別れたあとに連絡してくる男の心理 本気でやり直したいと思ってる?
しばらく前に別れたはずの彼から突然の連絡が……。なんで? しかも、向こうから振っておいて、いまさら連絡してくるなんて……。どうして? そんな理解しがたい男の行動に戸惑う女性も多いはず。もしかしてやり直したいの? ヨリを戻したいの?
今回は“男の未練”の奥に隠されている本音に迫ってみた。
・「何年経とうが一度でも本気で愛した女のことを男は絶対忘れたりしない。当然向こうも同じ気持ちだと信じてるから連絡しちゃうんじゃないかな」(30代・男性・飲食店経営)
・「別れてしまっても彼女のことはそうそう簡単には忘れないよ。これは未練じゃなく男の本能だね」(30代・男性・広報)
男は一度付き合った女に対して「俺のモノ」と思っているフシがある。
「別れたとしても俺のことを忘れるはずがない」「自分のことは好きに違いない」という根拠なき自信は男性ホルモン“テストステロン”のなせるわざ。支配欲や縄張り意識からのものといえる。男性からしたら“手を付けた元カノ”は今でも自分の縄張り。
なので元カノに連絡する男は、別れた後でもこっちが言い寄れば“自分の相手をしてくれる”と思っているのだ。
・「今の彼女と別れたあと、それよりも前に“長く付き合っていた昔の彼女”のことをアレコレ思い出してしまった。その彼女は誰よりも俺のことを理解してくれていたのに……。あのときは若気の至りでうまくいかなかったけど今チャンスをくれたらと……つい連絡とってしまいました」(30代・金融)
・「優しくて物分りのいい年上の彼女を振って年下の彼女に乗り換えた。でも次第にワガママで常識知らずの今カノに嫌気がさしてきて……つい年上の元カノに『会いたい! 話したい』とLINEしてしまった」(20代・整備)
――今カノとうまくいかない、もしくは別れてしまったあとに連絡してくるのは「今ならやり直せばうまく付き合えるかも」という心境の変化からコンタクトをとっている場合も……。
彼が「あの頃の自分はバカだった」と自分の至らなさやふがいなさを十分に反省し、「元カノの偉大さに気づいた」のならヨリを戻すのもアリ。
しかしうまくいかなかった過去をきちんと反省していなければまた同じことの繰り返し。ただ年を重ねただけで、彼が精神的に昔と変わっていないなら、ヨリを戻したところでまた傷を上塗りするだけなのだ。
男が本気でやり直したいという意思のあらわれは別れた当時の彼と変らない姿ではなく成長している姿をみせたときだけである。
・「一人で飲んでると『あの女はいい女だったな』と思い出してしまう自分がいる。スタイルも良かったし、実はもったいないことしたんじゃないか……と後悔。酔った勢いで連絡しちゃおうかなんて考える」(30代・男性・インフラ)
・「元カノに連絡したくなるのはできたら体の関係は続けたいのが正直なところ。だってそこが合わなくて別れたわけじゃないからね。」(40代・男性・保険)
・「なんで彼女と別れてしまったのかは思い出せないけど、体の相性はバツグンだった! あわよくばという思いは常にある」(20代・男性・建設)
――男性が別れた相手に図々しくも連絡できるのは男の記憶のフォルダーには“自分にとって都合のいい思い出しか保存されていないから”だ。付き合っている時に自分がしでかした過ちや粗相は差し置いて、男はいいことしか思い出さないもの。
女の記憶はいやなことほどよく覚えているもの。相手からされたことやケンカの内容をこまかに保管してしまう。女性は感情の情報量が多いのだ。それらは「名前をつけて保存」され、いつでも引き出して、再生できるのである。
しかし男性は下手すると別れた理由も別れに至る経緯も忘れていることも……。“覚えていない”ということはなんともポジティブになれるのである。
自分が別れの原因を作ったくせに平気で連絡してくるような男性は「あわよくば昔のよしみでやらしてくんないかな~」と思っているのである。
