好きな人からモテず、苦手な人にばかり好かれてしまう女子が意識して変えてみるべきポイント

発言小町に「飲み会で苦手な人から好かれるのはなぜ?」という投稿が寄せられました。「飲み会などで自分がいいなと思った人からは好かれず、苦手だなと思う人から好かれること」に悩んでいるトピ主さん。よく「気のない相手には自然体で振る舞えるから好かれる」とも聞くけれど、場の全員が私の同じ態度を見ているはずなのに……と腑に落ちない様子が伺えます。「好かれるのはありがたいことなのですが、いいなと思う人に好かれないので、『まただ』と落ち込んでしまう」と心境をつづっています。

 
 


目次

「いいなと思った人に好かれる確率が高い人」ってどんな人?


恋愛において「自分がいいなと思う人に好かれたい」というのは、一番の願いですよね。「簡単には叶わないからこそ、叶ったときの喜びも大きいはず!」なんて思っておくのもひとつですが、世の中には「いいなと思った人に好かれる」という幸運を繰り返し手にしている人たちもいるのは事実。そういう人にはどんな特徴や行動傾向があるのか、知っておいて損はないかもしれません。

「いいなと思った人に好かれる確率が高い人」には、どんな傾向があるのか。いろいろな事例を見てきたなかで私が思う共通点は、以下の3点です。

1.意中の相手に、さりげなく「好意」や「気があること」を伝えている


投稿には「飲み会などではその場にいる人全員が私の同じ態度を見ているはず」「(好意のある人にも、気のない相手に対しても)そんなに態度に違いは出ないはずと思う」という記述がありますが、もしかしたら「相手によって態度に違いが出ていない」ということが、逆に恋愛の展開にはネックになっているのかもしれません。

誰にでも同じ態度をしていると、意中の男性に「俺に気があるのかな?」と思わせることができないですよね。相手側にアプローチの主導権を任せるならば、こちらから「アプローチしてきても大丈夫だよ」という態度くらいは見せておかないと、進展しにくい面はあるでしょう。気のある相手と話していると、ついうれしそうな顔になったり、おしゃべりになったり、自然に“特別扱い”をしてしまうことも少なくないですが、気持ちが表情や態度に出にくい人の場合は、意識的に好意を伝える工夫をしていきましょう。

ポイント
誰にでも“同じような態度”で接するのではなく、意中の相手にはちょっぴり“特別扱い”をして好意を示してみる。もちろん、特定の人をあからさまにひいきして周囲を無視するような態度でいれば批判を買ったり、意中の男性から嫌われてしまったりするリスクもありますが、常識的な範囲で”さりげない好意”を示すことは、批判されるべきことではないはず!

2.「自分が話したい人」と話す力に長けている


大勢がいる場でも、自分が「話したい」と思う人と話せるようにもっていく能力が高い人っていますよね。そんなことは特に考えずに、飲み会にはのんびりと楽しく参加したい、という人もいるでしょう。それはそれでいいことだと思います。ただ、こと出会いの場として考えた場合、上記のように考えて動いている人たちに比べると、短い時間を効果的に使えず「自分の思うような恋愛の展開」に持っていきにくい傾向はあるかもしれません。

ポイント
興味のない相手から話しかけられたときは丁寧に器用に交わしながら、興味のある相手に上手に近づいていき、いつの間にか仲良く話しこんでいる。こういう人たちは限られた時間を自分の望む方向に持っていくために、飲み会の間も、それなりに頭を使って動いているように見受けられます。

3.いいなと思う人との関係を「その場限り」で終わらせないための行動をする


自分がいいなと思ったら、好意を持たれているかはさておき、まずは自分から「次の機会を作る努力」をする、というのも一案です。

ポイント
「その場限りで終わりたくない」と自分が思う人に出会ったときは、自分が動く。飲み会で話せなかったなら帰り道でも話しかける、連絡先は必ず入手する、「あまりお話ができなかったので、今度飲みませんか」と誘ってみる……などなど。そういった陰の努力をしたことで成就できた、という話もよく聞きます。

もちろん「女性からアプローチされるのは苦手」という男性もいますし、誰しもが積極的になるべき、と言いたいわけではありません。さりながら、「自分を好いてくれた人のなかから恋人を選ぶ」のでは満足できず、「好きな人に好かれる」という恋愛を強く望むのであれば1~3のような陰の努力もしていったほうが、叶えられる確率は上がってくるのではないかと思います。

苦手な人に好かれるのはなぜ? 失礼な態度をされたときは、ちゃんと不快感を示そう


トピ主さんがいうところの「好きな人には好かれないけど、苦手な人に好かれるタイプ」は、基本的に優しい人に多いように思います。自分が話したいと思う人がいても、話しかけてくる人がいるとそちらに丁寧に対応してしまい、そうこうしているうちに気になる人とは話せず終わってしまう……といった感じですね。

そういう様子を遠くから見ていて、ちゃんと「よさ」を見抜いてくれる人が現れるケースも多いので、長い目で見れば心配ないような気もします。しかし投稿にはひとつ気になる記述がありました。「話してもなんだかイライラされたりするなど、合わないんだなと思った人から好かれます」という部分です。

話していて男性にイライラされるのに、そういう態度をしてくる男性に好かれる、というトピ主さん。「イライラ」なんて態度を見せてくる男性は、言ってしまえば“失礼”ですよね。失礼をされても笑顔で変わらず優しく接していると、相手に「こういう態度をしてもOKなんだな」と思わせてしまい、より強硬な態度に出られることもしばしば。NOと言わない態度は、支配欲の強いタイプの異性を引き寄せてもしまいがちです。

苦手な人から好かれた時の対処法


気の強くない女性には難しいことかもしれませんが、「失礼だな」と思う態度を取られたら、できるだけ不快感は示していきましょう。和を乱すのが本意でない場合は、口調を変えて一線を引く、お手洗いついでに席を変える、といった“無言の拒否”を示すのもいいと思います。主張するのが怖い、自分ではどうしても強い態度を示すことが難しいという人は、一緒に飲み会に参加する仲のいい友達に「私が困っていたら、割って入ってもらえないかな?」などと事前にお願いをしておくのも一案です。

「苦手な人」には気を持たせないよう、明確に”拒否”をしている人も


ちなみに、トピ主さんとは真逆の「好きな人には好かれるけど、苦手な人には好かれないタイプ」は、前項で書いたように、相手を引かせないくらいの“さりげない積極性”をもって継続的にアプローチできる人に多いように思います。このタイプは、苦手な人に対してはかなり明確な態度をとる人も多いです。気のない相手に好意を持たれても、変に気を持たせず、はっきりと拒否の態度をとる“クールさ”がある。トピ主さんもいざというときには、こういった態度を参考にしてみるのもいいかもしれません。



恋愛で同じような展開が続くと、つい悩みがちにもなりますよね。試行錯誤するなかでは、時に失敗をすることもあるかもしれません。それでも「また次がある」「いいなと思う人に好かれることも、そのうちきっとあるはず!」と前向きに信じる気持ちは、ぜひ持っておくといいと思います。そういう明るさがある人は異性に好かれやすい、という傾向もありますから。「好きな人に好かれる」という願いを叶えるために、この記事が少しでもヒントになれば幸いです。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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