映画『坂道のアポロン』公開♡ 中川大志さんと知念侑李さんの熱い友情に注目

昭和の長崎県・佐世保を舞台に、幼なじみの二人とそこにやってきた転校生との友情と恋を描いた感動作、映画『坂道のアポロン』が3月10日より公開に♡ 

都会から佐世保に転校してきた高校生・西見薫を知念侑李さん、そのクラスメイトで“札付きの不良”と周囲から恐れられている川渕千太郎を中川大志さん、おなじくクラスメイトで、千太郎とは幼なじみでもある心優しい迎律子を小松菜奈さんが演じ、ジャズを通して運命の出会いを果たした3人の10年に渡る物語を温かくも切なく表現しています。

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ローリエプレス編集部ではそんな3人の中から、“札付きの不良”でありながら、実は家族思いの一面や、音楽にかける情熱を持った千太郎役の中川大志さんにインタビュー! 今作への想い入れや撮影での裏話の他、気になる女性の行動なども教えてもらっちゃいました♡

目次

自分じゃない自分が残っている作品


今回中川さんが演じた千太郎は、中川さん自身が「なぜ僕にこの役が来たのかって思うくらい、自分じゃないなと思うキャラクター」と言うように、一見、普段の中川さんやこれまで演じた役柄からは想像しづらい人物像。

(C)2018 映画「坂道のアポロン」製作委員会 (C)2008 小玉ユキ/小学館
(C)2018 映画「坂道のアポロン」製作委員会 (C)2008 小玉ユキ/小学館

(C)2018 映画「坂道のアポロン」製作委員会 (C)2008 小玉ユキ/小学館
(C)2018 映画「坂道のアポロン」製作委員会 (C)2008 小玉ユキ/小学館

「千太郎は豪快で、周りからも近づきがたいと思われているような不良なんですけど、実は抱えているバックボーンから孤独なところがあったりして、僕はすごく繊細な人なんだと思いました。だからこそ、その反動でケンカをしてしまったり、周りからとっつきにくいと思われてしまうんだろうな、と。
でも、その内側にある繊細さが見えたときに、千太郎というキャラクターがより一層深みをもって観ていただく方に伝わるんじゃないかって思ったので、演じるときはその部分を意識しました。律ちゃん(律子)や薫といるときはとにかく明るくて、周りを巻き込んで行くようなところもあるし、純粋に音楽がすごく好きで、ドラムを愛しているっていう真っすぐさもあるし、家族、兄弟を大切にしている優しいお兄ちゃんの部分もあるし、ちょっぴり抜けているようなかわいらしい一面もあるし。そんな、僕が原作から感じた千太郎の魅力は、表現出来たのかな? って。(今回の役柄は)チャレンジでしたけど、今終わって振り返ってみると、その瞬間にしかない、自分じゃない自分が残っているかなと思います」


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そんな千太郎になるために、中川さんは外見をここまで変えたのは初めてという金髪にも挑戦し、千太郎が得意という設定のジャズドラムに関しては、クランクインの10カ月も前から練習に励んでいたそう!

「ドラムは以前、少し習っていたことはあったんですけど、ジャズは全くの未経験で、普段からあまり聴くこともなかったので、最初はすごく苦戦しました。半年くらいはスティックの持ち方から始まって、基礎練習をしていて。ジャズって自由というか、いろんなリズムの要素が入ってきたりするので。そんな中で撮影が段々と近づいてきて、台本が出来上がって、劇中で演奏する曲が決まって、それでようやく最後の数カ月で(演奏曲を)練習したという感じでした。(ピアノを演奏する)知念くんと最初に合わせたのはクランクインの直前で。スタッフさんを通してお互いの練習状況に探りを入れたりはしていたんですけど(笑)、ずっと別々で練習をしていたので、初めて合わせたときはすごく楽しかったですね。そのときの気持ちは作品の中でも出せるように大事にしました」

知念さんはお兄ちゃんのような存在


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一見、正反対なキャラクターにも関わらず、ジャズを通して唯一無二の親友となっていく薫と千太郎。二人はピアノとドラムでセッションをする場面も多く、演じる知念さん、中川さんには息の合った演技が必須。しかしそこはすでに他の作品で共演経験のある二人だけに問題はなく、逆に中川さんは、相手が知念さんだったからこそ役を演じきれたと話します。

「(共演が)初めてだと一から関係性を作っていかなくちゃいけないけど、そこは飛び越えて、知っているから気を使わなくていい部分もあるし、最初から安心して作品に臨めましたね。知念さんは僕より年上だし、先輩で、現場では主演として引っ張ってくれていたんですけど、かわいらしくて、甘え上手な一面もあって。すごく素敵な方で、僕にとってはお兄ちゃんみたいな感じですかね。撮影中は一緒に、最高で5日連続で焼き肉に行ったりもしました(笑)。泊まっていたホテルの近くに何軒かお店があって、制覇してくじゃないですけど。僕もちょうどその時期に体を作っていたこともあって、肉を食べたい時期だったんです。でもさすがに食べ過ぎですよね(笑)」

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――千太郎にとっては、薫はどんな存在だったと思いますか?

