性”に一目置くもの。他人から得た知識や人の受け売りをすぐ信用しそれを垂れ流す女性を“薄っぺらい女”と見なすものなのだ。
それが“占い”から得た言葉ならなおさらである。
彼氏とデート中、あなたは「ねえねえ、あそこで占いやってるよ。ちょっと見てもらおうよ~」なんて誘っても彼は「なんでそんなモノに頼らなきゃイケナイの?」「そんなことに金払わなきゃならないの?」と乗り気になってくれない……なんてことがいい例だ。

“運命の人”というフレーズは、あなたが言うのではなく言わせるもの


女なら「君が運命の相手だ」と言われれば大喜びするであろうが、根拠を連ね理屈を説明するのが難しい「運命」というフレーズは男性側からすれば不確かなものでしかない。

「コレは絶対運命!」なんてことを大真面目に言われれば言われるほど、男性たちをうさんくさがらせてしまう “禁断のフレーズ”なのだ。

だから、もしあなたが相手の男性を「このひとこそ……!」「もうこの人しかいない!」「こんな運命ほかにない!」と思ったとしても、その思いは口に出さずグッとこらえるべきである。

「運命の相手」「運命の恋人」というフレーズは、こちらから言うよりも逆に相手から言わせるべきである。
感覚で物事を捉えない男性にそう言わせるのはなかなか根気のいることともいえるが、だからこそやりがいがあるとも言えよう。
男性は漠然としたことやなんとなくの感情論がキライでも“確信”さえ持てればいいのである。
つまり「ほかにはちょっといない女性」「これまでとは違う女性」にあなたがなれたとき、男性は「コイツこそただひとりの俺の女!」と思ってくれるのだ。
「君こそ運命の人だ」……ほとんどの女性は一生涯のうちになかなか聞けないこのセリフを、あなたはぜひとも愛する男性に言わせてほしい。
「俺たちはこうなる運命だったんだ」……とあなたの最愛の男性と結ばれてほしい。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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