失ってからはじめて分かる元彼の大切さ “当たり前”が命取りに!?

昔の恋や元彼のことを振り返って胸が張り裂けそうになるのは、そもそも別れる必要がなかったのでは? と思っているから。
「元彼のことあんな好きだったのに、なんで別れちゃったんだろう」「もっと大人になれていたら……」とあなたも取り返しのつかないことにならないよう、“別れなきゃよかったと後悔している女性たち”の胸の内を参考にしてほしい。

目次

1. なんでも“当たり前”になっていた


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・「付き合うきっかけは、向こうがすごく熱心に口説いてきたから。会えばいつも好き好きオーラを感じていた。だから、“愛されて当たり前”“私の言うことはなんでも受け入れてくれて当然”と思ってしまい……。愛されていることが当たり前になると、女はワガママぶりが増長するのかも。いまさらだけど、元彼を大切にしなかったからバチが当たったんだと思う」(30代・OL)

・「彼がわたしのことを振るなんてことは絶対あり得ないと勘違いしていた。『一緒にいてくれて当たり前だ』みたいになってしまって、彼のことぜんぜん大事にしてなかったんだと後悔……」(20代・エステサロン)

――女性は心のどこかで“自分のワガママを受け入れてくれる人を求めている”ことがある。恋人には大事なお姫さまのように扱われてみたい……そんなプリンセス願望を持っていたりもする。

相手の好意に慣れてしまうと危険


しかし交際期間が経るにつれて、相手がしてくれること、愛してくれることが当たり前になってしまい“彼がいることのありがたみ”さえも忘れてしまう。人間の慣れというものは恐ろしいもので「いままでしてくれたこと」「してもらっていること」が“当たり前化”されてゆくと感謝の念を失ってしまう。
相手は“善意でしてくれているだけ”なのに、いつの間にか“無条件でされている”とマヒしまうのだ。

感謝することを忘れてしまうと…?


男性はいくら好きな女でも「やってもらえて当然と思われてる」ことに我慢の限界がくる。感謝の言葉もご褒美もお返しもなかったら、彼女に「してあげたい」気持ちが薄れるどころか、彼女への愛そのものも薄れてゆく。
相手の優しさにあぐらをかいているとしっぺ返しを食らうことになるのだ。

2. 他にドキドキを求めていた


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・「元彼とは数年付き合っていたからマンネリだったと思う。そんなときに私にちょっかい出してきたのが会社の上司。その上司は、仕事のことでも頼れたし、素敵なお店やレストランもいっぱい知っていて、一緒にいるとすごく楽しかったし刺激になった。でもそのことが彼にバレてしまい別れるハメに……。本当に一番大切なものは彼だったと気づいたのが遅すぎた」(20代・広告)

・「合コンで知り合った男性に惹かれてしまった。自分の気持ちにウソはつけないと彼を振って、その人に乗り換えた。でも別れてから、元彼の本当の優しさがよく分かった。思い出すのはいいとこばっかり。今の人と比べてからわかったってもう遅いけど……」(30代・サービス業)

――「私が味わったドキドキ感と引き換えに、一番大事なものを失った」ということになるだろう。忘れないでほしいのは、今彼とマンネリだからと他の男に目移りして付き合ったとしても、結局トキメキは損なわれてゆくということ。刺激やドキドキ感が失われてゆくのは、誰と付き合おうが同じこと。そんなものは一時的な甘美にしかすぎない。
刺激ではなく毎日の繰り返しや安定こそ、自分にとって何より大切なものだということを覚えておいて欲しい。

3. カッとなってつい失言を…


(C)LAURIER PRESS
(C)LAURIER PRESS

・「元彼は自分の主張をあまり出さない人で、優柔不断なところがあった。イライラしていた私は、彼につい『なんであなたはいつも頼りないの! 〇○君はもっと男らしいよ!』って男友達を引き合いにだしてしまった。彼は『そっか。頼りない僕はキミには必要ないよね』って私から去っていった。まさかこんな結果になっちゃうなんて……」(30代・医療事務)

・「元彼は仕事熱心な人だった。そこに惹かれて付き合ったのに、忙しい彼とはなかなか逢えず、たまに会えても深夜ちょこっとだけ。とうとう我慢できなくなって『そんなに仕事が大事なの? 会いたい時に会えないなんて彼氏じゃないよ!』って言っちゃった。彼を信じて待っていれば、今こんな後悔していなかったのに……」(30代・インフラ)

――別れるつもりなどなくとも、一番近い人にはつい容赦なく言いたいことを言ってしまうのが人の常。

家族と他人では違う


いくら酷い言葉を浴びせても“血がつながった家族”なら縁は切れないもの。どんなケンカをしようともひと晩寝ればケロッと元通りになるが、男女の仲はそうはいかない。相手から投げ掛けられた言葉はシコリとなる。

何年付き合おうが、彼氏彼女の関係においてはすべてが許さるわけではない。自分の感情のまま勢いにまかせて言葉を吐いてしまうと、冷静になったときに必ず後悔する。一旦出てしまった言葉はもとに戻せないのだ。

大切な彼を失ってわかるのは自分の怠慢さ


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あとから「あの時、別れなきゃよかった」と思うのは、自分勝手な都合である。別れを招いたのは他でもない、自分のした言動からなのだから。
だからこそ、今カレがいる人も次の恋に進む人も、自分のしていることや自分がしたことを振り返って襟を正そう。

彼が隣にいること、彼と笑い合えること、彼と「おはよう」「おやすみ」と言い合えること、彼とご飯を食べられること、……彼と一緒だからこそできるそれらの一つ一つに感謝しよう。

「ありがとう」も「好きだよ」も「愛してる」も、もっともっと言えていたら、相手にちゃんと伝わっていたら“その別れ”はなかったかもしれない。今ある“当たり前”は永遠に続くものではなく、自分の行動によって“永遠に続くものにしていく”のだから。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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