服より髪より料理を覚えて 彼氏が彼女に頑張ってほしいと思っていること

今回は、じつは彼がやってほしいと思っている彼女の自分磨きに迫ります。毎晩2時間、半身浴をしてカラダのメンテナンスをすることが、自分を磨くことだとお考えの女子もおいでかと思いますが、男子はどんな自分磨きを、彼女に期待しているのでしょうか。さっそくみていきましょう!

(c)LARUEIR PRESS
(c)LARUEIR PRESS

目次

1. 絶対に料理のテクを磨いてほしい


あまりに若いと、ピンとこないかもしれませんが男性にとって「料理がうまい彼女は自慢の彼女だ」というのは男性みんなが思うことです。
『昭和の考えじゃん』なんて思う人もいるかもしれません。昔から定番で言われていることですが料理がうまい女子はいつの時代も文句なしでモテます!

料理上手な女子になるためには


料理って、英会話と同じで「切羽詰まらないと覚えない」ですよね。
だから、料理上手になろうと思えば、切羽詰まればいいのです。
コンビニでお弁当を絶対に買わないようにするとか……痛むのがはやい食材ばかりをスーパーで買いこんできて、腐る前にどうにかしなくちゃならない状況をつくってしまうとか……「料理をするしかない」状況になれば誰だってがんばるしかなくなります!

2. 彼の会話が終わるまで黙っておく能力を磨いてほしい


女子のモテトークテクについて取材をしているとき、わりと多くの男子が言っていたこととして「おれが喋っている途中で口を挟んでくる彼女に、軽く殺意を覚える」というものがあります。
軽く殺意を覚えるんですって!(笑)。
女子って、彼と一緒にいるとき……つまり軽く気を抜いているとき、相手の話を最後まで聞かずに、途中で思ったことをどんどん口にしちゃう人、わりといますよね。

ぺちゃぺちゃ喋る女子は好かれない


黙る訓練をすることで、自分が磨かれるという、非常に楽にしておいしいことですから、最後まで話を聞くクセをつけてみるといいと思います。
女子はなんでもまず「自分の話を聞いてほしい」と思いがちですが話すことより聞くことを覚える方が好感度の高い女性になれますよ。

3. 部屋の掃除をしてほしい


男子の部屋もわりと汚いですが、女子の部屋だって、負けじと汚いですよね。

「女子力を高めるとか、自分磨きとかと言いながら、彼女はモテ髪をつくったり、モテ服を買ったり、ダイエットをしたりしていますが、とりあえず自分の汚い部屋の掃除をしたら? と言いたくなるときがあります」(25歳・建築)

部屋が汚くなるのはなぜ?


トウダイもと暗しです。トウダイは、東大ではなく灯台です。遠くを明るく照らす灯台の足元は暗い、つまり、まずは自分の足元を見つめましょうということ。
おそらく女子的な発想として、着飾るとか、そういう「外のこと」に目がいきがちなのだろうと思います。
でも、男子は男子的な発想をするので、着飾っている「その奥」に目がいくのです。だからまずは自分の部屋を掃除することが、女子の自分磨きになるという発想になるのです。
掃除が自分磨きになるのであれば、これほど安上がりな自分磨きもないと思いませんか?

4. 自立してほしい


束縛が激しい彼女をお持ちの彼とか……彼の収入が少ないことに腹を立てる彼女をお持ちの彼とか……そういう男子は、彼女に自立してほしいと思っているそうです。
精神的な自立です。つまり、もっと人格を磨いてくれよ! ということでしょう。

思いやりを持つように心がけて


ゆとり教育の根本は、この「人格を磨く」とか「心を磨く」ところにあるのではないか、と思います。
ゆとり教育が全国で始まる、ずっとずっと昔、ゆとり教育の実験校に勤務していた先生にお話をうかがうにつけ、そう思います。全国で実施されたゆとり教育は、少し主旨がちがっていたのかもしれませんが、当時はそういう主旨だったそうです。
受験勉強もいいけど、もっと人として大切なことも学習しましょうね、ということ。
要するに、自分のことではなく、まず相手のことを思って行動しましょう、ということを心がけていると、心とか人格って、わりと簡単に磨けます。

いかがでしょうか。
今回の取材においては、モテ服とかモテ髪に代表される「女子的な自分磨き」については、男子はあまり口にしませんでした。マッサージだとか、ジム通いだとか必死になることよりもまえにやることがあるのです。

服より髪より料理を覚えて 彼氏が彼女に頑張ってほしいと思っていることの2枚目の画像


だから、料理以外はわりと精神的な例示になっています。男子って、ほら、マザコンでしょう? マザコンってことは、男子は女子に「母親的なことができる人になってもらいたい」と思っているということです。それなりに料理ができて、母親のように精神的に頼れる存在になれるような、自分の磨き方をしてほしいと思っている……これが男子のホンネではないでしょうか。
(ひとみしょう)

この記事を書いたライター

ひとみしょう
作家/コラムニスト/作詞家。キルケゴール哲学をベースに、なんとなく淋しい人に向けた希望論&恋愛論『自分を愛する方法』を上梓。全国の書店等で発売中。『ひとみしょうのお悩み解決』『ひとみしょうの男って実は』(Grapps)など連載多数。日本自殺予防学会会員。キルケゴール協会会員。

関連記事