吉沢亮×新木優子、幼馴染同士のラブストーリー 映画『あのコの、トリコ。』

芸能界での成功を夢見る幼馴染の3人の男女が、恋と夢に向かって邁進する姿を描いた、映画『あのコの、トリコ。』が公開中です。

主人公の頼を演じるのは、吉沢亮さん。地味で冴えない高校生の頼は、恋心を抱く新木優子さん演じる幼馴染の雫ために奮闘するうちに、自身の俳優としての才能を開花させます。
見るからにダメそうな頼が、カメラ前に立つと突然イケメンに変身するところは、イケメンな上に演技力も兼ね揃えた吉沢さんだからこそできる表現。

そんな吉沢さんのギャップ萌えはもちろん、杉野遥亮さん演じる頼とは全くタイプの違う王子様的イケメン・昴との雫を巡る恋愛バトルや、3人がそれぞれ俳優としての成功を目指して奮闘する姿など、見どころ満載の作品となっています。


ローリエプレス編集部では、主演の吉沢亮さんと、イケメン男子に奪い合われるという女子憧れ♡ のシュチュエーションを演じた新木優子さんにインタビュー。作品のお話から、“芸能界”という二人が今、活躍する場所を描いた内容だけに、演じたキャラクターとの共通点や高校時代の思い出などたくさん語っていただきました!

目次

素の自分とも重なるキャラクター




ことし1月に公開された映画『悪と仮面のルール』でも共演し、今作が2度目の共演となる吉沢さんと新木さん。ただ前回は「一緒のシーンがほとんど無く、挨拶したぐらい」(新木さん)だったそうで、ある種、初対面のような気持ちだったとのこと。そんなお二人に初対面の印象や、演じた頼、雫との共通点をお聞きしました。

吉沢「第一印象はすごくお綺麗な方なので(笑)、静かな人なのかな? っていうのがあったんですけど、今回の本読みで再会したときに、明るい人なんだなっていうのがわかって。雫という役にぴったりだなと思いました」

新木「私も頼はわりと吉沢さんの素に近いキャラクターじゃないかなと思いました。あんまり外に出る方ではないとか、静かな印象があったので。ただ頼にはわりと天然っぽい一面もあって、そこは吉沢さんが頼になっているんだなって、演じているのを見て思っていました。それから、ちょっと顔が美し過ぎるところが(笑)」

吉沢「あははは(笑)。そればっかりはな~」

新木「そればっかりはしょうがないね(笑)」

(C)2018 白石ユキ・小学館/「あのコの、トリコ。」製作委員会

(C)2018 白石ユキ・小学館/「あのコの、トリコ。」製作委員会

(C)2018 白石ユキ・小学館/「あのコの、トリコ。」製作委員会

(C)2018 白石ユキ・小学館/「あのコの、トリコ。」製作委員会

――吉沢さんの顔が美し過ぎる以外は、わりと役柄と共通する部分があったと(笑)。それから、今回はお二人とも俳優を目指すという、ご自身も通ってきた道を演じられていますが、その部分での共通点はありましたか?

吉沢「頼は努力もしてはいるんですけど、天才なんです。もとから恵まれちゃってる。僕はそんな恵まれた才能はないし、この仕事を始めた頃はまだ学生だったので、どこかバイト感覚で頼ほど真剣にやってもいなかったから、共通点はないですね(苦笑)」

新木「私はわりと似ているところありました。私も最初は女優を目指していたんですけど、なかなか難しいなって感じているときに『non-no(ノンノ)』の専属モデルに選んでいただいて。そしたら、モデルという面から注目していただけて、女優への道が開けたので。原作の雫はグラビアのモデルをやりながら、女優さんへつながればいいなと思って一生懸命頑張っているので、そこは共感できました」

キラキラの頼を演じる方が難しかった


(C)2018 白石ユキ・小学館/「あのコの、トリコ。」製作委員会

(C)2018 白石ユキ・小学館/「あのコの、トリコ。」製作委員会

(C)2018 白石ユキ・小学館/「あのコの、トリコ。」製作委員会

普段は地味で消極的な頼ですが、雫のためとなるとスイッチが入ってグッと男らしくなります。そして、俳優という仕事に対しては天才的な才能を発揮して、周囲からも認められる存在へと瞬く間に成長して行きます。そんな頼の変化を演じた吉沢さん、それを近くで見ていた新木さんはどんな風に感じていたのでしょうか。

吉沢「頼の変化については監督ともいろいろ話して、段階をつけてやって行きました。わかりやすいところではメガネをかけているときと、外したときの違いは意識してました。動きもメガネをかけているときは、手を胸の前辺りに置いて、キョロキョロして。でも意外と自分としてはそっちの方がやりやすくて、むしろキラキラの頼を演じるときの方が大変でした。頼って自分のことをカッコいいって思っているわけではないけど、何かキラキラしたものが出ているという人なので、どんな顔をしていればいいかわからないし、すごく難しかったです」

新木「でも私はホントにメガネを外すだけで全然違うなって思ってました。あと頼は弱そうに見えて雫を抱き抱えたり、意外と男らしいところがあったりするので」

――新木さんは演じていて、雫はどの段階から頼を男性として意識するようになったと思っていましたか?

