低収入な女ってどうなの? “低スペック女子”に対する男の本音

最近、読者のある女性からこんな相談を受けた。

「私は就職活動に失敗し、いま派遣でほそぼそと食いつないでるいわゆる“低スペック女子”。イイ年して年収は200万あるかどうかみたいな感じで、実家暮らしでなきゃとても暮らしてゆけない。最近の男性は結婚してからも共働きを望む人も多いし、妻の収入をアテにしている男性もいるみたい……婚活とかの場でも『あ、正社員じゃないんだね……』『親と一緒に住んでるの?』みたいにちょっと引かれることが多い気がする。こんな私でも恋や結婚ってできるの!?」(30代・派遣社員)

――続く不況のさなか、「これはひとごとではない」と思う女性も多いのではないだろうか?
今回は「男性から見た低収入女子へのホンネ」を聞いてみたので、お悩み解決に役立ててほしい。

目次

やっぱちょっと引く派……「結婚してからも稼いでほしい!」


・「女の人も男に対してそう感じるんだろうけど、『職を転々としています』だとか『お給料があんまりなくって~』とか言う子をみると男だって引くよ。“まともな仕事に就く能力がなかったのか?”とか“将来のことなんにも考えなかったのか~”とかその子の人柄を疑っちゃうし、なんかあった時全力でこっちに寄りかかられそうで怖い……(笑)。まぁ同じくらいのルックスだったら、男でも年収の多い子のほうへ間違いなく行っちゃうと思いますよ」(20代・銀行)

・「自分の給料だけじゃ不安があるし、女の人にだって結婚後も少しでもいいから稼いでほしい。そう思ってる男はかなり多いだろうね。仕事や職が不安定な女の子って、自分の印象だけどそういう子ほど男に求めるレベルが高いような気がするよ。『年収800万円以上じゃなきゃイヤ!』とか……。男だってこの先なにがあるかわからないからね、自分の力で稼ぐことを知っている人と一緒になりたいです」(30代・プログラマー)

――「正直、女性も稼げるほうがイイ派」の意見がこちら。イマドキ男子はとても堅実で合理的。夢より現実を見ているものだ。己の能力や将来性もわきまえているので「一馬力だけじゃやってゆけない」という不安のほかに、「なんで俺だけが寄りかかられなきゃいけないの?オマエも稼げよ」という平等観念も発達している。
年上男性でなくイマドキの男性をゲットしたいならば、やはり女性側もキチンとしたスペックをもっていたほうがよい……ということだろう。

特にこだわらない派……「目的がハッキリしていればOK!!」


・「以前婚活パーティで、“私はフリーターだけど結婚したら専業主婦になりたいんです!”って女性に出会ったことがあった。フツーはそんなこと言ったら婚活の場では敬遠されがちだけど、なぜか彼女はモテモテ。なぜなら『私は家事が大好きで料理もすごい得意! 結婚したら家事と子育ては全部やるし、男性側の実家ともちゃんと付き合う。何より男性が稼いできてくれることに心から感謝します!』ってスタンスだったから、嫌な感情は持たなかった。収入がある男なら誰だって彼女みたいな人と結婚したいよね。その女性は実際そのあとちょっとした玉の輿にのったみたい。自分が稼げないならその分家のことはぬかりなくやってくれるってのはいいよね」(30代・公務員)

・「前知り合いに、脱サラしてカフェやりたい!って子がいた。彼女はアルバイトしながら調理師の資格を取ったり経営の勉強とかしてたから、経済的にはいつもキツキツっぽかったけど、いつも彼氏を切らさなかった。実は自分もひそかに彼女を狙ってたひとり(笑)。夢を追っかけてる女性って輝いてる。エネルギッシュで逞しくてイイし、あわよくば大成功して俺をラクさせてくれそう!?なんて期待も出来るしね~」(20代・IT関連)

――「女が無職でも低収入でもあんま気にしない派」の声がこれ。たとえマトモな仕事につけていなかったとしても、将来の見通しや目標がハッキリしていてそれに向かって努力しているのならOK……というワケだ。
他にも「親の介護だとか勤め先がブラック企業で退職せざるを得なかったなど、“低スペック”に陥った理由がハッキリしているならまだ安心できる」という意見もあった。いま「収入が低い……」「ロクな仕事がみつからないけど彼はほしい!」という女子はぜひ参考にしてほしい。

収入がないなら、それに代わる魅力を身に着けるべし


もしもあなたが今現在望み通りの仕事に就けていなかったり、思うような給料を貰えていないけれど「恋はしたい……、結婚したい……」という場合は、「収入に代わるような魅力」を身に着けるべきである。

女だろうが男だろうが、「高収入な人間」「稼げる人間」というのは一目置かれる。
男たちは“高収入女子”に向かって「女のくせに生意気」「俺より稼ぎやがって」「なんかコンプレックスになりそう……」なんて内心ジェラシーを抱かれることもあるかもしれない。
しかしある程度収入がある女性は婚活の場において、仕事が不安定な低収入女子より選ばれやすいのである。

――ならば「いま仕事が安定していない」という女性は、“その不利な点を埋め合わせるためのアピール”をしなければならないということになる。
“収入がない・稼げない代わりの代用品”である。

ルックスを磨いてものすごくイイ女になるのも手だし、家事や料理のウデをうんと上げてみる、健康やお金の管理がデキる……なんてのもアリだ。

「これだけは誰にも負けないわ」
「これは私の得意分野なの!」
「おカネは稼げないし稼ぎたくないけど、その代わり○○ができる!」
という自分のウリを出すべきである。

自分がちゃんと仕事に向き合ってこなかったのに“男に求めるものだけはいっぱし”では恋も結婚も手に入るはずはない。

恋も結婚もギブ&テイク。男女双方に何らかのメリットがないと成り立たないものなのである。
“不安定な仕事”の代わりに「私にはコレがある!」と言えるものを身に付けよう!
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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