秋冬でも楽しめる沖縄の穴場観光スポット「八重瀬町」! 女子旅に嬉しい絶品スイーツも♡

沖縄といえば、青い海に白い雲。美しい海でのダイビングやシュノーケリングなどのマリンスポーツが思い浮かび、夏の観光スポットのイメージがありますよね。
でも、じつは沖縄は、秋~冬も魅力的な観光スポットで溢れているのです!

秋冬でも楽しめる沖縄! 絶品グルメも沢山です
秋冬でも楽しめる沖縄! 絶品グルメも沢山です

今回紹介したいのは、そんな秋冬にも行きたい沖縄の観光地。沖縄県南部に位置する「八重瀬町」です。沖縄通でも知らない八重瀬町には、長い歴史の跡とおしゃれなお店がたくさん。早速、八重瀬町の素敵なスポットを紹介します♡

目次

秋冬でも楽しい沖縄・八重瀬町って?


八重瀬町は、平成18年に東風平(こちんだ)町と具志頭(ぐしかみ)村の2町村が合併して誕生した沖縄県の南部にある町。二つの地域には、八重瀬を見渡すことが出来る八重瀬岳が広がっています。
SPEEDの新垣仁絵さん、かりゆし58の前川真悟さんの出身地でもあるんですよ。最近では観光にも力を入れていて、八重瀬の絶景を集めた「八重瀬八景」のブランド化や、八重瀬の旬を紹介する「八重瀬の旬プロジェクト」も始動中。これから注目されること間違いなしの町なんです!

「屋宜家」でもちもち食感の沖縄そばを堪能!


沖縄といえば、やっぱり沖縄そば。那覇空港から車で30分、大通りから少し横道を入ったところにある名店「屋宜家」を訪れました。

かつて住居として使われていたその屋敷は、築100年以上、母屋は築60年以上を超え、国の有形文化財にも指定されている、沖縄の歴史を感じる建物です。

ヒンプンも重要文化財!
ヒンプンも重要文化財!

屋宜家を囲うのは「ヒンプン」という壁。門から家の中が見えないようにでき、魔除けの役割もあるそうです。台風が来ても崩れないように、つなぎ目がギザギザに。沖縄らしい建造物ですね。

左がアーサーそば、右が豆乳そば
左がアーサーそば、右が豆乳そば

屋宜家で人気なのはアーサーそばと豆乳そば!
麺にアーサー(海藻)や豆乳が練りこまれていて、もちもちな食感は女子好みなお味。ジューシー(炊き込みご飯)とのセットもあるから、みんなでシェアしてもいいかもしれませんね。

また、ぜんざいもお店のおすすめメニューだそう。普段食べているぜんざいとは少し違っていて、大きな豆がゴロゴロ入っています。食べ応えもあり、写真に撮ってもインパクト十分で話題になりそう!

ぜんざいの他に、黒糖くず餅(右)もありました!
ぜんざいの他に、黒糖くず餅(右)もありました!

かわいい革小物が手に入る「エルカミーノ」


続いて紹介したいのが、革工房「エルカミーノ」。ここでは八重瀬町の樹木、フクギを使って染めたかわいい革製品を販売しています。

秋冬でも楽しめる沖縄の穴場観光スポット「八重瀬町」! 女子旅に嬉しい絶品スイーツも♡の5枚目の画像

フクギは同じ葉が二枚、向かい合っていることから「夫婦」や「子孫繁栄」の葉と言われています。そんなフクギの葉を使って染めた革で作られた靴を、子供の「ファーストシューズ」として贈ると喜ばれるんだとか。

小さくてかわいい靴!
小さくてかわいい靴!

「エルカミーノ」ではファーストシューズだけでなく、財布やカードケースなどの革製品から、沖縄土産にピッタリなキーホルダーまで様々なグッズがあります。

八重瀬のお土産に、珍しいフクギの革グッズなんてオシャレですよね。予約制なので、事前に連絡をしてから向かってくださいね。
※エルカミーノの商品は11月28日~12月25日まで、東京・横浜・大阪のランキンランキンにて購入できます。詳しくは記事の一番最後にて。

最大最古のシーサー「富盛の石彫大獅子」は見逃せない


1689年に安置された「富盛の石彫大獅子」は、八重瀬八景の一つで八重瀬を訪れたら絶対に見ておきたいもののひとつ。沖縄県の指定有形民俗文化財に指定されていて、最大で最古のシーサーと言われています。

石獅子と同じ表情で!
石獅子と同じ表情で!

シーサーといえばオスとメスが対になっているもののことですが、「富盛の石彫大獅子」は一体のみ。正確にはシーサーではなく、シーサーの前身なのだそうです。

300年以上の琉球王国時代のこと。当時、旧富盛村では火事が相次いでいました。困った村人が風水師に頼んで村の地理を見てもらったところ、「八重瀬岳に火の性がある、石獅子を作って八重瀬岳に向かって建てよ」と言われ石獅子を製作、その後は火事が起こらなくなったのだとか。
それ以来、沖縄県の各地で守り神としての石獅子が建てられていきました。

八重瀬岳を見守る石獅子
八重瀬岳を見守る石獅子

よく見ると、弾痕が……。
よく見ると、弾痕が……。

大獅子には、沖縄戦によって受けた弾痕が残っていました。日本軍司令部が那覇市首里から糸満市に撤退すると、八重瀬町は激戦地となったんだとか。大獅子は300年以上もの長い年月、八重瀬町を見守り続けてきたんですね。