新木「どこだろう……? でも自分の気持ちに気付いてなかっただけで、ずっと想ってはいたんじゃないかと思います。最初に頼が変化する、ランジェリー広告の撮影のときは、私のためになんで? って思っていたかも知れないけど、そういうことが積み重なっていって、雫のことを思って頼が一歩踏み出すという場面の積み重ねで、徐々に想いに気付いていったんじゃないかなって思います」




――撮影で印象に残っていることはありますか?

吉沢「二人が高校で再会するシーン。頼の前をたまたま雫が走って行くところなんですけど、結構いいところまで撮ったのに、途中で雨が降ってきて撮れなくなって。でも同じ学校が借りられなくって、結局また後日、別の場所で一から撮り直したというのはありました」

新木「そうだったね。あれは結構なハプニングでしたね」

吉沢「でも取り直しの日はすごくいいお天気になって」

新木「もう暑いくらいの天気で、差し入れでアイスが出てました(笑)」

子供の頃の夢が叶いました



(C)2018 白石ユキ・小学館/「あのコの、トリコ。」製作委員会

(C)2018 白石ユキ・小学館/「あのコの、トリコ。」製作委員会

今作は高校生のキャラクターたちが、恋だけでなく夢に向かって邁進する姿も描かれています。そこで吉沢さん、新木さんの子供の頃の夢と、どんな学生時代を送っていたかについても聞いちゃいました♡

――お二人の子供の頃の夢はなんですか?

吉沢「僕は仮面ライダーです。なので夢が叶いました(笑)(※『仮面ライダーフォーゼ』で仮面ライダーメテオを演じた)」

新木「すごい! でも私も小学校の卒業アルバムに女優さんになりたいって書いてました」

吉沢「子供のときに女優さんに憧れるって珍しくない? アーティストとかアイドルとかは何となくわかるけど」

新木「確かにそう言われると(笑)。小学校5年生の時にスカウトされて事務所に入ったから、そのときはもうレッスンを始めてたし、それが楽しかったんだと思う」




――どんな高校時代を送ってましたか?

吉沢「高校のときはホント何もやっていなくって。なんか適当な部活でもいいからやっておけばよかったなって思ってます。学園祭とかのイベントみたいなのも適当にやっていたし、恋愛みたいなことも特になかったし。もともとすごい人見知りで。だから仲がいいメンバーは何人かいたんですけど、そのメンバーとしかいなかったんです。まあそうやって身内でグタグタしている感じも楽しかったんですけど、今思うともうちょっとイベント事とかを楽しんでおけばよかったなって。いわゆるリア充ってやつを(笑)」

新木「私は真逆で、全部を楽しんでました(笑)。お仕事もしていたので最初は親から両立はできないんじゃない? って言われて部活に入ってなかったんですけど、途中からどうしてもやりたなくなって、結局、部活もちゃんとやりました。あとは学園祭とかも率先して企画とか準備をしてました」

吉沢「リア充だね(笑)」

新木「リア充だったかも(笑)。けどそうやって学生生活を送った経験が、今、こういう作品をさせていただくときにも活きていると思うし、やって良かったなって思います」

(C)2018 白石ユキ・小学館/「あのコの、トリコ。」製作委員会

(C)2018 白石ユキ・小学館/「あのコの、トリコ。」製作委員会

最後に、季節も秋に突入! ということで、お二人に秋の夜長におすすめの漫画&小説を紹介して頂きました。

吉沢さんおすすめ漫画:『メイドインアビス』 つくしあきひと



吉沢「ジャンルで言うとファンタジーです。地球みたいな星に“アビス”っていうとんでもない大きな穴があいていて、そこの解明のために冒険家たちが潜って行くみたいな話です。そのアビスの中が何段階かに分かれていて、潜るのはどこまで潜ってもいいんですけど、そこから地上に戻ってくるときに身体に負荷がかかるんです。潜るほど負荷が高くなって、あるエリアまで潜ってしまうと、そこから戻ると死んでしまう。そのアビスに憧れる女の子が主人公で、その子とアビスから出てきたロボットみたいな男の子とで潜って行くっていう。僕的には絵はかわいんだけど、内容とか、描写がエグいところがツボです。ただ血が出るとかじゃなくて、精神的に迫るような描写があったり。設定がかなり細かくて、すごく面白いです」



