未練が残りやすい別れ方 失恋から立ち直れない人の特徴は? 

過去の失恋をこじらせ、いっこうに立ち直ることができない女性をちらほら見かけます。過去の失恋経験を手放し、立ち直って新たな一歩を踏み出すことで、そこには無限の可能性が広がっているというのに……第三者目線から見ると、ものすごくもったいないです。「第三者ならほっといてくれ」と言われてしまえばそれまでですが(笑)、あえてお節介を焼かせてください(笑)。
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きちんと別れ話ができない恋は未練が残りやすい


過去の失恋をこじらせて立ち直れずにいる理由は人それぞれでしょうが、ここでは「きちんと別れ話ができなかった」に絞ります。俗に言う、「フェードアウト」「自然消滅」ってやつですね。もしくは、「直接顔を合わせての別れ話ではなく、LINEや電話」というパターンも。

筆者にも、フェードアウトで終わったお付き合いがあるので、失恋して未練が残る気持ちは、痛いほどわかります。筆者の場合、「彼氏にとって、自分の何処がいけなかったのだろう?」という疑問が残ってしまったことが、一番の原因でした。「あのときの会話の、あの発言かも」とか、「旅行したときの、あの態度かも」とか……。

候補は幾つか挙がるのですが、幾つ候補を挙げたところで、答えは永遠に出ないんですよね。答えを知っているのは元カレ当人だけなのですから。いや、もしかすると元カレ当人も、答えをわかっていないケースが存在します。というか、そのケースのほうが、よっぽど多いといっても過言ではないくらい。

別れに派はっきりした理由がないケースも多い


私たちはつい、すべての物事には何らかの「理由」があると思いがちです。確かに、突き詰めて考えていけば、何らかの「理由」はあるのでしょうけど、理由がボヤけている場合も珍しくありません。元カレ側の立場で言うとしたら、「俺自身も、別れたいと思った理由を問われるとよくわからないけど、なんとなく違うと感じた」といったところでしょうか。

はっきりした理由もないのに、別れ話を切り出したら、責められるのは火を見るよりも明らか……そのため元カレ側は、フェードアウトという別れ方を選んだのでしょう。

「付き合ったカウントに入らない」と捉えているのかも


また、お付き合いの期間が短かったり、お付き合いの濃度が薄い場合は、「いちいち別れ話をする必要はない」と考える男性も存在します。1ヶ月~3ヶ月程度だと、「付き合ったうちに入らない」とジャッジする男性は、意外と多いです。お付き合いの期間がそれなりに長くても、忙しくてほとんど会っていないような付き合いも然り。

「きちんと別れられる」くらいなら、別れないかも……


筆者は思うのです、「きちんとした別れ」ができているくらいなら、別れは訪れなかったのだろうと。遅かれ早かれ別れる運命だったからこそ、きちんとした別れ方ができない二人だったのでしょう。

また、こんなふうにも思います。私たち女性は、期間が短かろうとも、濃度が薄かろうとも、彼との恋が「真実」だったという、確信が欲しいのでしょう。遊びやセフレや都合のいい関係性ではなく、きちんとしたお付き合いだったと……。きちんと付き合っていた証しが、きちんとした別れと捉えたいのが女心なのでしょう。「終わり良ければ総て良し」ってやつです。

連ドラの最終回だって大半はつまらない


連続ドラマの最終回と同じだという考え方はどうでしょうか? ものすごく面白いドラマでも、最終回だけ「は? 何、この終わり方?」ってこと、けっこう多いですよね。というか、大半のドラマが、最終回で拍子抜けさせられるように感じるのは、筆者だけではないでしょう(笑)。だからと言って、最終回までのストーリーや演出にケチをつけるのは野暮ですよね。「最終回はイマイチだったけど、総合的には満足できた!」という評価になるはず。あなたと元カレのお付き合いも、「別れ方はイマイチだったけど、総合的には満足できた!」ってことで。
(菊池美佳子)

この記事を書いたライター

菊池美佳子
コラムニスト。1977年3月17日生まれ。岩手県盛岡市出身。21歳~29歳まで、舞台女優のかたわら、様々なナイトワークを体験。29歳で引退後、コラムニストとして活躍中。

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