突然「距離を置きたい」と言ってくる男性の心理

「ちょっと俺たち距離置かない？」

彼からこんなことを言われた経験のある女性はいませんか？　いきなり距離を置きたいなんて言われてしまうと「これって別れ宣言？」「彼の考えていることが良く分からない……」とヒヤッとしてしまいますよね。

そこで今回は「距離を置きたい」と言ってくる男性の心理についてリサーチしてみました。

1.別れたい

・「俺の中では『距離を置きたい＝別れたい』ってことですかね。ただいきなり『別れよう』なんて言っても女性って絶対納得してくれないと思うので……。実際に10代の頃は彼女に飽きるとすぐに『別れよう』と言っていたのですが、逆に彼女を逆上させてしまうことが多かったんですよね。今ではその経験を活かして徐々に距離を置きつつ、彼女が俺がいない生活に慣れてきた頃に『別れよっか』って言うようにしています。そのほうがお互いにイライラしなくて済みますよ」（30代／男性）

・「今まで元カレから『距離を置きたい』と言われた後に、もう一度二人の関係がうまく行った試しがない。なので付き合っている彼から『距離を置きたい』と言われたら『あぁ……この人とはもう別れるんだな』って思っています」（20代／女性）

距離を置いている間に彼女が他の男性とイイ感じになっていても文句は言えないもの。そもそも相手を手放したくないという思いがあれば、彼も「距離を置こう」なんて口にしないはず。「別れ」を意識しているからこそ、ひとまず彼女から一歩離れたいと思うのかもしれません。

2.キープ

・「一緒に行った合コンで知り合った男性とお付き合いをしたA子。なのでその彼氏は一応私とも知り合いなんです。そんなA子の彼氏が『今は仕事に専念したいから、一旦距離を置かないか？』とA子に提案したそう。A子は酷く憔悴しきった顔で『私何かしちゃったかな……。でも仕事がひと段落したら迎えに来てくれるよね！』とひたすら彼を待っていた。私も『そうなんだ……。彼戻ってきてくれるといいね』とA子を励ましていたのですが……。
なんとその彼氏はA子と距離を置いている間に『最近暇なんだ！　俺とご飯食べに行かない？』と私や他の合コンメンバーに連絡してきた。もちろん事情を知っている私たちはその連絡をフルシカト。『俺って誰からも相手にされないんだ……』と悟ったらしいその彼氏は、再びA子のところへ戻っていきました。『彼氏が待たせてゴメンだって！　やっぱり忙しかったんだなぁ～！』と無邪気に喜ぶA子を見て、とてもじゃないけれど本当のことは言えませんでした……」（20代／女性）

「彼女とのお付き合いもマンネリ化してきたし、もう少し他の子を物色したい。でも帰る場所はとりあえず残しておきたい」というタイプがこちら。彼を信じて待っている女性側からしても、裏切られた気持ちがしてしまいますよね。普段彼が女性とどのような接し方をしているのかというのも、重要な見極め方法となりそうです。

3.冷静になりたい

・「仕事が忙しすぎて彼女との時間が作れなかった時に『ちょっと距離を置きたい』と提案したことがあります。その際は『自分の都合で彼女に迷惑をかけること』『落ち着いたら必ず連絡をすること』『決して別れたいわけではないこと』を彼女に伝えました。その空白の時間があったからこそ、今では彼女を心から大切にしたいと感じるようになりました」（30代／男性）

彼女と末永く付き合っていきたいからこそ「今は距離を置くべきだ」と考えることもあるそう。お互いに距離を置くことに納得しているのであれば、このチョイスは悪くないのかもしれません。

男女ともに「距離を置きたい」というフレーズは覚悟の上で使うべき

「距離を置く」というのは恋人同士でも友達でもなく、いわば「宙ぶらりん」の関係。まずは彼がなぜ距離を置きたいと感じているのか探ってみましょう。

もし“こっちがうまく立ち回ることができれば修復可能” なのであれば余計なことはせず、彼の気持ちを優先させて行動するのが良いでしょう。

逆に“どう頑張っても彼の気持ちは別れに向かっている” という場合は、「距離を置こうなんてうやむやな言葉でしか別れを切り出せない男なんてこっちから願い下げだわ」と女性のほうからフェードアウトしてしまいましょう。

また彼から「距離を置こう」と言われたことで、あんなに好きだった彼への気持ちがスッと冷めてしまうことも。これは男女が逆転しても同じことがいえます。つまり「彼に構ってほしい」「私の存在を思い知らせてやりたい」という思いから、男性に「距離を置きたい」と切り出すのはかなり危険だということ。

「距離を置く」というフレーズは「彼がいつ居なくなっても後悔しない」という時だけ使うようにしましょう。
（和）