第一印象が“最悪”な男こそ、理想の彼氏になる理由

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恋愛が長続きしているカップルや結婚に至っている男女に、最初に出会った時の相手の印象を聞くと、「全然好みじゃなかった」、「むしろ嫌なタイプでした」、「第一印象がすっごく悪かった」……という回答が多かったりする。

最初は相手に「嫌な印象」を持っていたにも関わらずその相手が「好ましく」なるとは、何とも人の思いというものは面白いもの。

しかも、第一印象がたとえ最悪でも“恋に発展する”ことさえあるのだ! そう、こんなふうに……。

目次

1.ぶっきらぼうの男性こそ、実は男の中の男!


・「数年前、大学時代に私がコンビニでバイトをすることになった初日。初顔合わせで店長から紹介された1つ上の男性スタッフがめちゃめちゃ感じ悪くて……。こっちが『よろしくお願いします』って深々と頭を下げてもツンケンしていたし、私を近づけないオーラー満載……。その後も私の方からあいさつしても首を立てに少しばかり振るだけで言葉では返してくれないし、いつも無愛想で“ほんとあり得ない!”って思っていた。でも、彼の接客ぶりを見ていて気づいたのが、お年寄りへの気づかいがハンパないってこと。彼は年配の方々にはすごく優しいしウケが良い! そこでわかったのが“若い女に優しい男”なんかより“おばあちゃんに優しい男”の方が人として信用できる!! ってこと(笑)。もちろん今、その彼と付き合っています!」(20代・旅行代理店)

――自分に対してよりも自分じゃない他の人への対応をみたときの方が“その人の人間性が顕著に現れる”こともある。
自分に対して優しい男よりも、子どもやお年寄りに優しい男こそ本物であろう。

女に対して優しい男は他の女にも同じことをするものだ。その優しさは決して本物でなく、女にちやほやすることで自分がその先いい思いできることしか考えていない。

とっつきづらい人間というのは“利益”を求めて行動などしない。“女によく思われたい”“女に好かれたい”などという策略など持っていないのだ。つまり、「ぶっきらぼうな彼こそ男の中の男だった」ということもあり得るのである。

2.一匹狼タイプの男性は、自分に厳しい“信頼のおける人”


「プロジェクトチームのリーダーになった上司は、とにかく頭が切れる男だとはうわさに聞いていたけれど、いつも一匹狼でした。誰かとつるんでいるところも無駄話しているところも笑ってるところも見たことはないし、ランチの時も他の社員と肩を並べている様子もなく……。女子社員の間では『人を小馬鹿にしているようなあのクールな目や淡々とした話し方が嫌なのよ!』『“俺はおまえらとは違う”っていう雰囲気を出しているよね』などと悪く言われていました。私も“冷やかな彼”にすごく隔たりを感じていて苦手だったんです……。でも一緒に仕事をしていく中で彼の魅力に気づいたんです。仕事に対して決して妥協しない根気強さやクライアントに対しての誠実さ……私はいつしかそんな彼の仕事に対する姿勢を見習っていました。チームが解散するときは『この人は心から尊敬できる』と、私の気持ちはすっかり変わっていました。それが今のわたしの旦那サマです(笑)」(20代・広告)

――人は仲間やグループに属さない人間に対し距離感を感じるものだ。しかし、「つるまない人」というのは自分をちゃんと持っている自立した人間とも言える。

「群れる」という行為は一見“和を乱さない協調性のある人間”“社会性のある人間”のようにも思えるかもしれないが、「ひとりじゃ何もできない」「ひとりでは自分の能力を発揮できない」ということ。そして「人が頼れるリーダーにはなれない」ということでもある。

単独行動の男性というのは、できないことを人のせいや会社のせいにしたりはしない。自分で自分の意思を持ち、自分の行動に責任を持っている。そこには曖昧さやいい加減さなどない。人にも厳しいかもしれないが、自分にはもっと厳しい“信頼のおける人”である。自分を人に認めてもらいたい人間というのはいつも話したがる。しかし、一匹狼は周りに公言して動くのではなく常に無言実行。クールな男性というのは口先でなく黙々と仕事をこなすのだ。

3.目つきが鋭い強面の男性が“ヒーロー”であることも!


「友達に紹介された彼……初対面の時はもうビクついたのなんのって! なんというか竹内力さんとか哀川翔さん、的場浩司さんのようなオラオラ系のタイプで眼力はあるわ、存在感はあるわ、着ている服もアッチ系に見えるわで、ただただ怖いヒトだった……。『この手のタイプとは絶対付き合うとかないわ~』と思ってはいたけど、友達の手前すぐには断れず次も会うことになっちゃって……。で、デートの定番のテーマパークに行ったんだけど、その日は休日で園内は激混み状態! でもそこで彼の正義感や男らしさを感じとっちゃったんです(笑) 彼は私に対面からぶつかってくる男性から私をかばってくれたり、どんくさい私の前に割り込みをしてきた人に『ルールは守れ!』と堂々と制してくれたり……。かと思えば、イベント・ショーの時には後ろにいる子ども達に『おい、こっち来い! こっちの方がよく見えるぞ』なんて席を譲ったりして……。すごく人間味のある人なんだと感動。『絶対あり得ない!』と思った人だったのに『付き合うならこういう人だ!! いや、結婚するなら絶対こういう人だ!!』と確信。人って本当に不思議なものですね(笑)」(30代・美容)

――「人は見た目が9割」などと言われるが、その見解は間違っていることもある。見た目だけがその人のすべてではない。人は“見た目”だけでその人に対し、勝手にキャラを決めつけていることもある。目つきが鋭いとか強面の人が「本当に悪人」というワケではない。その人は、実は悪役でなく“ヒーロー”かもしれないのだ。

その人の中に“正義”が見えたとき、その人の“人間味”に触れたとき「“見た目がちょっと”……の絶対付き合うはずがないと思ってた相手」は「ステキな人」へと変わるのだ。

仮に“いくら見た目がタイプ”であっても、強者にこびへつらい、弱者にえばるような男となど、長くは続かないだろう。

第一印象が悪い人にこそ恋が芽生える!?


初めは「なんだこの人……」と思っても、「なんだ、この人ホントはいい人じゃん」と変わるのはその人の隠れていた真実に触れたときだ。

人は見た目や第一印象で簡単に相手をジャッジし、イメージを自分の中に植え付けてしまうもの。
「なんか感じ悪い」「冷たそう」「見た目がちょっと……」という相手になど、はじめから恋心など抱かないのは普通なのだが、その「第一印象」こそ自分のただの思いこみだったりするのである。

たとえ、第一印象は愛想がよく親しみやすく、一緒に居てすごく楽しい相手であったとしても、あなたが良いと感じたその人の“それ”は、ただのこびかもしれない。社交辞令や口がうまいだけなのかもしれない。
一番最初に好感を持たれる人間というのは人からよく思われたいから、また自分のためにそうしているのかもしれないのだ。

だからこそ、見せかけの好感触、まやかしの「人の良さ」や「優しさ」にだまされないでほしい

最初は全く隠れていて見えなかった部分、「本当はこういう人だったんだ……」こそ“その人の真実”であり、“その人の本来の魅力”なのである。

第一印象で得た情報だけで男の良し悪しを判定してはならない。ぜひ、あなたのまわりにいる“第一印象の悪い男”をどうかもう一度見直してみてほしい。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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