八重瀬の夜を彩るのは美しい「電照菊」


続いて紹介したいのも八重瀬八景の一つ、八重瀬岳から望める「電照菊」の夜景です。

電照菊とは、菊の栽培方法でこの方法で栽培された菊の総称。沖縄県南部は電照菊で生計を立てている家も多く、八重瀬町でも夜になると電照菊の光がいたるところで見られます。

八重瀬町出身のアーティスト「かりゆし58」の唄でも使われていますよ。
八重瀬町出身のアーティスト「かりゆし58」の唄でも使われていますよ。

都会の夜景とは違い、暖かくじんわりと幸せな気持ちになる電照菊の夜景です。

伝統工芸で、美しい沖縄の郷土料理を「陶冶処 風庵」


次に紹介したいのは、八重瀬産の食材を目と舌で楽しめる「陶冶処 風庵」のランチ。陶冶処 風庵は完全予約制で1日1組限定というレア感たっぷりのお店。琉球赤瓦の古民家を貸し切ることができ、ゆっくり流れるうちなー時間を堪能することができます。

料理に使われる焼き物(ヤチムン)は全て陶芸家(大嶺實清:おおみねじっせい)氏らが製作した器。大嶺實清氏は、伝統工芸の重鎮とも言われていて、店内にあるやちむんは素人目でもその素晴らしさがわかります。

まずは胃の働きを良くするため、お出汁からいただきます。
まずは胃の働きを良くするため、お出汁からいただきます。

八重瀬町を形成している旧東風平町は、沖縄では珍しい「海のない町」。そのため塩害が少なく、果物や野菜が豊富に採れるんだとか。

地元産の野菜を使った珍しい「野菜寿司」(ヤーセーンスシ)
地元産の野菜を使った珍しい「野菜寿司」(ヤーセーンスシ)

お店のオーナーが、焼き物の特徴やウチナーグチ(沖縄の言葉)の解説、料理名の由来まで教えてくださり沖縄の郷土料理に詳しくなれますよ。ちなみに、チャンプルーは「混ぜる」という意味ではなく「島豆腐を使った炒め物」という意味なのだそう。

炙りソーキも、じっくりと焼くことで油を落としてあるからヘルシーで体に優しい。
炙りソーキも、じっくりと焼くことで油を落としてあるからヘルシーで体に優しい。

器の美しさに加え、料理も美しい。フォトジェニックでSNSウケも良さそう!
器の美しさに加え、料理も美しい。フォトジェニックでSNSウケも良さそう!

一番のおすすめメニューは、何と言ってもこの自家製の麺を使った「ウシルワン」。カロリーを抑えめに作られた麺は、とにかくもちもち。出汁と金粉のみでいただく、上品な一品です。

食べ応えも十分! 身も心も大満足です。
食べ応えも十分! 身も心も大満足です。

デザートとコーヒーを楽しみながら、贅沢すぎる時間を過ごせる場所。料理に使われていた焼き物は20%オフになるので、お気に入りが見つかったら購入してもいいかもしれません。

生きる水族館「ぐしちゃん浜」


秋冬でも楽しめる沖縄の穴場観光スポット「八重瀬町」! 女子旅に嬉しい絶品スイーツも♡の15枚目の画像

やっぱり沖縄に来たら海も見ておきたいもの。八重瀬で磯遊びといえば、「ぐしちゃん浜」がおすすめです。こちらも八重瀬八景の一つで、岩石で出来た海岸と砂浜があり、奇岩がたくさんみられますよ。岩石海岸を少し覗けば、色とりどりの魚やヤドカリの姿も!

最近ではボルダリングの名所として有名で、全国各地からボルダーたちが集まってくるんだとか。まるで自然にできた水族館のようで一味違った風景を見ることができますよ。

ホテル出身のオーナーが作る地元の絶品ケーキ「DuO」


さて、女子たるもの、美味しいスイーツは見逃せないですよね。さとうきび畑の中にある、一流ホテルで修行を重ねたオーナーが経営する「DuO」(デュゥオ)では、地元産の「ぐしちゃん紅芋」を使用したふわふわのロールケーキがあるんです!

見た目も可愛い!
見た目も可愛い!

紅芋タルトや紅芋アイスは食べた事があっても、「紅芋のロールケーキ」はなかなかな見た事がないはず。これも地元ならではのグルメです。

甘いものは別腹ですね。
甘いものは別腹ですね。

店内のイートインスペースで、ゆっくり味わう事も可能。目の前に広がるさとうきび畑を眺めながら、地元の味を堪能してみてくださいね。

八重瀬が東京でも楽しめるチャンスが!


観光地化の進んだ地域とは少し違い、地元の人々の生活に触れることのできる八重瀬町。そこには長い歴史の足跡と、八重瀬町でしか味わえない美食がたくさん!
いつもの沖縄旅行に少し色を加えたいのなら、八重瀬町で贅沢な“うちなー時間”を過ごしてみては?

そんな八重瀬町、東京でも楽しめるチャンスがあるんです。ぜひチェックしてみて!

■11月28日~12月25日まで、PickUpランキン 渋谷ちかみち、ランキンランキン北千住・自由が丘、あざみ野(横浜)、なんば(大阪)にて、八重瀬の特産品が購入可能。本記事でご紹介したエルカミーノの革製品も販売を予定中。
11月の28・29日にはオープニングイベントも行われます。

■ EJ JUICE&SOUP 麹町・渋谷店にて八重瀬の農産、水産物を使ったジュースやスープを販売。
ピーマンベースのコールドプレスジュースや、トビウオ・ゴーヤー・オクラベースのポタージュスープが楽しめる。期間は11月28日〜12月27日まで。

取材協力:八重瀬町

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