映画『空飛ぶタイヤ』ジャニーズの先輩・後輩対談が実現♡ 長瀬智也さん×阿部顕嵐さん

主演に長瀬智也さんを迎え、ドラマ『陸王』(17年、TBS)のヒットも記憶に新しい、池井戸潤さんの小説を実写映画化した『空飛ぶタイヤ』が6月15日より公開となります。長瀬さんを筆頭に、ディーン・フジオカさん、高橋一生さんらの豪華キャスト陣が、それぞれの立場で抱える大事なものを守るために戦う社会派エンターテインメント作品です。

(C)2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会

ローリエプレス編集部ではそんな豪華キャストの中から、運送会社社長・赤松徳郎を演じた長瀬さんと、赤松の運送会社で働く整備士で、物語のきっかけとなる事故のキーマンでもある門田駿一を演じた阿部顕嵐さんにインタビュー! 年の差19歳のジャニーズ先輩・後輩対談が実現しました♡ 年下の阿部さんを気づかう長瀬さんと、そんな長瀬さんを慕う阿部さんとの、和やかな雰囲気をお楽しみください。

お互いに俳優同士としてぶつかりあった演技


(C)2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会

今回が初共演となる長瀬さんと阿部さん。阿部さんは長瀬さんを「男の中の男っていうイメージ。長瀬くんの前だと僕が女になっちゃうくらい(笑)」と言います。一方の長瀬さんは、おなじ事務所の先輩・後輩という関係ではありますが、今作で役を演じる上では「そういうことを(阿部さんに)感じさせたくない」と思っていたそう。

長瀬「彼がこの作品でいち役者として演じるべきことを僕も見たいと思っていたし、それを出して欲しいって思っていたんです。それに僕ですらプレッシャーを感じるくらいの環境の中で、彼が感じるものを想像したら、それだけでも大変だろうなって思ったし。お芝居以外のことも気にせざるをえない状況で、しかも物語上、大事な役柄でもあって。だから“俺はこういう風にやるから、こういう風にやってよ”とか、そういうことは言わなかったですね。それよりも直接芝居で見せ合うというか。でもそうやって芝居をしたときに、僕がぶつけたものをしっかりと返してくれて。映画って短い期間で深い関係性を見せなくちゃいけないからすごく難しいんですけど、言葉のないお芝居でも僕のボールをバチンと受け止めてくれた。それができただけで僕は嬉しかったし、やった甲斐があったなって思いましたね」

(C)2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会

阿部「今回ご一緒するまでは、長瀬くんは無口で怖いっていう印象だったんですけど、実際にご一緒してみると全然違っていて、二人での最初のシーンも、僕がすごく緊張していたら、気さくに話かけてくださって。それもあって、会社の上司と部下という関係がすぐに作れたんじゃないかなって思っています。あとは、物語が進むに連れて、社長がどんどん追い込まれて行くんですけど、そのときの長瀬くんにもそんな雰囲気があって。朝、現場に入って挨拶に行くと……」

長瀬「ホント?(笑)」

阿部「ピリピリしていて話しかけづらいような。でもそれを見ていたから、最後のシーンは、僕も感情を出せたというか。自分が出ていないシーンでも長瀬くんがどんな状態だったかを感じられていたから、素直に気持ちが出せたので、それは嬉しかったですね」

「もうカッコいい男になれるチケットは持っている」


(C)2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会

ほぼ20歳差の二人。長瀬さんは今の阿部さんとおなじ二十歳の頃の自分を振り返り、「くそったれですよ」と笑います。

長瀬「二十歳って言ったら、ちょうど『池袋(ウエストゲートパーク)』(00年、TBS)ぐらいのときでしょう。その頃の僕は映画もやったことなかったし、今の阿部くんと比べると、人間としてどうしようもなかったな、と(苦笑)。彼を通じて、時代が変わったという印象も受けましたね」

阿部「(長瀬を見て)こういう40歳になりたいなって思います」

長瀬「もうそう言うしかないよね(笑)。俺だって、そう思ってなくても言うわ」

阿部「いやいや(笑)。でもできるなら、今の長瀬くんを超えられるように」

長瀬「そうね! そうして欲しい。自分の方がカッコいいって思わせる男になって欲しい」

(C)2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会

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――そうなるために長瀬さんから阿部さんにアドバイスはありますか?

長瀬「僕はそんなことを言える立場じゃないですよ。彼はもう十分です。だから、彼が彼のものさしで自分がやるべきこととか、男としてのかっこよさを追求して行ってもらったら結果が出ると思います。僕もそれを楽しみにしています。若いうちからこういう仕事をさせてもらって、いい経験をしているから、もうカッコいい男になれるチケットは持っているんですよ。変にプレッシャーを感じず、そのまま行ってもらえばいいと思いますよ」

(C)2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会

――阿部さんは今回、何か長瀬さんから学んだり、感じたことはありましたか?

