塗り方だけでこんなに変わる♡  色落ちしないリップの塗り方テク

リップカラーを長持ちさせるかどうかはとっても重要ですよね。コスメを選ぶ際も気にする方が多いはず……。実は、塗り方次第で格段に色持ちをよくする方法があるんです! 今回はそんな「落ちないリップの塗り方」を紹介します♡
落ちないリップが完成♡ 塗り方テクをレクチャー!
落ちないリップが完成♡ 塗り方テクをレクチャー!



目次

使用するものはこれだけ!


使用したティント: ARITAUM(アリタウム) クリームトゥーシャインティント No10
使用したティント: ARITAUM(アリタウム) クリームトゥーシャインティント No10

今回紹介するのはリップカラーを長持ちさせるための「塗り方」です。そのため、使用するものはいつも使っているリップとティッシュだけ! 特別に用意しなければならないアイテムはありません♪

ケア段階で気をつけておくこと


Before
Before

何も塗っていない状態の唇です。リップカラーとの密着度を高めるために、リップクリームなどで表面に油分が残っている場合はティッシュオフしておきましょう。また、ティントや染料効果の高い口紅を使用する場合は、乾燥や唇が荒れやすく感じる場合もあるので、ベースメイクの段階でケアアイテムを塗っておくのもポイント♡

落ちないリップの塗り方を実践♡


塗る前にしっかりしごいておく
塗る前にしっかりしごいておく

早速、塗り方をプロセスで紹介していきます。ティントを使用する場合、塗る前にもポイントが! 今回は唇に染み込ませるくらいの気持ちでしっかりと塗り込んでいくので、チップについている液量はなるべく少なめにしておく方が良いです。

STEP1. 内側→外側へ塗っていく


内側からつけてだんだん外側に移動させていく
内側からつけてだんだん外側に移動させていく

一番はじめに乗せたところが濃くなるので、まずは内側中央あたりにチップを乗せて、だんだん外側へカラーを広げていきます。

塗るときのポイント1.唇に密着させる


ゴシゴシと色素を擦り付けるようにして塗る
ゴシゴシと色素を擦り付けるようにして塗る

とにかく今回はリップカラーを唇に密着させるのがポイントです。「サラッと唇に色味がつけばOK」ではなく、ゴシゴシと色素を擦り付けるようにして塗り込みましょう。

塗るときのポイント2.唇の輪郭をきれいに囲む


チップの先端を使ってしっかり縁取るのがポイント!
チップの先端を使ってしっかり縁取るのがポイント!

内側部分は擦り付けるように塗りますが、リップラインがズレてしまったりぼやけた印象になってしまうと、一日中残念な唇に……。リップブラシやチップの先を使って、唇の枠となる主要部分(紫で印をしている箇所)はきちんと最後に囲っておくのがポイントです。

STEP2.上下の唇を擦り合わせる


上下の唇を合わせて色素を擦り付けるイメージ。
上下の唇を合わせて色素を擦り付けるイメージ。

上下の唇を合わせてさらにリップカラーを塗り込みます。いろんな角度に唇を動かして、全体を擦り合わせるのが◎ 。グロスや口紅のムラを無くして馴染ませるためではなく、より色が残るようにするための工程です。あとで完全にティッシュオフするので、ムラっぽくなってしまっても大丈夫♪

NGポイント


唇全体が隠れてしまうくらい上下を合わせると、はみ出る可能性があるので注意!
唇全体が隠れてしまうくらい上下を合わせると、はみ出る可能性があるので注意!

唇全体が隠れてしまうくらい上下を合わせると、リップラインから色味がはみ出てしまうので要注意。慣れないと唇の動かし方が難しいかもしれませんが、鏡を見ながら少しずつ広範囲にずらしてみてくださいね。

ティントを全体に塗り終えた状態


ティントを全体に塗り終えた状態
ティントを全体に塗り終えた状態

唇全体にティントをつけて、さらに塗り込んだ途中段階がこちらです。

STEP3.ティッシュで表面のリップを完全にオフ


ティッシュでリップオフ!
ティッシュでリップオフ!

ティッシュをくわえるようにしたり、軽く上から抑えるようにしてリップカラーを完全にオフします。ただし、ゴシゴシこすると落ちやすくなってしまうので、この時は軽く抑えて表面のベタつきだけをオフするイメージです。
「せっかく塗ったのに全部落とすの?」と思うかもしれませんが、ここが最大のポイント! 唇に密着しなかった表面のリップだけがオフされます。

オフするとこんな感じで色味だけが残るよ!


