接点のない職場の男性に片思い 距離感を縮めて仲良くなる上手な進め方は?

接点のない職場の男性に片思い 距離感を縮めて仲良くなる上手な進め方は?の3枚目の画像
交際経験がこれまでゼロという20代会社員の女性から、発言小町に「職場での片思いの進め方」という投稿が寄せられました。隣の部署に、1年前から気になっている1歳上の男性がいるというトピ主さん。仕事する姿を見ているうちに気になってきたそうですが、仕事で話す程度でプライベートなことはほとんどわからないそうです。
交際経験がないということもあり、男性と2人で食事に行ったこともないため、「どうこの気持ちを進めていいかわからない」「食事に誘うべきか、LINEを聞くか」と悩んでおり、この恋の進め方についてアドバイスを求めています。



目次

「公的な関係」では、距離感を見誤らないよう気をつけよう


職場で過ごす時間は長いですし、そこにいる異性に惹かれるのはとても自然なことですよね。彼は、仕事でわからないことがあるとトピ主さんのところに聞きにきたり、逆にトピ主さんが隣の部署に行くと、彼が席を立って用事を聞いてくれたりするとか。しかしながら、彼は「社交的というよりはクールな感じ」で、気軽に話す雰囲気ではなく、プライベートなことはほとんどわかりません。もちろん、彼女がいるかも不明……。

この投稿を見る限り、2人は今のところ「公的な関係のみ」という事実がわかります。彼が親切な応対をするのは、仕事を円滑に遂行していくためであり、それ以上の意味はない可能性もあるでしょう。
現状、2人は「ただの同僚」であり、今はまだそれ以上でも以下でもない――ということは心得ておくといいかもしれません。

プライベートな話もできる関係になるには、どんなアプローチ法がある?


その現状を踏まえた上で、ここから彼にアプローチをしていくには、どんな方法があるか。おおまかに言えば、長期戦の構えで、集団のなかで少しずつ仲良くなっていくか、彼個人にストレートにぶつかってみるか、どちらかになるでしょう。

接点のない職場の男性に片思い 距離感を縮めて仲良くなる上手な進め方は?の2枚目の画像

時間がかかっても、集団のなかで少しずつ仲良くなっていくには


会社のなかでも「公的な関係」をはみ出して仲良くなれる機会が時々ありますよね。部署の飲み会、同期のつながり、社内サークルや社内行事などなど。彼は社交的ではないそうですが、それでも1人2人くらいは社内に仲良くしている人がいるのではないかと思います。トピ主さん自身もあまり仲のいい人がいないそうですが、さまざまな機会に積極的に顔を出し、縦や横のつながりを増やしていけば、どこかで彼との接点が出てくるかもしれません。

「部署間の交流がないし、(彼に彼女がいるかどうか)聞くほど仲のいい方もいません」と書いていますが、「交流の機会がないなら私が作る!」と頑張ってみるのも一案です。トピ主さんが先頭に立って、「飲み会やりましょうよ!」と周囲に声をかけることもできるはず。自分から積極的に「きっかけ」を作り出していきましょう。

長期戦にはなりますが、「少しずつ仲良くなれる」「相手の好意が育つ時間を作れる」のがこの方法のいいところです。集団のなかで気軽に仲良くなれる機会は、精神的に“構えて”しまいがちなデートよりも、男女の距離を縮めるのに役立つことがしばしばあります。

片思いの相手にストレートにぶつかってみるには


一方、比較的ストレートに彼に近づいていく方法もあります。例えば、休憩所や喫煙所、ランチタイムや社への行き帰りなど、仕事のなかでも一息をつけるタイミングがありますよね。そんな機会を狙って、できるだけ彼に話しかけてみる。気軽にあいさつや無駄話ができるようになったら、趣味やプライベートの過ごし方を尋ね、「共通点」や「仲良くなれるきっかけ・接点」を探っていく。そのうちに、「彼女がいるか」といったプライベートな話もできるようになるかもしれません。

こちらは少しずつ仲良くなっていく方法に比べると、直接的なアプローチなので、もし彼がトピ主さんに好意を持っていて、社内恋愛にも前向きな気持ちがあれば、短期間で進展していくことも期待できます。ただし、あまり焦って恋愛感情を出しすぎてしまうと、「ごめん、君の気持ちには応えられない……」と断られてしまうリスクも高くなるので要注意です。



社内恋愛には「強み」もあるが「リスク」もある。トラブルを避けるには?

接点のない職場の男性に片思い 距離感を縮めて仲良くなる上手な進め方は?の1枚目の画像

社内恋愛には、「慎重さ」も必要です。推奨している会社もありますが、仕事の邪魔になるので積極的には歓迎しないという風潮の会社もあります。別れたり、関係がこじれたりしても日々顔を合わせなくてはなりませんし、ときにはそれが原因で、部署異動や転勤、退職などにつながることも。噂が広まり、ストレスを抱えてしまう人もいるでしょう。

こうしたリスクゆえに、「職場とプライベートは分けておきたい」「後々、面倒なことになりたくない」と考え、社内恋愛を避ける人もいます。もし彼がそのようなタイプだった場合、残念ながら成就の確率は下がるかもしれません。

しかし一方で、そのようなリスクがあっても、結果的に社内恋愛で結ばれていくカップルは山ほどいます。仕事のなかでは相手の“素の姿”も見られますし、男女は接点が多いほど恋愛感情が芽生えやすいのも事実。忙しく過ごす社会人生活のなかでは、やはり「理由がなくても毎日会える」という環境は大きなアドバンテージでしょう。

その後、ユーザーからのアドバイスを受け、「焦らず少しずつ距離を縮めていこうと思う」と決意表明をしているトピ主さん。「まずは会話できる関係になる」という目標は、今できるベストだと私も思いました。気軽に話せる関係になって、「なんだか話すと楽しいな」「挨拶するだけで、気分が上がる」なんて思われる存在になってくれば、きっとLINEや食事ができる機会も自然に生まれてくるでしょう。

ただし、あまりグイグイと強引に迫るような展開にはならないように気をつけて。恋がどうなろうと、今後も「公的な関係」は続くわけですし、無下に断りにくい関係である以上、相手の気持ちを“察する”ことも礼儀と言えます。

もし言動のなかで彼が「これ以上は近づきたくない」という遠回しな線引きをしてきたときは、強引に距離を縮めないよう配慮を。また、アプローチの途中で「彼との交際は難しそうだ」とわかった場合、簡単に諦めずに頑張るのも自由ですが、深追いはせず潔く引いたほうが、お互いに社内での居心地は悪くなりにくいかと思います。

あまり悩みすぎず、「彼と仲良くなってみたい」という素直な気持ちを大切にしながら、頑張ってみてほしいなと思います。ささやかながら応援しています。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

関連記事