新木さんおすすめ小説:『かがみの孤城』 辻村深月



新木「いじめに遭って学校に行けなくなってしまった女の子が主人公です。ファンタジーなんですけど、ある日、その子の部屋の鏡が光って、その中に行ってみるとお城があって、そこに同世代の男女がいるんです。で、話してみるとその子たちもおなじような事情を抱えていて。ただその鏡の中のお城にはいくつかルールがあって、一年間、決まった時間帯だけいられるとか、その場所に願いを叶える鍵があって、ただそれを使うとその場所が消えてしまうとか。それで、その中で過ごすうちに、いじめらている人の気持ちとか、自分がなぜこういうことになってしまったのかとかに気付いて行くっていう。私、辻村さんの作品がもともと大好きなんですけど、これはホントに辻村さんワールド全開で面白かったです。物語が二転、三転していって、私のこうだろうなっていう想像をはるかに超えて行きました」



「幼馴染の3人の三角関係は見どころだけど、ただ恋をするだけじゃなくて、夢に向かってもがいている頼や雫の姿が眩しく見える作品だなって思います。ぜひ若い子たちにも観てもらいたいです」(吉沢さん)

「女子目線から見るとイケメン二人に取り合われるという理想的な三角関係です(笑)。しかもちょっと頼りない頼と、キラキラの昴。二人からの胸がキュンとするセリフもいっぱいあるので楽しみにしていてください」(新木さん)


お二人が見どころを語ってくれた、映画『あのコの、トリコ。』は全国ロードショー中です。



読者のみなさまにプレゼント♡


今回ローリエプレスから吉沢亮さん、新木優子さんのサイン入りチェキを抽選で1名の方にプレゼント♡

応募方法


1. 下記よりローリエプレスのアプリをDL

ダウンロードはこちら♡


2. レビューを投稿! (Apple StoreもしくはGoogle Playにて)

3. 公式Twitterをフォロー&該当ツイートをRTするだけ♡




上記条件を満たしてくれた方の中からプレゼントします!

※鍵付きアカウントに関しては応募状況の確認ができないため、無効とさせていただきますことを予めご了承ください
※抽選の基準などに関するお問い合わせには一切お答えできかねます
※当選者にはローリエプレス編集部からDMにてご連絡を差し上げます。応募期間終了後もアカウントのフォローをお願いたします
※応募期間:2018年10月5日~2018年10月15日正午まで

みなさまのご応募、お待ちしております♡

作品紹介


『あのコの、トリコ。』
全国ロードショー中
出演:吉沢 亮、新木優子、杉野遥亮、水上剣星、大幡しえり、内田理央、古坂大魔王/高島礼子(友情出演)/岸谷五朗

ストーリー


地味で冴えない高校生・鈴木頼(吉沢 亮)は、今は離れて暮らす初恋の相手で幼馴染の立花雫(新木優子)と交わした“一緒に映画に出よう!”という約束を思いだし、東京の芸能コースがある学校に転校する。するとそこで雫と再会。モデルの仕事をしながら女優を目指す雫に改めて恋をした頼は、雫の付き人となる。そんなある日、雫にとって重要な仕事であったランジェリーの広告撮影で、共演するはずだった頼と雫の幼馴染で人気俳優の東條昴(杉野遥亮)が現場から帰ってしまい、撮影中止の危機に。このままでは雫が降板させられてしまうと思った頼が、雫のために昴の代役を務めると、これまで見せていなかった才能を発揮。カメラの前に立つと別人のような輝きを見せる頼に、雫は驚く。そして、その広告が話題となると、頼、雫、昴の関係に変化が起こり……。

(瀧本幸恵/カメラマン:稲澤朝博/ヘアメイク:小林正憲[SHIMA・吉沢亮]、中山友恵[Three PEACE・新木優子]/スタイリスト:九[Yolken・吉沢亮]、高野夏季[新木優子]※高は、はしご高)

プレゼントの応募は終了いたしました。
たくさんのご応募ありがとうございます!
(2018年10月16日現在)

この記事を書いたライター

瀧本幸恵
編集&ライター。映画、TV、音楽などのエンターテインメント系で主にお仕事をさせて頂いています

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