「お互いに育ってきた環境や、持っているものが全然違うので、最初は反りが合わないんですけど、正反対の二人だからこその化学反応が起こるんです。監督からは『この話は薫と千太郎のラブストーリーだと思っています』って言われたんですけど、確かにそうだなと。薫が自分に向かって正面衝突してきてくれたことは、千太郎にとってうれしいことだったと思いますし、だからこそ気持ちが動かされたのかな、って思いました。かつ、音楽を一緒にやれたっていうのも大きかったとは思うんですけど、それで気づいたら“おい(自分)の友達”って言ってて。千太郎にとって薫は、律子以外に初めて本当の自分の姿をさらけ出せた存在ですよね」

――ただ一見、正反対に見える二人ですが、人には見せられなかった同じような孤独を抱えていて。

「それもどこかで感じていたからこそ、初めてお互いの全部をさらけ出せたんだとも思います。それぞれ孤独だった二人がそれをぶつけ合って一つになる瞬間は、僕も演じていて心が動かされました」

タイムスリップしたような気持ちになるこだわりの映像


原作漫画の舞台が昭和の佐世保ということで、撮影も主に佐世保を中心にロケが行われ、昭和の雰囲気をリアルに再現するために、セットや衣装の細部までこだわって作られました。

(C)2018 映画「坂道のアポロン」製作委員会 (C)2008 小玉ユキ/小学館
(C)2018 映画「坂道のアポロン」製作委員会 (C)2008 小玉ユキ/小学館

(C)2018 映画「坂道のアポロン」製作委員会 (C)2008 小玉ユキ/小学館
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「佐世保には本当に美しい場所がいっぱいあって、そんな中でこういう青春映画を作れて、すごく幸せでした。それから、街並みやファッションは昭和を再現しているので、その世界観を体感できると思います。ムカエレコード(律子の父が営むレコード店で、地下が薫と千太郎の練習場)がある商店街も、美術さんが昭和の街並みを作ってくださって、初めてあの場所に入ったときは、タイムスリップしたような気持ちになりましたね。それから地下室のセットも漫画でも読んでいたし、アニメでも見ていた場所なので、実際に見たときは『ああ~、この部屋が本当にある~』って、ちょっと涙が出そうになりました(笑)。そのくらい、細かいところまでこだわりがあるので、原作やアニメのファンの方もテンションが上がるようなものがたくさんあると思います」

(C)2018 映画「坂道のアポロン」製作委員会 (C)2008 小玉ユキ/小学館
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(C)2018 映画「坂道のアポロン」製作委員会 (C)2008 小玉ユキ/小学館
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そんな場所で行われた撮影の中で、中川さんが深く印象に残るシーンとして挙げてくださったのが、文化祭のステージで千太郎と薫がセッションをする場面。エキストラを400人入れ、2日間で70カットを撮影するという、撮影規模としても今作の山場であり、千太郎と薫の物語としても、そして知念さんと中川さんが撮影の前から長い間練習を続けてきた演奏としても山場となるシーンでした。

「お客さんの前で演奏するシーンってあそこだけなんですよ。皆さんエキストラとして来てくださっているので、撮影だとはわかっているとは思うんですが、やっぱり僕らに対して、どんなものが見られるんだろう? っていう気持ちもあるわけで。だからエンターテインメントとしてちゃんと見せてやろうって、一層気合が入りましたね。撮影をしていると皆さんの表情も見られるので、もっと楽しんでもらいたい、あっと驚かせたいっていう気持ちものってきて。やっていて気持ちよかったですね。
あとはやっぱり物語として、一度離れてしまった薫と千太郎の気持ちが音楽によって引き戻されるシーンでもあるので、その音楽の力というものは、僕らも肌で感じつつ、作品の中で表現したいと思っていました。撮影時は、一曲まるまる何回も何回も演奏して。普通、そんなに一日中叩き続けることもないので、現場にマッサージ師の方に来ていただいたりもしたんですけど、もうゾーンに入ってました(笑)。アドレナリンが出て、自分でも練習ではこんなところまでいったことがないって感じるくらいまでいけましたね。あの時はもう勝手に体が動いていくというか、やっていて止まらない感じになってました」


好きな気持ちはバレバレ!?