阿部「僕みたいなものが言うことじゃないんですけど、今回、何シーンか長瀬くんと対峙するシーンをやらせていただいて、長瀬くんってこんな表情ができるんだって、感じることが、演技経験の浅い僕ながらにもあって。純粋に“この人、これまでどう生きて来たんだろう?”って思わされました。人生経験が演技にも出ているんだろうなって。だから改めて僕ももっといろいろな経験をして、歳を重ねて行きたいなって思いました。(長瀬に向かって)二十歳の頃ってどうでした?」

長瀬「幸いにも若い頃からお芝居をする機会はもらっていて。お芝居の“お”の字も知らないながらに、闇雲に頑張っていたんだけど、今、考えるとそれって経験としてすごく大きかったんですよね。だからきっと今の阿部くんもそうだと思うんです。ただそれって当人はそのときはなかなか気づけないことでもあるから、今は余計なことは気にせずに、前に突き進んでもらいたいって思います」

20代が大事。大人の言うことは聞かなくてもいい!?


(C)2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会

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今作は社長として自分の会社とそれを支えてくれる社員を守ろうとする赤松に、自分のキャリアやプライドと、良心の狭間でせめぎ合いながらも自ら意志を貫く沢田(ディーン・フジオカ)、自分の正しいと思ったもののために策を講じる井崎(高橋一生)など、企業や社会の一部としてさまざまな思惑に翻弄されながらも、登場人物たちはそれぞれに守りたいもののために戦っています。そんな作品に触れ、今、長瀬さんが働く上で大切にしているものについて教えていただきました。

長瀬「自分は根拠のない自信のようなものが大事な気がするんですよ。そもそも答えがないような世界じゃないですか。だから自分がどれだけ答えを持って進んでいるかを問われるし、説得力ってそこに生まれると思うんです。僕はそういうこだわりみたいなものがなくなってしまったら、男としての魅力がなくなってしまうのではないか?って思ってますね」

(C)2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会

――阿部さんはそういうことを考えたりしますか?

長瀬「まだ二十歳だったらそんなこと考えないでしょう」

阿部「考えられないです(笑)」

長瀬「そんなこと考えなくていいよ。二十歳で考えてたらおかしい(笑)。僕はなんとなく自分って人間が20代でわかってきたから、これからの20代が大事なんだと思うんだよね。だから社会とか大人が教え込むことはあんまり聞かないで欲しい。“そんなの関係ねー”って悪魔の囁きを(笑)」

阿部「あははは(笑)」

長瀬「自分の20代を思い返したとき、お芝居にしても、他の仕事にしても、もっとこんなこともやっておけば良かったなって思うんですよね。僕の場合、良くも悪くも20代って余裕がなくて、孤立していた気がするんです。事務所の後輩もそうですけど、この業界の人たちとはプライベートでは一切、関わっていかなったし。頑なに自分の感覚だけは絶対に見放さないって思いで闘っていた。でも30代半ばを過ぎて、どうやってももう自分は変わらないなって思って、ようやくこの業界の人たちとも心を許して話せるようになったですね。そうしたらまた思うところもたくさんあって。だから(阿部さんには)小さい世界だけでまとまって欲しくないなっていう思いもあります。僕の人生は巻き戻せないので、もうこのまま行かせていただきますけど(笑)」

(C)2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会

「今回はストイックなストーリーだったんで、常に眉間に皺を寄せていたけど、次は笑って腹が痛いくらいの現場で一緒になりたいな」と話す長瀬さん。阿部さんも「僕、ギャグセンないんですよ(苦笑)。だから面白くなりたくて、芸人さんを見て勉強してるんです。なのでコメディはホントにやりたい! やらせて頂きたいです!」と言うだけに、お二人の次回作も気になるところ。ですが、まずはお二人の男同士の熱いつながりが感じられる『空飛ぶタイヤ』を! 6月15日より公開です。

作品紹介


『空飛ぶタイヤ』
6月15日より全国公ロードショー
出演:長瀬智也、ディーン・フジオカ、高橋一生、深田恭子、岸部一徳、笹野高史、寺脇康文、小池栄子、阿部顕嵐(Love-tune/ジャニーズJr.)、ムロツヨシ、中村蒼



ストーリー


ある日、赤松(長瀬智也)が社長を務める、赤松運送会社のトレーラーが脱輪事故を起こす。赤松運送会社は車両の整備不良を疑われ、事故の責任を問われる。しかし、原因を探るうちに、赤松は車両自体の欠陥に気づき、トレーラーの製造元である大手自動車会社・ホープ自動車の沢田(ディーン・フジオカ)に調査を依頼する。一方同じ頃、ホープ自動車のグループ会社であるホープ銀行の井崎(高橋一生)は、ホープ自動車の経営計画に疑問を抱くように。そして、それぞれの目的でホープ自動車を調べ始めると、そこに“リコール隠し”の疑惑が浮かび上がって来る。
(瀧本幸恵)

EDITOR

瀧本幸恵
編集&ライター。映画、TV、音楽などのエンターテインメント系で主にお仕事をさせて頂いています

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