志尊淳&小関裕太が出演♡ 恋と音楽が主役の映画『覆面系ノイズ』

単行本の総発行部数が200万部を突破! 現在も連載中のマンガ『覆面系ノイズ』(福山リョウコ著)が実写映画化され、11月25日より公開となります。

恋と、自分がやりたいこと、やるべきこととの間で揺れながら、それぞれの想いを胸に前へ進んで行く高校生たちの姿を描いた今作。ヒロインの“ニノ”を中条あやみさんが演じ、そんなニノに想いを寄せる“ユズ”と“モモ”には志尊淳さん、小関裕太さんと、まさに今が“旬”な若手俳優の皆さんが顔をそろえています。

(C)2017映画「覆面系ノイズ」製作委員会

今回は、恋のライバルでありながら、音楽を通してつながりを持って行くという間柄を演じた志尊淳さん、小関裕太さんのお二人にインタビュー♡

実はお互いがまだ中学生、高校生だったときに、共演経験があり、それ以降、連絡は取り合いながらも、今作で久々の再会を果たしたというお二人。お互いを“志尊ちゃん”“裕太”と呼び合う、まさに学生時代の友達同士のような空気感も合わせてお楽しみください♡

目次

『覆面系ノイズ』のストーリー


一度聴いたら忘れられない、人を虜にする歌声の持ち主であるニノは、高校2年生の春に転校した学校で、幼い頃に出会った曲作りをする男の子、ユズと再会します。

実は、ユズはニノの声に魅了されて、ニノと会えない6年の間もずっとニノのことを思って曲作りを続けていました。ユズはそんなニノとの再会で、音楽への想いと、ニノへの恋心を同時に大きくして行きます。

(C)2017映画「覆面系ノイズ」製作委員会

一方でニノは幼なじみで初恋の相手でもあるモモにずっと想いを寄せています。ただ、モモは6年前、突然ニノの前から姿を消してしまい、以来、会えないまま。それでもニノはモモの「もしも会えなくなっても、おまえの歌声を目印に会えたらいいよな」という言葉を信じて歌い続けています。

(C)2017映画「覆面系ノイズ」製作委員会

そんな中、ニノはモモらしき音楽プロデューサーが手がける新人ボーカルのオーディションを見つけ、それを受けます。そしてついにニノはモモとの再会を果たすのですが、モモからは「会いたくなかった」と言われてしまい……。

“ユズとモモ”“志尊ちゃんと裕太”との共通点は?


ある事情から大好きだったニノと離れ離れになり、現在は、売れっ子音楽プロデューサーとして活躍するモモ。実は正体不明の覆面バンド「in NO hurry to shout;(通称:イノハリ)」として活動し、メジャーデビューを間近に控えるユズ。二人はニノが好きということの他に、音楽という大きな共通点を持っています。

それぞれどんなキャラクターなのか、せっかくの仲良し対談なので、自らが演じた方ではなく、ユズを小関さんに、モモを志尊さんに紹介してもらいました。

撮影 石井小太郎 (C)LAURIER PRESS

小関「ユズは思いやりがある人ですね。自分の想いは二の次でニノの恋を応援してあげたり。でも小関としては、もうちょっと頑張れよ、攻めろよ、って思っちゃいます(笑)」

(C)2017映画「覆面系ノイズ」製作委員会

志尊「ユズの立場から見たら違いますけど、僕として俯瞰で見ていると、モモはただただかわいいキャラクターですね(笑)。好きな気持ちを逆の態度で伝えてしまうところとか、学生とかだとあるな~って。それからかわいそうなところもありますよね。家庭環境のことだったりとか。恋愛をすればいいのに、自分の好きな曲も作ればいいのに、それでも家族のために我慢する。ある意味一途というか、そのために好きな人を傷つけたり、突き放したりしてるし」


撮影 石井小太郎 (C)LAURIER PRESS

――お二人はお互いのこともよく知ってると思うので、それぞれのキャラクターに似てるな、って思った部分もあったら教えてもらえますか?

小関「人に優しいところ。志尊ちゃんは心が広いんですよ。ユズよりも優しいんじゃないかって思うくらい。それから、自分の信念をちゃんと持っていて、攻める強さもあるところ。そこもユズを上回ってると思いますね。以前からホントに優しくて、今回の共演が決まる前のなかなか会えなかった時期にも、自分も忙しいはずなのに僕が出ている作品を観て連絡をくれたり。それから今回の撮影中も、何かあったときとかに“大丈夫だよ”って、その言葉が欲しいっていうズバリのタイミングで言ってくれたり。やっぱり優しいな、って思いました」

撮影 石井小太郎 (C)LAURIER PRESS

志尊「裕太は思ったことをストレートに言葉にできるタイプなんですよ。それに、どんな状況であっても女性を傷つけるようなことはしないと思うので、モモとは似てない部分が多いなって思うんですけど」

小関「でも、昔の自分に似てるんですよ。人に心を開いてない時期(笑)」


撮影 石井小太郎 (C)LAURIER PRESS

志尊「ああ、ちょっとわかるかも。一匹狼的なときでしょう?(笑) 確かに、昔の裕太はそういうところがあったかもね。今はいい意味で全然変わったから。けど、こだわりを持って自分のアイデンティティを表現して行くところは、昔も今も変わってないし、そこはモモと似てる部分でもあるよね。最初に会った14歳とかのときから、そこにブレを感じない」

お互の成長を感じ合う


(C)2017映画「覆面系ノイズ」製作委員会

――数年ぶりに会って共演してみて、お芝居で変わったな、って思うところはありましたか?

小関「完成した作品を観て改めて思ったんですけど、全体的に落ち着きを感じました。セリフもすごく入って来るし、感情も伝わって来るし、存在感もあるな、って。特にユズは普段はフラットな人なので、感情があふれ出したりする瞬間のシーンとかは、カッコいいなって思いました」

撮影 石井小太郎 (C)LAURIER PRESS

志尊「撮影中は裕太としてじゃなくて、モモとして見てたからあまり感じなかったんですけど、僕も完成した作品を観て、裕太とは全然似てない、違う人になってるな、と感じました。役者として当たり前のことなのかも知れないですけど、特に裕太が一番気にしていた、“目の奥に闇がある感じ”っていうのがあって、裕太の部分が全く消えていて、モモにしか見えないというか。それはスゴイなって思いました。最初に一緒に仕事してたときなんて、僕なんてお芝居の“お”の字もわからなかったんですけど、お互いに違う現場を経験して、それでまた会えたことで、お互いが作ったキャラクターを尊重できたり、空気感で察しながらできたりもして。特に、ユズとモモでセッションをするシーンとかは、ここまでの僕らの関係性があったからこそ作れたものなんじゃないかなって思ってます」


撮影 石井小太郎 (C)LAURIER PRESS

この映画の名場面の一つである二人のセッションシーンでの裏話や、二人の恋愛傾向がわかる!? トークは、インタビュー後編でお届けします。お楽しみに!

『覆面系ノイズ』


2017年11月25日より全国公開
出演:中条あやみ、志尊淳、小関裕太、真野恵里菜、磯村勇斗、杉野遥亮ほか
http://fukumenkei-noise.jp/
(C)2017映画「覆面系ノイズ」製作委員会
(瀧本幸恵)

この記事を書いたライター

瀧本幸恵
編集&ライター。映画、TV、音楽などのエンターテインメント系で主にお仕事をさせて頂いています

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