・「ときたま元カノを呼び出したくなる。やっぱり人肌恋しいんだよね。仕事がテンパってるときととか、逆に思い通りにいかないときや落ち込んでいるときに誰かにそばに居て欲しかったりする。一緒にいることでストレス解消みたいなとこ、男にはあるから」(30代・男性・運送)
・「元カノには今の不満や愚痴をぶつけても理解してくれそう。元カノならいまさらカッコつけたり見栄もはらなくてもすむし、情けない姿見せても恥ずかしくない……勝手だけど元カノに癒やしてもらいたい」(30代・男性・出版)
・「慰めて欲しいときには元カノは最適じゃないかな。過去にはわかり合えていた間柄だけに、安心感がある。俺の心も身体も慰めて欲しい(笑)」(30代・男性・飲食業)
――寂しさに襲われた時、寂しさを紛らわしたい時、人が恋しくなるのは男も女も同じ。しかし女と違って男は男の友達に愚痴を聞いてもらい慰めてもらうわけにはいかない。同性相手には弱みなど見せられないのが男というもの。
そこで格好の相手となるのは元カノ。深く知った元カノなら気兼ねなく話せるし、悪い言い方をすれば気を使う必要がない。元カノなら甘えさせてくれる、ありのままの自分を受け入れてもらえるという願望からつい連絡してしまうのだ。根底にあるのは身勝手な下心なのである。
元カレが連絡してくるのは「あなたを諦められない」「まだ忘れられない」というよりも彼自身が今の自分の状況に満足していないから……といえる。仕事や恋、もしくは結婚生活があまりうまくいってないから……なのである。
今、幸せな人というのは過去を振り返り、過去をやり直したいとは決して思わない。
だからこそ元カレからの連絡や接触があったとしても「自分に未練があるわけではない」と思っておくほうがなにかと振り回されずに済むのである。
(神崎桃子)
今回は“男の未練”の奥に隠されている本音に迫ってみた。
目次
まだ自分のことを好きだと思っているから連絡しちゃう
・「何年経とうが一度でも本気で愛した女のことを男は絶対忘れたりしない。当然向こうも同じ気持ちだと信じてるから連絡しちゃうんじゃないかな」(30代・男性・飲食店経営)
・「別れてしまっても彼女のことはそうそう簡単には忘れないよ。これは未練じゃなく男の本能だね」(30代・男性・広報)
一度手に入れたものは自分のもの
男は一度付き合った女に対して「俺のモノ」と思っているフシがある。
「別れたとしても俺のことを忘れるはずがない」「自分のことは好きに違いない」という根拠なき自信は男性ホルモン“テストステロン”のなせるわざ。支配欲や縄張り意識からのものといえる。男性からしたら“手を付けた元カノ”は今でも自分の縄張り。
なので元カノに連絡する男は、別れた後でもこっちが言い寄れば“自分の相手をしてくれる”と思っているのだ。
今カノと別れると元カノの顔が浮かぶ
・「今の彼女と別れたあと、それよりも前に“長く付き合っていた昔の彼女”のことをアレコレ思い出してしまった。その彼女は誰よりも俺のことを理解してくれていたのに……。あのときは若気の至りでうまくいかなかったけど今チャンスをくれたらと……つい連絡とってしまいました」(30代・金融)
・「優しくて物分りのいい年上の彼女を振って年下の彼女に乗り換えた。でも次第にワガママで常識知らずの今カノに嫌気がさしてきて……つい年上の元カノに『会いたい! 話したい』とLINEしてしまった」(20代・整備)
やり直すなら成長した姿を見せた時
――今カノとうまくいかない、もしくは別れてしまったあとに連絡してくるのは「今ならやり直せばうまく付き合えるかも」という心境の変化からコンタクトをとっている場合も……。
彼が「あの頃の自分はバカだった」と自分の至らなさやふがいなさを十分に反省し、「元カノの偉大さに気づいた」のならヨリを戻すのもアリ。
しかしうまくいかなかった過去をきちんと反省していなければまた同じことの繰り返し。ただ年を重ねただけで、彼が精神的に昔と変わっていないなら、ヨリを戻したところでまた傷を上塗りするだけなのだ。
