婚活がうまくいかない原因は男性を条件で判断する女性にあり!?

「このままじゃだめ!」と自分を奮い立たせ、重い腰を上げて婚活イベントやお見合いパーティーに参加してもうまくいかない……。婚活サイトや出会い系のアプリに登録し「今度こそは!」と手に汗握り男性と会ってみたものの続かない……。

そう、ただ「出会いさえあれば」とか「数撃ちゃ当たる」というほど、婚活は甘くはない

今回は婚活している先輩女子たちにインタビューしてみた。人のふり見て我がふり直すべく、彼女たちの失敗談から学んでみよう。
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目次

プロフィールが好条件の男性ほど疑うべき!


パターン1.女性のお相手:男性Cさん(30代・商社勤務・年収800万)の場合


(1)会った回数:5回
(2)相手の嫌な言動やムカついたこと:LINEのメッセージをすぐ返さなかったり返信に時間がかかったりすると鬼電をかけてくる!
(3)こいつとはムリと思った瞬間:歴代の彼女がいかにいい女だったかを自慢してきたり、付き合ってもいないのに「キミは大切な人」とか「今までで一番好きかも……」とか軽々しく言ってきたとき。しかも断ったら逆ギレ! しつこく電話やLINEをしてきて怖かった。
(4)失敗して相手から得た学び:最初に会った時に「コイツ胡散臭い」「なんか性格悪そうかも」という不安もあったけど、この年齢でこの年収の男を切り捨てるなんてもったいないと思ってしまった自分もどこかにいた。何度も会ってしまったため、相手に期待を持たせてしまったことが鬼電やストーカー化につながったんだろうと反省。

――婚活においては相手の年齢や職業、収入などのすぐ見える外的要素にとらわれガチ

しかし、考えて欲しい。
婚活サイトに登録している男性の中でも“ある程度のおいしい条件がそろっている男”というのは大抵プライドが高い。一流企業在籍とか収入が高いとか見た目がいいということで「俺は女にモテる」と自負しているものだ。仮に自分の中身に問題があったとしても、女性側が自分を断ることなど絶対納得できないし認めたくない。
「俺がフラれるワケがない」と思っている男性こそ粘着質。ストーカーになる可能性が高い。

婚活においてすぐに相手の経歴で反応してしまうあなたは、学歴、職業、収入など条件がいいのにこの男性が今までひとりだったということに興味を持つべきだろう。好条件がそろってるのに自力で相手を見つけられないことに「なぜ」と疑問を投げかけるべきであろう。

プロフに書かれているような条件のいい人が「リアルで良い人」である可能性は極めて少ないと言っても過言ではない。

男性としての魅力より人として尊敬できるかを判断するべき


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パターン2.女性のお相手:男性Bさん(40代・専門職・年収600万)の場合


(1)会った回数:1回
(2)相手の嫌な言動やムカついたこと:何か嫌なことをされたことはないけど、しいて挙げれば面白みに欠けるということとLINEのメッセージが3~4日に1通だったこと。婚活中は多少のマメさも大切だと思う。せめて2日に1通とか。
(3)こいつとはムリと思った瞬間:この人が直の原因ではなく、別の相手が現れたことによって私の気持ちがなくなった。別のお見合いパーティーで積極的に誘ってきた30代の男性がいて、そっちの方が若いし見た目もまぁまぁだったし会話も面白かったので乗り換えてしまった。この人が現れなければお付き合いに至っていたかもしれない。
(4)失敗して相手から得た学び:虫がいい話だけど、今振り返るとこのBさんがいちばん自分に合っていたと思う。常識的で良い人だったし……。いろんな人に会うよりももう少し時間をかけて彼とじっくり向き合えば良かった。後悔している。

――婚活で案外盲点なのが「人としてどうか」ということ。
本当は「男としての魅力があるか?」より「人としての魅力や尊敬できるところがあるか?」のほうが大事なのに、実際会うと「男としてどうか?」や「話が弾むか? 会話が面白いか?」ばかりに目が向いてしまう。
しかも恋愛に関しては基本女子は受け身。もっと積極的な男性じゃないと困る、もっとリードして欲しいなどなどの不満が生まれる。
相手がなかなかコマを進めてくれずにグズグズしていると「この人は私じゃなくてもいいんだ」「私のことなんてさほど好きじゃないんだ……」などと考えてしまい、いつの間にか自然消滅……なんてケースも多い。

しかし、相手が積極的に攻めてこなかったり次のデートまでに間があくのは「あまりガツガツしてると思われたくない」ということもある。
あなたへのテンションが下がってるとか、煮え切らないとかでなく「嫌われたくないから」「焦って失敗したくないから」と自分を制してる場合もあるのだ。

