石原さとみvs本田翼『校閲ガール』のキャラに学ぶ“モテ女子”の極意

人気ドラマ『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』。かわいくて元気な主役の石原さとみさんはもちろんですが、“仕事と恋のライバル”として登場する本田翼さんもクールでカッコいいですよね。

ドラマのなかでは、二人ともそれぞれ周りの男性を魅了しているようですが、性格は非常に対照的。

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そこで今回は、二人の特徴から“モテ女”の極意を探ってみました。

目次

『校閲ガール』の人気キャラを分析 二人の性格特徴は?


森尾登代子(本田翼さん)タイプ……いろんなものに恵まれているのに自信がない


・環境に恵まれていて運がいい
・あまり物事に熱くなれない、冷めた態度をとりがち
・寄ってくる男性に興味がなく、難しい恋にのめり込みがち
・恋愛慣れしている。時に悪女キャラになることも
・無駄な努力は基本したくない
・周りの評価を気にしている

河野悦子(石原さとみさん)タイプ……夢はなかなか叶わないけど自信がある


・なかなか夢が叶わない
・物事に熱くなりやすい
・おじさんにかわいがられることが多い
・恋愛では一方的に盛り上がっているのも好き。意外とピュア
・無駄な努力でもとにかくしまくる
・周りの評価をあまり気にしない

悦子が周囲を魅了する理由 森尾との相違点


森尾(本田翼さん)は彼氏もいるし、知り合う男性たちに誘われることもしばしば。ですが、今のところ「本気で愛される」という“真のモテ”の軍配は、悦子(石原さとみさん)に上がっている気配です。主役だから当然とも言えますが、悦子は「私はこう生きる」という芯を持っている“信念の女”として描かれています。だからこそ周囲の人々は性別を超え、人として彼女に惹かれるのでしょう。

努力家の悦子タイプは、自信を持ち続けられれば最強!


公園でロケ!ジャングルジム #地味スゴ #石原さとみ

【公式】水ドラ『地味にスゴイ!』さん(@jimisugo)が投稿した写真 -



悦子はたとえ徒労に終わろうとも、とにかく努力をしまくるタイプ。「ファッションの編集者になる」という叶わない夢を長年追いかけていても、「できる努力はしている」という自負があるからこそ、妙な自信を保てているのかもしれません。その自信家っぷりに最初は反感を持つ人も少なくないですが、そのうちに誰もが彼女のまっすぐさに惹かれていく――。

また、彼女は夢が叶っていなくても「こんな私じゃだめだ」なんてネガティブに落ち込むことはありません。底抜けに明るい。この点も彼女の最大の魅力ではないでしょうか。

恋愛や婚活でも、目標が叶わないときに自信を失い、ネガティブに落ち込んでしまう人は少なくないですよね。でも落ち込み続けていても、よくないオーラが漂い、目標はいっそう遠ざかるだけ。
悦子のように「それなりに努力している」という自負がある人は、現状結果が出ていなくても、明るく突き進むのが一番! 悦子に比べると「自分は全然、努力が足りていないな〜」と思う人は、できる限りの行動を始めてみるようにすると、よい恋愛も自然に近寄ってくるかもしれません。

森尾タイプは、必死になる経験が変化の鍵に!?




逆に、人から憧れられるような要素(元読者モデル、人気誌のファッション編集者)をいろいろと持っていても、森尾はいまいち自分に自信が持てていません。大した努力もせず、目標もなしにそれらを得てきてしまったからでしょう。その反動なのか、恋愛では一筋縄でいかない関係(不倫)にのめりこんだり、悦子の恋路を無意識に邪魔したりもしていました。

ドラマ序盤の彼女は、仕事においても、上司に言われるままで半ば嫌々……という様子でしたよね。見た目はすてきでも、「目標も信念もない女」になってしまっていました。でも第5話で森尾は悦子のアドバイスを受け入れ、初めて「何かに必死になる経験」をしたことで、結果的に大きな満足感を得ていました。

いろいろな性格があって然りですが、何に対しても冷めた態度を取ってしまう人は、なかなか人生の楽しみや満足感を見出せないのも事実。満足していない人の表情は曇りがちですよね。森尾タイプの人は、もともと持っているものや運のよさだけに頼らないで、頑張れるものや夢中になれるものを探していくとよさそう。そうしているうちに真の自信がついてきて、恋愛面でも最良の相手を選べるようになるかも!?

“私はこう生きる!”という信念を見つけていこう



架空のキャラなので二人は極端に描かれていますが、「信念を持つ(=ブレない)」ことは、幸福を感じられる人生を送るために不可欠なことのように思います。

「他の人がどうあれ、私はこう生きよう!」という信念を持てるようになると、「迷わない」「無為に悩まない」「他人と比べてくよくよしなくてすむ」という素晴らしいオプションも付いてきます。悦子はまさにそのような生き方をしていますよね。周りと比べて悩みがちな人は、この先の長い人生のためにも、自分なりの信念を見出せるよう努めてみるといいかもしれません。

仕事も恋愛もそれなりに順調に見える悦子も、この先いろいろな出来事が起きるなかで、信念が揺らぐこともあるかもしれません。それでも明るくサバイヴしていくだろう姿が、なんとなく想像できます。折り返し地点を迎え、ますます好調のドラマ『校閲ガール』。自分の人生を一ミリもサボっていない悦子に、ぜひ皆さんも魅力の秘訣を学んでみてはいかがでしょうか。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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