男が本気でやり直したいという意思のあらわれは別れた当時の彼と変らない姿ではなく成長している姿をみせたときだけである。
別れた後に元カノの良さがわかった
・「一人で飲んでると『あの女はいい女だったな』と思い出してしまう自分がいる。スタイルも良かったし、実はもったいないことしたんじゃないか……と後悔。酔った勢いで連絡しちゃおうかなんて考える」(30代・男性・インフラ)
・「元カノに連絡したくなるのはできたら体の関係は続けたいのが正直なところ。だってそこが合わなくて別れたわけじゃないからね。」(40代・男性・保険)
・「なんで彼女と別れてしまったのかは思い出せないけど、体の相性はバツグンだった! あわよくばという思いは常にある」(20代・男性・建設)
男はいい思い出しか残さない
――男性が別れた相手に図々しくも連絡できるのは男の記憶のフォルダーには“自分にとって都合のいい思い出しか保存されていないから”だ。付き合っている時に自分がしでかした過ちや粗相は差し置いて、男はいいことしか思い出さないもの。
女の記憶はいやなことほどよく覚えているもの。相手からされたことやケンカの内容をこまかに保管してしまう。女性は感情の情報量が多いのだ。それらは「名前をつけて保存」され、いつでも引き出して、再生できるのである。
しかし男性は下手すると別れた理由も別れに至る経緯も忘れていることも……。“覚えていない”ということはなんともポジティブになれるのである。
自分が別れの原因を作ったくせに平気で連絡してくるような男性は「あわよくば昔のよしみでやらしてくんないかな~」と思っているのである。
人恋しくて寂しいから連絡しちゃう
・「ときたま元カノを呼び出したくなる。やっぱり人肌恋しいんだよね。仕事がテンパってるときととか、逆に思い通りにいかないときや落ち込んでいるときに誰かにそばに居て欲しかったりする。一緒にいることでストレス解消みたいなとこ、男にはあるから」(30代・男性・運送)
・「元カノには今の不満や愚痴をぶつけても理解してくれそう。元カノならいまさらカッコつけたり見栄もはらなくてもすむし、情けない姿見せても恥ずかしくない……勝手だけど元カノに癒やしてもらいたい」(30代・男性・出版)
・「慰めて欲しいときには元カノは最適じゃないかな。過去にはわかり合えていた間柄だけに、安心感がある。俺の心も身体も慰めて欲しい(笑)」(30代・男性・飲食業)
元カノなら甘えさせてくれるはず
――寂しさに襲われた時、寂しさを紛らわしたい時、人が恋しくなるのは男も女も同じ。しかし女と違って男は男の友達に愚痴を聞いてもらい慰めてもらうわけにはいかない。同性相手には弱みなど見せられないのが男というもの。
そこで格好の相手となるのは元カノ。深く知った元カノなら気兼ねなく話せるし、悪い言い方をすれば気を使う必要がない。元カノなら甘えさせてくれる、ありのままの自分を受け入れてもらえるという願望からつい連絡してしまうのだ。根底にあるのは身勝手な下心なのである。
元カレがあなたに連絡してくるのは“今の状況に満足していないから”
元カレが連絡してくるのは「あなたを諦められない」「まだ忘れられない」というよりも彼自身が今の自分の状況に満足していないから……といえる。仕事や恋、もしくは結婚生活があまりうまくいってないから……なのである。
今、幸せな人というのは過去を振り返り、過去をやり直したいとは決して思わない。
だからこそ元カレからの連絡や接触があったとしても「自分に未練があるわけではない」と思っておくほうがなにかと振り回されずに済むのである。
(神崎桃子)
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この記事を書いたライター
神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。