彼氏と会うのがめんどくさい。それは自分の「彼氏と別れたい」という気持ちのサインかも?

体調が悪かったり、仕事やバイトが忙しかったりすると、なんとなく「彼氏に会うのが面倒だな」と思ってしまうこともあると思います。面倒だと思っているうちに、彼氏のイヤな部分ばかりが思い浮かんじゃったりして、でもまだ彼のことは好きだし……という葛藤をする自分のこともイヤになったり。

さて、彼氏と会うのが面倒だと思えてきたときは、どうするべきなのかについて、今回は見ていきます。

目次

1.ウソでも「具合が悪いから寝る」と彼氏に言う


彼氏があなたのことをまだ好きだという状況であれば、彼氏に適当なウソをついて会わないようにする、という方法はいかがでしょうか。

「ここのところ仕事が忙しくて、ずっと睡眠不足だから、今週末はデートしないでおうちで寝てる……ごめんね」とか。

この方法のコツは?


彼氏にズバッと「あなたに会うのが面倒くさい」と言えば、当然彼は悲しみますよね。また自分の気分的にも罪悪感が芽生えてしまうと思います。

よく言われているように、男心って女子の心とはまた別の意味で、非常にデリケートなものです。「ウソでも」疲れているから会いたくないとか、忙しいから会いたくないとかと言ってあげる「優しさ」が求められるのではないでしょうか。

2.なりたい自分になれるチャンスと捉える



彼氏と会うのが面倒だと思えてきたときって、もうそのカップルは破たん寸前といっても過言ではありません。彼氏のことが嫌いで「会いたくない」というわけではなく、まだ好きな状態で「会いたくない」というのだって、破たん寸前と捉えてもいいときがあります。

「なんとなく、彼と一緒にいてもしっくりこない」とか「なんとなく、彼とこのままつきあい続けていても輝かしい未来が見えない」というケースって、すでにあなたの気持ちが彼氏を離れて、「自分だけの新しい場所」に歩き出しているわけです。

本当に彼氏のことが好きなら、それこそ高熱があろうと、物理的な距離が遠かろうと、会いに行きますよね? 会いに行かないというのは、あなたはすでに彼氏との未来を捨てて、あなた独自の新しい世界に行こうとしているわけです。

この方法のコツは?


つまりカップルでお互いに見ている未来や夢がちがってきたとき、人は往々にして「彼氏と会うのが面倒だ」と思えてくる、ということです。そういうときは、もしかすると、彼も彼で、あなた抜きの自分ならではの新しい世界に羽ばたこうとしているのかもしれません。

いずれのケースであっても、まずはあなた自身が「どこから来て、どこに行こうとしているのか」という、少々壮大なテーマについて考えてみることです。

大好きな彼氏にすら会うのが面倒に思えるときって、「彼と一緒にラブラブすごしてきた過去」の自分から、「新しい自分」になりかけているときです。自分の過去と未来に、ひとりで思いをめぐらすことで、彼氏との無用なトラブルを避けることができるかと思います。

3.彼氏と会うのが面倒なら別れ時なのかも



結論だけ言えば、「彼氏と会うのが面倒だ」と思えてくる時期って、別れ時なのかもしれません。もちろん、たとえば生理で体調が悪いから会うのが面倒とか、雨が降っているから会うのが面倒とか、そういうときは、生理が終わればふたたび会いたくなるのかもしれません。雨がやんだら会いたくなるのかもしれません。女子らしい気まぐれゆえの「面倒」は、そんなものかもしれません。

でも、生理が終わろうと、空が晴れようと、彼氏と会うのが面倒に思えるのであれば、それはもう別れ時ではないでしょうか。

この方法のコツは?


彼氏にちゃんと感謝して別れるべきでしょう。彼氏との関係をフェードアウトさせて、なんとなくうやむやのまま別れるとか、彼氏に「もうあなたのことが好きじゃなくなった」と言うとか、そういうことをしちゃえば、彼氏はおおいに悲しみます。

それに、彼氏を置き去りにして、自分だけが「新しい世界」に行くというのは、カップルにおいてよくある話ですが、これまで世話になった人に対して、別れ際にやっていいことと、やってはいけないことがあるはずです。

彼氏と会うのが面倒に思えてきたときは別れ時



情緒的な話をするなら、「彼氏と会うのが面倒」と思えるときの前後に、「自分の気持ちが彼氏から離れていっているのを感じる」時期があると思います。あんなに大好きだった彼から、わたしの気持ちは離れていっている……この切なさをしっかりと受け止めることが、彼氏に対するせめてものなぐさめになろうかと思います。

誰だって、彼氏から離れてゆく気持ちを、自分ではどうすることもできないわけですから、せめて切なさくらいは、彼氏に内緒で、全身で感じてみてはいかがでしょうか。
(ひとみしょう)

この記事を書いたライター

ひとみしょう
作家/コラムニスト/作詞家。キルケゴール哲学をベースに、なんとなく淋しい人に向けた希望論&恋愛論『自分を愛する方法』を上梓。全国の書店等で発売中。『ひとみしょうのお悩み解決』『ひとみしょうの男って実は』(Grapps)など連載多数。日本自殺予防学会会員。キルケゴール協会会員。

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