彼氏ができて急に疎遠になった女友達との付き合い方

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毎日のように一緒に遊んでいたのに、彼氏ができて急に疎遠になってしまった――。女友達との関係では、時々そうしたことがありますよね。幸せな出来事とはいえ、急に疎遠になるとやはり寂しいですし、一方的な態度をされると、なんだか恨み節を言いたくなってしまうことも。そんなときは、どんなふうに気持ちや態度をもっていくといいのでしょうか。

目次

「お幸せに」と思えないときは、「今は自分の心が元気じゃないのだな」と気付こう


「彼氏ばかり優先するなんて薄情だ」と思っても、それを口に出して許されるのはせいぜい学生時代まで。社会人になってそうした言動をすれば、逆に周囲から愛想を尽かされてしまうことのほうが多いかもしれません。

大人になれば「自分のした行動の責任は自分で取る」という無言のルールがあるもので、誰かと疎遠になる自由もあれば、そうする人と距離を置く自由もある、という感じになってきますよね。

そう考えれば、「彼女にとってはうれしいことだもんね。お幸せに」と迅速に執着心を手放すのが一番賢いスタンスと言えるでしょう。あまり身勝手な態度をされて腹が立つならば、「そういう部分も含めて彼女が好きか、友達でいたいかどうか」を、その際に考え直してみるといいかもしれません。

どうしても「お幸せに」と思えないときは、むしろ自分の心の状態に焦点を当ててみて。「今の私は、人の幸せを喜べる余裕や元気がないのだな」ということに気付き、日々や心の充実に取り組むのがおすすめです。今の自分の人生が「これでいい」と思えないならば、どういう行動をすれば思えるようになるのか。その行動をするのが難しいと思うならば、どういった気持ちを手放すと、心が楽になるのか――。

もちろん、人生すべての願いがかなうわけではないですし、他人をうらやむ気持ちも完全に消せないのが人間ですが、「ポジティブな人生をおくりたい」「すてきな大人の女性になっていきたい」と思うならば、ネガティブな感情を整理し、できるだけ“自分の心が楽で元気でいられる術”を見つけていきましょう!

気軽に遊べるフリーの友達が少なくなったときは?


友達の恋愛成就や結婚を心から喜べたとしても、現実的に気軽に遊べる友達がいなくなると、やっぱり少し心許ないですよね。友達とは仲が良いままでも「なんとなく気軽に誘いにくくなる」「以前のような頻度では会えない」ということも起きてきます。そんなときは、以下のような心がけがおすすめです。

1.「今の自分に合った友達」を探しに行こう。必要なければ“ひとり上手”になるのも吉


人間関係は永遠ではありません。くっついたり離れたり、いつかまたくっつくこともあります。誰かと疎遠になったときは、「今の自分に合った友達」を探しに、また新しい場へ出かけていきましょう。心を開いてさえいれば、新しい友達は必ずできます。もちろん、無理して作る必要もありません。ひとりで過ごせる、それも楽しいと思える時期は、ひとり行動を大いにエンジョイしてみるのも吉。その日々のなかから、自然にまた気の合う人が現れてくることもよくあるものです。

2.「会いたい気分になれないときは会わない」スタンスになる


そうこうしているうちに、昔は仲が良かった友達から、何だか心が離れてしまう時期が来ることもあります。「最近、彼女と話したいことがないな」「あっちの都合で会おうと言われるばかりで、少し苦痛だな」などとネガティブな気持ちを抱いてしまうようなときは、自分の意思で「会わない」という選択もしていきましょう。お互いが楽しいと思いあえない関係は、結局お互いを幸せな気持ちにはしません。

とはいえ、「縁を切る」なんて極端な行動をする必要もありません。その時々の気持ちで対応をしていこう……ということですね。また時がくればお互いを必要としあって親密になることもありますし、定期的に会わなくても壊れないのが友情のいいところ。今の自分が最も「楽しい、幸せ」と思える関係を優先していきましょう。

3.今の自分にやってくる「人生の波」に乗ってみよう


以前、周囲で結婚のニュースが続いていた時期に「私は最近、恋愛は全然だめ。仕事でばっかり良いことがあるけど、今はそういうタイミングなのかもな〜」なんて笑い飛ばしていた友人がいました。彼女はそうしてマイペースに人生を進めた結果、数年後に恋愛でも仕事でも満足いく結果を手にしていました。

「こんなはずじゃない」と抗ったところで、うまくいくときはうまくいくし、うまくいかないときはうまくいかない。それが人生の常でもあります。目標に向けての努力をすることは大切ですが、大きな“波”のようなものに逆らわないでいてみるのも一案。急に遊べる友達が少なくなったときも悲観せず、「友達とワイワイやる時期じゃなくなったんだな〜」なんておおらかに考え、今の自分に寄ってくるものを大切にしよう、と心がけていくのもおすすめです。

女性は恋愛や結婚への思いが大きい人も多く、その影響で大きな環境変化が起こることもあります。人生の時々で“大事なもの”も変化しやすいですが、それもすべてお互いさま。価値観が変わってしまった友達をうらやましく妬ましく思ってしまうときは、「でも彼女のほうだって、実はこちらの持っているものをうらやましいと思っているかもしれないしね!」なんて考えてみるのもいいと思います。女友達との関係で悩んだときには、ぜひ上記、参考にしてみてくださいね。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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