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そして深い友情を築きながらも、3人は切ない恋模様を繰り広げます。薫は自分を優しく気遣ってくれる律子のことが気になり出しますが、そのことで律子が千太郎を思っていることに気付いてしまいます。けれども千太郎はそんな律子の想いには微塵も気付かず、別の女性に恋してしまいます。

「律ちゃんに関しては、幼なじみという距離の近さゆえに、千太郎はその想いに気付かないっていうのもあると思います。そういう対象として認識してないんじゃないかと。僕にはそういう女の子の幼なじみがいないのでわからないんですけど(笑)。僕自身は何気ないときに目が合ったりとか、さりげないことでうれしくなっちゃいます。単純なんで、『あれ? もしかして僕のこと今、見てたのかな?』っていうのは気になっちゃいますね(笑)」

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――特にどういうことをされると気になりますか?

「頼みごとをされるとかですかね。それは男としてうれしいです。簡単でさりげないことでいいんですよ。例えば、靴を履くときにこの荷物持ってて、とか。ある程度心を開いていないと頼みごとってできないじゃないですか。だからそんな些細なことでも、そういう関係なんだなって、ちょっと意識しちゃうかもしれないです(笑)」

――千太郎は恋心が周囲にバレバレだったりしますが、中川さん自身はどうですか?

「出ちゃいますね(笑)。基本的にそういう気持ちに限らず、いろんな感情が隠せないタイプです。特に好きなこととか、趣味とか、隠す必要がないことはどんどん言っていく方なので。僕は釣りが好きなんで、今回の撮影でも合間にやっていたんですよ。地元のスタッフの方にいい場所を紹介してもらったりして。そうしたら、ちょうど撮影の終盤に僕の19歳の誕生日があったんですけど、プレゼントに釣りのリールをいただきました。それはアピールしていて良かったな、と。好きなものはこれからもどんどん言っていこうと思います(笑)」

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友情と恋と音楽が絡み合う感動の青春ストーリー、映画『坂道のアポロン』は、3月10日より全国ロードショー。中川さんや知念さんが一年近くかけて準備した、迫力の演奏シーンは、映画館で味わうべき!

読者のみなさまにプレゼント♡


今回ローリエプレスから、中川大志さんのサイン入りチェキを抽選で1名の方にプレゼント♡

応募方法


1. 下記よりローリエプレスのアプリをDL

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3. 公式Twitterをフォロー&下記該当ツイートをRTするだけ♡



上記条件を満たしてくれた方の中からプレゼントします!

※鍵付きアカウントに関しては応募状況の確認ができないため、無効とさせていただきますことを予めご了承ください
※抽選の基準などに関するお問い合わせには一切お答えできかねます
※当選者にはローリエプレス編集部からDMにてご連絡を差し上げます。応募期間終了後もアカウントのフォローをお願いたします
※応募期間:2018年3月9日(金)~2018年3月30日(金)正午まで

みなさまのご応募、お待ちしております♡

『坂道のアポロン』


(C)2018 映画「坂道のアポロン」製作委員会 (C)2008 小玉ユキ/小学館
(C)2018 映画「坂道のアポロン」製作委員会 (C)2008 小玉ユキ/小学館

3月10日より全国公ロードショー
出演:知念侑李 中川大志 小松菜奈 
真野恵里菜 / 山下容莉枝 松村北斗(SixTONES/ジャニーズJr.) 野間口徹
中村梅雀 ディーン・フジオカ

ストーリー


父を亡くし、長崎県・佐世保にある親戚の家に預けられた高校生の薫(知念侑李)は、家の中で肩身の狭い想いをしていたが、唯一、ピアノを弾いているときだけが心休まる瞬間だった。
そんな中、転校先のクラスメイトで“札付きの不良”と恐れられる千太郎(中川大志)と、千太郎の幼なじみで学級員の律子(小松菜奈)と出会う。最初は自分とは正反対のキャラクターの千太郎に苛立ちを募らせていた薫だが、淡い恋心を抱き始めていた律子の家でもあるレコード店の地下でジャズドラムを叩く千太郎の姿を見たところから、自分もジャズに興味を持つようになる。そして徐々に音楽を通して薫、千太郎、律子は深い絆で結ばれて行くが、そこにそれぞれの恋が絡み合い……。

公式サイトはこちら


(瀧本幸恵/カメラマン:大川晋児)

応募期間は終了いたしました。
たくさんのご応募ありがとうございました。(2018年3月30日現在)

この記事を書いたライター

瀧本幸恵
編集&ライター。映画、TV、音楽などのエンターテインメント系で主にお仕事をさせて頂いています

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