知らない方が幸せ? バレンタインを「どうでもいい」と思ってる男たちの本音

男子は女子ほど記念日やイベントごとを重視しないと言われています。たとえばハロウィンパーティーを企画する女子はいても、男子は……って感じです。
今回は、バレンタインを重視しない男子のホンネに迫ります。
さっそく見ていきましょう!

知らない方が幸せ? バレンタインを「どうでもいい」と思ってる男たちの本音の2枚目の画像


目次

1.おれ、モテないし……


今、バレンタインデーにさっぱり興味がない男子だって、中高生のころは興味があったはずです。どの男子がいくつ(誰から)チョコをもらったか、なんてことが教室で話題にならなかった……そんな学校生活を送ってきた男子なんて、ほぼ皆無ではないでしょうか。
バレンタインのことは気になる……でも、おれはモテないし、どうせチョコを期待しても1つももらえないから……バレンタインは無視。
……こんな男子もいます。

こういう男子にこそ、チョコを渡してアタックすべし♡


こういう男子にこそチョコを渡すと、ものすごく喜ばれます。想像したらわかりますよね?
「絶対に落ちた」と思っていた大学から、合格通知が届いたときのような気持ちになるわけです。
あなたがバレンタインデーに告白したい彼が、こんな具合でまったくバレンタインに興味がないとすれば、あなたは大きなチャンスを手にしているも同然です。がんばって、そういう彼にチョコを渡してあげてください。

2. マジで乗り気じゃない


もう、理由もなにもなく、マジでバレンタインには興味がない……こういうことを言っていた男子もいました。
そもそもバレンタインは、お菓子メーカーがうまくつくった販促の日です。という言い方がマズければ「バレンタイン司祭の死を悼む宗教的行事をおこなう日」です。
お菓子の販促にも、バレンタイン司祭にも興味を抱けない男子は、そもそも興味がないということに。

男子ってきっと「そういうもの」だと諦めた方が楽


クリスマスに興味がない男子がいるくらいですから、バレンタインに興味がない男子がいても、ちっともおかしくないでしょう。
女子にとっては、そういう男子のことが、少々(というか、かなり)寒々しい感性の持ち主に見えるのかもしれませんが、まぁ男ってそういう生き物だったりもするので、仕方ないです。
もっと男子の脳内を代弁すれば、2月14日がお菓子の販促の日なのであれば、マヨネーズの販促の日(3月1日)や、生花の販促の日(たとえば6月6日らしいです)、イチゴショートケーキの販促の日(毎月22日です)に、なぜ女子は大騒ぎしないのか? という「理屈」になります。理屈好きな男子って、たとえばこういう思考回路をするのです。

(C)LAURIER PRESS
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3. ホワイトデーのお返しを毎年忘れて怒られるから


バレンタインは毎年大騒ぎしても、ホワイトデーって、バレンタインほどの盛り上がりを見せないですよね?
昔は、ホワイトデーのお返しといえば、キャンディやマシュマロでしたが(知っていましたか?)、今ではキャンディやマシュマロをお返しに贈ったら、女子からグーパンチが返ってきそうな勢いです。
しかも、女子が「義理」で贈ってくれたチョコに、真剣にお返しをするのもちょっとどうかな……という男的な迷いもあり、結局「ホワイトデーはなかったことにしちゃえ」という男子もいます。
なかったことにしようと思えば、バレンタインデーも、しれっと「ないもの」としていくしかないですよね。

デリケートな男心


ホワイトデーになにも返礼の品をよこさない男子は、ホントに無礼でデリカシーに欠ける残念すぎる男子かといえば、そうでもなかったりします。
なにを返せばいいのか、わかっていないのです。
たとえば、仲のいいカップルであれば、「ホワイトデーには時計がほしい」とか、ちゃんとほしいものを彼に言えばそれで済むわけですが、会社の同僚の女子になにを返すのか? とか、ちょっと気があるけど今はまだつきあえない女子になにを贈るのか? とか、そういうややこしい問題を解けないのが男子です。
です、と言い切っていいのかどうか知りませんが、恋愛の問題は常に、女子のほうが上手に解くのです。

知らない方が幸せ? バレンタインを「どうでもいい」と思ってる男たちの本音の3枚目の画像


いかがでしょうか。
よほどモテない男子以外は、おそらく「ホワイトデー問題」につまずいているので、バレンタインデーをしれっとやり過ごしているのではないかと思います。つまり、ホワイトデー問題が、世間的にうまく解決すれば、バレンタインデーはもっと盛り上がりを見せるのではないでしょうか。
どこかの業界団体が「ホワイトデーはうちの業界の販促の日にする」と、明言してくれたら、男子はバレンタインデーにも騒ぎやすいのです。
お菓子業界でもシャンパン業界でもない、第三の業界団体の挙手が待たれます。
(ひとみしょう)

この記事を書いたライター

ひとみしょう
作家/コラムニスト/作詞家。キルケゴール哲学をベースに、なんとなく淋しい人に向けた希望論&恋愛論『自分を愛する方法』を上梓。全国の書店等で発売中。『ひとみしょうのお悩み解決』『ひとみしょうの男って実は』(Grapps)など連載多数。日本自殺予防学会会員。キルケゴール協会会員。

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