男性に聞く“長続きする恋と短命に終わる恋”の違いとは!?

「イイ感じになった人と付き合ってみたけど、2~3カ月しか続かなかった」
「いつも短期消滅を繰り返してる……元カレの名前もロクに覚えていない」

“別にイイや、すぐに別れても……”なんて思いながら男と付き合う人はごく少数のハズだ。若い頃のお気楽お手軽な恋愛とは違ってたいていの女性は「今度こそは……!」という思いを抱きながら“いまの恋に賭ける”ものではないだろうか。

今回は「男性に聞いた長続きする恋と短命に終わる恋の違い」を書いてみたので、こんどこそは長く続くすてきな恋愛をゲットしてほしい。

目次

1.最初から飛ばし過ぎない


・「自分の場合、すぐに終わっちゃった付き合いを振り返ってみると、“最初はメチャクチャ盛り上がってた”“舞い上がりすぎてた”っていう共通点があります!! すんごい自分好みのルックスの子を彼女にした時は、『きょう何してたの?』『早く会いたい』みたいなLINEをバンバン送りまくってた(笑)。でもやっぱ時間がたつとその情熱は落ち着いちゃって、そのことを『もう冷めちゃったの!? ヒドイ!』『前はあんな優しかったのに、私を愛してないの?』とか言われて面倒くさくなっちゃう……。今の彼女はもう3年続いてるけど、最初から穏やかな関係でしたね」(30代・販売)

――もしかしたら“ひとつの恋に注ぎ込める情熱の総量”は、実は定められているのかもしれない。全体で100しか費やせないものを、最初の三カ月で80も使ってしまえばあと維持することができない……というワケだ。

“激しい恋心”はやがて必ず落ち着くもの。それはごく自然な形であり、本当のことろ“冷めた”ということではなく通常に戻っただけ……今までが“異常”過ぎてただけなのである(笑)。
最初の頃その求愛に脳や体が慣れてしまうと互いに物足りなさを感じてしまうもの。

ヒートアップしすぎの恋など継続しない。しょっぱなからアクセル全開で飛ばすより恋は“細く長く”を心がけるべし。

2.毎日連絡をしなくても平気


・「『なんで連絡くれないの!?』って責め立てる女は、どれだけ美人でもウザい。男って絶対女の人よりマメじゃないし、ぶっちゃけ返信できる状態であってもつい後回しにしちゃったり、LINEとかメールとかすぐに返したくないときもある! 『打つのにそんな時間なんてかからないじゃない!』『返事なんてすぐ寄こせるものでしょ?』『ちゃんと返信くれなきゃイヤ!』って女とその先ずっと続くことは絶対にない」(20代・整備)

――これはメールを打つ回数や返信速度が大きな問題ではない。カップルにおける“距離感”の問題である。
短命に終わるカップルは毎日連絡を取り合ったり、しょっちゅうやり取りをしてグイグイ距離を詰める。そうすると適度なパーソナルスペースが保てなくなり、お互いいつしか息苦しくなってしまうのだ。

「彼をある程度放っておいても平気」「LINE既読されてても気にしない」のは男性への信頼のあかしでもある。

“毎日連絡とらなきゃ気がすまない”“メールの返信にこだわる”のはそれだけ相手を信用していないこと。つまり長続きするハズもない、ということなのだ。

3.ガマンの分量が同じである


・「以前、俺には不釣り合いなほど“格上”の女と付き合ったことがあった。業績悪化の一途を辿るブラック企業勤めの俺と違い、彼女は誰もが知るメーカーに勤めてて、ルックスも収入もかなり上……。そのせいかちょっと高飛車なところがあったんだけど、『こんな自分と付き合ってくれてるんだから多少のワガママはしょうがない』『他の男からもすごいモテてるんだろうし……』って思うと何も言えなかった。でも、その“ガマン”がだんだん積もり積もってきて、耐えきれなくなって……最終的に俺の方から逃げ出した。こんどは“安心できる女”“無理しなくてもいい女”と付き合いたい……」(30代・システムエンジニア)

――一見うまくやっているように見えるカップルでも、「どちらかの一方的な辛抱や犠牲の上に成り立っている関係」は早々に破綻するのである。

特に格差がある恋愛は「自分が相手に合わせていれば……」「自分が黙ってさえいればうまくいくんだから……」と相手の意見を受け入れてなんでもかんでも許してしまいがち。そして「耐えさせている側」「我慢させている側」は相手が苦しんでいることになどまったく気付かず、ワガママぶりが増長することがほとんど。

初期のうちに耐えがたいことに対して「それはできない」「それはムリ」ということができなければ、長く続く関係など夢のまた夢なのだ。

対等でない恋は続かない


長く続くかすぐに終わるかは“釣り合い”が取れているか?にかかっている。

情熱の有無、メールやデートの回数、相手への手間の掛け方、時間の使い方、そして出費などにおいて“どちらか一方に過重な負担がかかっている恋”“お互い対等でない恋愛”は決して長続きすることがない、と言えるだろう。

「自分はこうなのに相手はこうじゃない」
「相手の意見ばかり押し付けられている」
「なんか俺ばっかソンしてるじゃん」
と感じるとき、男性はその恋を「もういいやこんなもん」と惜しげもなく手放してしまうものなのだ。

「彼には負担をかけたくない」「私が彼に合わせなきゃ」と気づかう思慮深いイマドキ女子も多いだろう。けれどその“辛抱”や“我慢”も対等でないとあなたの心は持たず、その恋は必ず破局に向かう。

釣り合いの取れた相手、“お互いさま”と笑いあえる相手こそが長く続く恋のひけつなのだ。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

関連記事