カップルの絆を深めるためには2人だけの秘密を持つことが大切! 【猫からエロスを学ぶ】















第9話


猫は一見マイペースで独立独歩な生き物だと思いきや、独占欲がとても強くて嫉妬ぶかい生き物です。
犬が誰とでも仲よくできる、オープンなチアリーディング部の女子だとしたら、猫はあまり友達が多くなく、何を考えているかわからない(そして学外に年上の恋人がいたりするような)、演劇部とか帰宅部の女子のような香りがします。あくまで筆者の勝手な妄想ですが。

このわからなさ、神秘性、よそよそしさに反して、ときおりベッタリと甘えてくるところに、猫好きはハマッていくのですよね(いわゆるツンデレというやつです)。猫が要求する1対1の関係性、秘密主義的なところもまた、猫好きにはたまらない要素です。自分は都合よく使われているんじゃないか、あやつられているんじゃないかと薄々感じつつも、気がつけば猫の持つ魅力に負けているという……。人間におきかえたら、相当悪いオンナです。

筆者の妹が飼っているメス猫が、まさにマドレーヌのように隠れて甘えるタイプ。この猫を飼って3年あまり、彼女が積極的に甘えてくることはほとんどなく、抱っこしても腕をすりぬけていってしまうのが常でした。

それが飼いはじめて4年目のこと。突然、ほんとうに突然なのですが、自分から甘えてきたそうです。しかももう1匹の猫が寝ているときを見計らって。おそらく彼女は、ずっと甘えたかったのではないでしょうか。でもノラ出身の猫にありがちな用心深い性格ゆえ、なかなか甘えられなかったのでしょう。誰もいない密室で隠れて甘えてくるなんて、なんという隠微さといじらしさ。

秘密を共有することで、関係性は強まります。そしてこのような共犯関係は、相手の独占欲をもおおいに刺激します。「この顔は自分だけに見せてくれてるんだ」「自分にだけは心を許してくれているんだ」という強烈な自己承認と優越感を相手に与え、2人の絆はよりいっそう深まるのです。
そういえば筆者の周りのモテる女子を見渡してみると、少なからずこのような性質を備えている気がします。

次回もお楽しみに!
(アオノミサコ)

EDITOR

アオノミサコ
イラストレーター/漫画家。美容から神事、ディープスポット巡り等の漫画やコラムを執筆。著書『わがままセラピー入門』(KADOKAWA)

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