彼女よりも自分の時間優先!? だけどさみしがりやなひとりっ子男子のトリセツ

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「ひとりっ子男子」に恋した経験はありますか? 男性という生き物はただでさえ不可解なものなのに、ひとりっ子属性が加わってしまうと、もはやお手上げ状態……。そんな話をちらほら耳にします。

バラエティ番組などで取り上げられている通り、ひとりっ子って独特なものです。けれど、「ひとりっ子って面倒……」なんて引かないで! 彼らには彼らなりの世界観があり、そこを理解すればグッと距離は縮まるんですから。ひとりっ子男子を見捨てないで! ……ええ、何を隠そう、僕自身もひとりっ子なので、これまでにいわれのないレッテルを貼られ続けてきたんです。

そこで、ひとりっ子男子の恋愛ライフ向上のため、そして彼らに恋する女性陣のために、「ひとりっ子男子のトリセツ」をお届けしようと思います。

ひとりの時間を大切にする


ひとりっ子は、基本的にひとり遊びが得意です。それは幼少期、ひとりでいることが多かったから。家族や親戚をはじめとする大人に囲まれ、子どもといえるのは自分だけ。そうなると必然的に、ひとりの時間を楽しむ能力が培われるわけです。

それは学生になっても一緒。小学校、中学校、高校、大学と同世代の人たちと関わることが増えていっても、ひとりでいることはあまり苦ではありません。少し前、“便所飯”なんて言葉が取り沙汰されましたが、ひとりっ子からするとあれも不思議なもの。「ぼっちだと思われるのが恥ずかしいから、トイレでご飯を食べる」なんて、考えられない。ひとりでご飯を食べることの何が悪いのだろう、としか思えません。むしろ、毎日誰かといることの方が疲れてしまいます

それは恋愛においても同様。それまでひとりでいることに慣れていたひとりっ子にとって、彼女というものは家族以外ではじめてできた、親密な関係性を持つ存在。だからこそ、時々思うんです。あ~……ひとりになりたい――。

僕も昔、お付き合いしていた方にデートに誘われた時、こんなことがありました。

彼女「ねぇ、明日●●に行かない?」
僕「あ、ごめん。その日は、家にいたいんだ」
彼女「何か予定あるの?」
僕「いや、ただ家にいたくて」
彼女「じゃあ、おうちデートにする?」
僕「あ、いや、ひとりでいたいんだよね」
彼女「!? !? !? !?」

この後の展開は言わずもがな。ええ、めちゃくちゃ怒られました。「私のことが大事じゃないの」「もう好きじゃない?」「浮気してる!?」などなど……。いや、そうじゃないんです。ただ、ひとりでいたい。それだけなんです。

もちろん、彼女との時間は大切。だけど、それと同じくらい、ひとりの時間も大切。ひとりっ子男子は、そう考えることが多いので、そこを理解してもらえると非常にありがたいです。

ただし、だからといって放置プレイは厳禁。ひとりでいることが好きなくせに、放っておかれるのはさみしいんです。そう、とっても面倒な生き物ですね。

ひとりっ子男子とお付き合いするうえで重要なのは、距離感。これに尽きるかもしれません。過度にベタベタするのではなく、お互いの時間を尊重し合いながら、程よい距離感を保って付き合っていく。そうなれば、自然と良い関係が築けるでしょう。

恋愛において、とても不可解なひとりっ子男子。けれど、その生態を知れば、きっと魅力的に見えてくる……はず! 
(五十嵐 大)

この記事を書いたライター

五十嵐 大
ライター/エッセイスト。インタビューや書評の仕事がメイン。ゲームやマンガの世界に逃避しがちな、引きこもり系男子です。

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