お金がかからず即試せるメイクの小技3選 知らないと損! 

きれいになるには新しい物が必要。ファッションもコスメも、旬なアイテムを持っている人が美人になれる! ――と信じている美容貧乏女子に朗報です。

「きれいに必要なのは、コスメよりテクニックです」というのは、プロのヘアメイクアップアーティスト、長井かおりさん。長井さん曰く、すでに持っているメイクアイテムの使い方を見直すだけで、今すぐ劇的に好感度がアップするって。

「みんな、コスメの使い方を知らないから、可愛さを引き出せてない! それって、すごくもったいないこと。実は、ほぼ0円できれいは作れるんですよ」

そう言われても、プロしかできない難しいテクなのでは? と思ったら大間違い。不器用な子だって、すぐにできちゃう簡単テクを3つ教えてもらいました。

目次

マスカラの首は折って使う


マスカラの首部分を折り曲げることでまつ毛の角度にマスカラの毛がしっかりフィット
マスカラの首部分を折り曲げることでまつ毛の角度にマスカラの毛がしっかりフィット

「最新のマスカラは、機能性や材質がどれも良いものが出揃っています。プチプラコスメでも機能性は十分。ただ、使い方が下手で、毛に材質が絡んでない、まぶたや目の下についてしまう、残念女子が多いんです」

――写真のようにマスカラの首部分を折って使ってみると……。驚きっ! 同じ商品なのに、めちゃくちゃ塗りやすい!

「まつ毛の角度にマスカラの毛の部分がしっかりフィットして、根元から毛先へまんべんなく塗れるんです」
ただマスカラの首を折るだけで目がぱっちり。もう、目を大きくするための苦労はしなくても良さそう!

唇山のパールで女っぽさを手に入れて


唇に立体感が出て、セクシーな印象に
唇に立体感が出て、セクシーな印象に

次に取り出したのは、アイシャドウのパレットにほとんど入っているパールホワイト(もしくはパールピンク)。なかなか減らないカラーだなーと思っていたら、これが意外なことに役立つとか。

「パールホワイトをアイシャドウチップに取り、唇の山部分だけをちょっとなぞります。これだけで唇に立体感が出て、セクシーな印象になるんです」

 それだけ? と信じられないかもしれないが、やってみると本当に顔全体の雰囲気も変わるから不思議。パール効果でツヤっぽさもあり、女性らしいリップが完成! 唇が薄い、形がイマイチ……とコンプレックスに思っている子も、テクニック次第でどうにでもなるのです!

ビューラーのゴムは劣化前に変えるべし


こんな風に、ゴムが割れたり浮いたりしているのは絶対にNG!
こんな風に、ゴムが割れたり浮いたりしているのは絶対にNG!

みなさん、ビューラーのゴムって替えられるのを知っていましたか? 「私のレッスンでも、古いゴムのまま使っている人がほとんど。ビューラーのゴムを没収される方がたくさんいるんです」

ビューラーのゴムは、ちょうどまつ毛を挟む部分。ここが劣化していると、まつ毛は抜けるし、しっかり上がらないそう。「弾力がある新しいゴムで挟めば、ギュンギュン力を入れてビューラーで挟まなくてもいいんです。軽い力で、ふわっと簡単にまつ毛が上がります」とも。

「挟むと痛い」「まつ毛が抜ける」「まつ毛が上がらない」という人は一度、ゴムを見てみて。「ゴムに亀裂が入っていたら替え時です。その亀裂にまつ毛が挟まって抜けるし、弾力がないから力が入るし、上がらない!」。しかも、替えゴムはだいたい100円前後。たったの100円で世界が変わるなんて安い! 
お金をかけなくても、きれいは手に入る! 大切なのはコスメじゃなくてテクニックということですね!

参考:7月1日発売 長井かおり『 必要なのはコスメではなくテクニック』より

この記事を書いたライター

長井かおり
ヘアメークアップアーティスト。雑誌・広告・映像などの第一線で、モデルや女優のヘアメイクを手がけるヘアメイクアップアーティスト。全国で一般女性向けのメイクレッスン講師としても活動。 著書に『~周囲がざわつく自分になる~必要なのはコスメではなくテクニック』(ダイヤモンド社)などがある。

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