婚活に参加する男性の中には体目当ての人もいる


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パターン3.女性のお相手:男性Cさん(40代・大学病院勤務医師・年収700万)の場合


(1)会った回数:3回
(2)相手の嫌な言動やムカついたこと:会ってすぐに体の関係を求めてきた。話をなんでも寝る方向にもっていこうとする。「そういうことはもっと互いを知ってからでないと……」と言うと「互いを知るためにそういうことするんじゃないの?」とかぶせてきた。
(3)こいつとはムリと思った瞬間:「俺たち絶対相性いいと思う」とか「俺絶対満足させるから」には鳥肌MAX!! その自信はどこからくるのか?
(4)失敗したけど相手から得た学び:婚活といってもヤリ目の男って多いよね。

――たしかに「婚活」といいながらも「体目当て」の男性もいる。「名目は婚活なのに“ヤリ目”なんてズルいじゃない!!」と言う女性もいるだろうが、体の関係にはやくもって行かないと落ち着かない男性も存在する
結婚も確かに考えているけどそれは先の話。彼らからしたら“まず体から入る”のが筋なのだ。

あと、婚活で何度も女性に逃げられている場合
「さんざんおごって金と時間を無駄にしたくない」
「結局ヤレずに終わってしまうのが嫌!」という男のホンネもある。

必死に婚活してるのに失敗している男性ほど早くモノにしたいという気持ちもあるのだ。
彼らはヤリ目というより「体の関係を持つ」ことで安堵したいのだ。

LINEなどSNSでのやりとりでは相手への思いやりが大切


パターン4.女性のお相手:男性Cさん(30代・技術職・400万)の場合


(1)会った回数:1回
(2)相手の嫌な言動やムカついたこと:女は朝忙しいのに、こっちの時間帯を気にせず朝一でLINEのメッセージがバンバンくること。しかも私が返信しないでいると、すぐにまた次のメッセージを送ってくる。
(3)こいつとはムリと思った瞬間:「今度映画に行こうよ! このうちどれがいい?」と映画のタイトルが三択で送られてきた瞬間。自分が観たいだけでしょ。
(4)失敗したけど相手から得た学び:恋愛でも人間関係でもメッセージでのやりとりってすごく重要だと思う。私も人の話はきちんと聞こうと思った。

――婚活中の女子の嘆きが“相手の男性とメッセージのやりとりや会話がスムーズにいかない”ということ。
・「人の話を聞かない。質問してきたから答えたのに、すべて自分の話題にすり替える」
・「1回の文章がものすごく長い」
・「メッセージが小刻みに何度もくる」
・「まだ返信をしてない内に次のメッセージがくる」
などなどだ。

よく恋愛相談を受ける中で、LINEなどSNSでのメッセージをうまく使いこなせていない婚活カップルは多く、メッセージで失敗している男性も多い。
「出会って間もないとき」や「交際初期」にタブーなメッセージを送り付けて残念な結果に陥っていたりする。
相手の顔が見えないからこそ、一方的にならず相手への思いやりを持たねばならない。

婚活での男性選びの基準を改めよう


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婚活女子のほとんどが問題点をこう話す。

・「これまでの恋愛で相手を経歴で好きになることはなかった。そもそも、好きになった時点では相手の学歴や年収なんて知らない場合が多いし……。でも、婚活だとそこにとらわれる」
・「婚活となるとどうしても写真、学歴、年収、家族構成といった目で見れる箇所、数字でわかる部分で相手を見てしまう

――婚活での相手選びの問題は“条件”や“見た目”で品定めしてしまうこと。

条件にばかりに目が向いてそこで判別してしまうのは
「自分が得したい!」「楽して相手をみつけたい」からであって、そもそも「相手を見る気がない」のだ。

“自分の利”だけで人を見ると必ず失敗する。
“自分だけ徳”することを考えていては明るい未来などない。

「穏やかな結婚生活を送りたい」
「心から信頼できる伴侶を得たい」
と望むなら自分の“品定め基準”こそ改めるべき。

記事中にある“パターン2の女性”の失敗例のように、今まであった大きなチャンスを逃している可能性もあるのだ。
安易に“自分の徳”だけ考えてはならない。逃した獲物の大きさにあとになって気づくこともある。
目先だけの得を考えるとかえって大きな損をすることがあり、逆に今の損を我慢すれば最終的に大きな得を得ることがある。
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婚活は“損して得取れ”で行こう!
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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