男子の理想の彼女って? 彼が"いい女だなぁ"と思う女子の特徴

男子はよく“あげまん”という言葉を使います。「おまえの彼女、あげまんでいいなあ」など。今回は男子が言う“あげまん”とは、どういう女子のことなのかについて見ていきます。


男性がよく言う「理想の彼女」ってどんな女性?


理想の彼女1.あげまん=彼の「仕事」を応援している女性


若い独身の男子であっても、結婚した老齢の男性であっても、「パートナーを誇りに思っている」男性はみな、「仕事を応援してくれている、仕事に理解を示してくれている」ので、彼女を誇りに思います。

たとえば結婚すれば、お給料日に旦那さんは奥さんにお金を渡します。「今月はこれで生活してください」と、生活費を渡しますね。そのとき奥さんが「あなたは今月よく頑張ったから、これで飲みに行って遊んできてください」と、数万円、旦那に渡してくれる家庭があります。こういう話を聞いた男たちは「おまえの奥さん、よくできてるなあ、あげまんだなあ」と言います。

男性脳のごくシンプルな事実です


男って、基本的に「自分の仕事を応援してくれている人」を、最大の味方だと思います。反対に、仕事に集中できる環境を作ってくれない人を敵とみなすんですね。たとえば彼女の浮気を心配しないといけない彼は、彼女のことをあげまんとは言いません。これは男性脳のごくシンプルな事実です。彼の仕事を応援してあげるだけで、あなたは彼から“あげまん認定”されます。

理想の彼女2.愛され上手な女性


自分が好きになった相手でないとつきあいたくない、と思っている女子ってけっこういると思います。とくに若いとどうしても、そういう傾向が顕著になってふつうかもしれませんね。でも「愛すること」と「愛されること」って、「愛されること」のほうが高級だったりもします。愛されること、とはつまり、相手の愛をスマートに受け止める、ということです。

愛されることの練習


みなさんきっと「愛することの練習」は、無意識のうちにしているはずです。親子関係であれば「母親を愛すること」、友人関係であれば「友だちを愛すること」、そういうことを、無意識のうちに学んでいますね。

でも愛をスマートに受け止めることは、意識的にやらないと、なかなかうまくなりません。
彼からもらった愛に過不足があったとしても、笑顔でありがとうと言う。たったこれだけのことをするだけで、彼は喜びます。愛のキャッチボールがうまくいきます。引いては、彼は「おれの彼女は気持ちが安定しているあげまんだ」と思うのです。



理想の彼女3.男のうそに鈍感なふりができる女性


たとえば彼の浮気を見抜く方法を知りたいと思っている女子が大勢いると見えて、ネット上にはそういうハウツーを説くコラムが大量にあります。もちろん物事はなんでも、裏を見抜けないより見抜けたほうがいいものです。でもあえて鈍感なふりをして見抜かない、というのも“あげまんの大切なポイント”です。

昔から「母なる大地」と言われるように


「男は船で女は港」という言い方がありますね。外で男が遊んできても、彼が帰る場所を彼女がちゃんと用意してくれている、だから男は幸せだ、というようなニュアンスの言葉です。男の身勝手さを言っている言葉ともとれますが、男ってなにがあっても動じないパートナーを、最良のものと考えるクセがあります。昔から「母なる大地」と言われるように、女性にはドンと構えておいてもらいたい。男って、こう考えているんですね。

ですから彼のうそに鈍感なふりをして、いつも変わらぬ姿勢を貫ける女子は、男にとってあげまんなのです。
そういう「努力」をした女子は……、たまには彼に内緒で遊んでくればいいのではないでしょうか? あくまでも彼の前で堂々としておく、というのがポイントであって、女子は遊んではいけない、ということではないということです。



女子は生まれながらにして女ですが、男は「努力して男になる」のです。つまり男のベースは「男の子、つまり子ども」であり、そこから社会にもまれ、人を愛する練習をし、やがて大人の男に「なる」のです。

ざっくり言えば、男になる手助けをしてあげることのできる女子が“あげまん”です。女性が子どもを産む性である限り、この傾向は続くでしょう。だから世の女性は、彼をヘルプした代償として、へそくりをためたり、彼に(旦那に)内緒で、女子どうしでおいしいものを食べに行く権利を持っているのです。

(ひとみしょう/studio woofoo)

この記事を書いたライター

ひとみしょう
作家/コラムニスト/作詞家。キルケゴール哲学をベースに、なんとなく淋しい人に向けた希望論&恋愛論『自分を愛する方法』を上梓。全国の書店等で発売中。『ひとみしょうのお悩み解決』『ひとみしょうの男って実は』(Grapps)など連載多数。日本自殺予防学会会員。キルケゴール協会会員。

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