ティッシュオフした後の状態
ティッシュオフした後の状態

唇のシワや乾燥状況によって色の残り方も変わるのですが、ティッシュオフしたのに色味はしっかり残っています!
※かなり乾燥していてシワが深くなっている方はムラになる恐れもあるので、日頃の保湿ケアを念入りに行ってくださいね♪

STEP4.この工程をもう一度繰り返す


もう一度STEP1〜STEP3までの工程を繰り返す
もう一度STEP1〜STEP3までの工程を繰り返す

ティッシュオフした後は、またSTEP1~3までの工程を繰り返します。色残りがこの段階で十分だと思う方は繰り返さなくてもOKですし、逆に二度目もまだ薄いと感じる場合はまた繰り返してもOKです♡


STEP5.グロスを薄く重ねて最強リップに♡


Dior:マキシマイザー ホロピンク
Dior:マキシマイザー ホロピンク

マットな質感が好きな人はこの工程を省いても良いのですが、完全オフしている分ちょっとしたムラが気になったり、表面のカサつきが気になる場合も多いと思います。そんな時は、かなり薄くラメグロスなどを重ねることで馴染んで見えたり、潤って見えるので仕上がりもさらに綺麗♪ マキシマイザーはケア効果もあるので、刺激の強いティントを使う場合には特に有効です♡

落ちないリップ完成♡


グロスを塗るとツヤやラメ感奥行きもプラスされたリップに!
グロスを塗るとツヤやラメ感奥行きもプラスされたリップに!

ラメグロスを重ねて、落ちないのに見た目もとってもかわいいリップに! 
※下側はキラキラ感が分かりやすいように内側カメラで撮影

ワンポイントチェック!


(上)ティッシュオフしたままの状態(下)ティントを重ね付けして全体の濃さが均一に!
(上)ティッシュオフしたままの状態
(下)ティントを重ね付けして全体の濃さが均一に!

内側をメインで塗り込んでいるので、どうしてもグラデーションっぽく仕上がりがち。唇全体をはっきりと一色塗りで仕上げたい方は、最後にリップカラーを薄く重ねてください♪ この時は仕上げなのでティッシュオフはしないでくださいね。

最後にリップカラー重ね塗り+グロス


ティントを薄く重ねぬりして、グロスを重ねた仕上がり♡
ティントを薄く重ねぬりして、グロスを重ねた仕上がり♡

重ね塗りした場合、ティントの質感を重視したい方はそのままでもいいですし、STEP5のようにさらにグロスを重ねるのもおすすめです♡
※下側はキラキラ感が分かりやすいように内側カメラで撮影


口紅を使うときのポイント


GIVENCHY:ルージュ・アンテルディ・テンプテーション 18
GIVENCHY:ルージュ・アンテルディ・テンプテーション 18

ティントは苦手だから口紅を使いたいという方も多いはず! 滑りの良い滑らかリップの場合はティッシュオフした際に全て落ちてしまうことが多いので、落ちないリップを作る際は、油分の少ないマットな口紅の方が色残りしやすいのでおすすめです。100円ショップなどの口紅やプチプラで色味のみプラスできる口紅も多いので買い足すのもいいかも♪

リップブラシを使うのがベター


口紅はリップブラシを使うのがベター!
口紅はリップブラシを使うのがベター!

ティントはチップがありましたが、口紅の場合先端が細くないのでリップブラシなどを使った方がより綺麗に仕上がります。塗り込む際も直塗りより押し付けやすいです。

塗り方はティントと同様でOK


口紅を使用する場合も同じ要領でOK!
口紅を使用する場合も同じ要領でOK!

塗り方は先ほど紹介した皇帝と全く同じでOK! ただし、色残りがティントよりは薄くなると思うので、繰り返す回数を増やした方が発色良く仕上がると思います。


唇の状態や選ぶリップによって仕上がり・色残りが多少変わりますが、この方法で塗るようになってから友達にも「何でいつもリップの色が落ちないの?」と聞かれるようになりました。特殊なアイテムや難しいテクニックは使わないのですぐ実践できるはず♪ ぜひみなさんもこの方法で綺麗なリップメイクをキープしてくださいね♡
ホットドリンクをマグカップで飲んだ後も色が残っていました!
ホットドリンクをマグカップで飲んだ後も色が残っていました!


(空山菜摘)

この記事を書いたライター

空山菜摘
美容ライター。メイク講師。ティーン誌でブロガーとして活動の後、コスメコンシェルジュ、コスメ薬事法管理者資格、JMA日本メイクアップ技術検定などトータルビューティーの資格を多数取得。知識を活かしながら、等身大かつHAPPYになれるような情報発信をしていきます♡

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