寒い時こそ体を伸ばして! 肩こりやむくみを解消するヨガのポーズ♡

「寒い!」と思ったとき、どんな動きをしますか? グッと力を入れて体を縮こませますよね。

目次

グッと力を入れることで、肩こりやむくみの原因に…



人は寒いと無意識に、グッと体に力を入れることで筋肉を震わせて体を温めたり、体熱を放散させないようにします。それはとても自然なことですが、縮める動きが多くなるとかえって血液の流れが悪くなり、コリやむくみの原因になります。

飛行機に乗るとなりやすい「エコノミークラス症候群」も同じなのですが、長時間同じ姿勢で体を縮めていると体がむくんだり、コリやむくみのせいで痛みを感じる人もいます。それでも、自分では気づかないうちに寒さによって体は固くなってしまっているものです。

だからこそ、今の時期は「体を伸ばす」ことを意識して、しなやかな体作りを目指しましょう!


縮こまるよりも、伸びた方が体は温まる!


寒いと体を緊張させてぎゅっと小さくなります。たしかに一瞬体が温まりますが、長期的にみると筋肉が固まって血液の流れが悪くなり、冷えやすい体になってしまうんです!

縮こまっている姿勢を体が覚えてしまうと、体が固くなって思うように伸びなくなってしまいます。寒い時だけではなく、長時間同じ姿勢が続いたときもそうですが、筋肉を縮めている状態が続いていると感じたら、伸びをすることです!

伸びることで圧迫されていた血管がゆるみ血液が流れるため、老廃物がながれやすくなり体が温まります!

体を上下左右に大きく引っ張るだけでポカポカに♡


寒さで縮み緊張している体は、どうしても前のめりになりがちです。背中が丸まり、お腹まわりもゆるんだ姿勢になります。丸まったお腹や腰回りはお肉がつきやすく、むくみやすくなります。

そこで今回は、腹圧をかけてお腹まわりも意識しながら行ってみましょう!

寒い時こそ体を伸ばして! 肩こりやむくみを解消するヨガのポーズ♡の3枚目の画像


(1)壁に向かって立ちます。かかとは壁から10センチほど離しましょう
(2)ひざを伸ばして、まっすぐ背筋を伸ばしましょう
(3)片手を腰にいれて、腹圧で手を軽く押します

ちょっと体幹に力が入る感覚はありますか? お腹はこの位置をキープしたまま行います。腰を反りたくないので、腹圧をキープすることを意識してください!

(4)両手を頭の上で組み、真上に大きく伸びていきます。呼吸は常に深呼吸して、特に吐く息を長くしてみます。そうすることで体がリラックスし、筋肉の緊張がゆるみやすくなります!

(5)その姿勢のままかかとをあげて、ふくらはぎを10回程度上下させます。壁をつかっているので姿勢が安定し、効率よく全身を伸ばすことができるのです!

(6)足を腰幅より少し広めに開き、もう一度片手を腰と壁の間に手をいれて、腹圧で押していきます

(7)余った手を真上にあげて、そのまま真横に倒し体側を伸ばしていきます。この時、お尻はできるかぎりスライドさせて、体側の伸びをしっかり感じていきましょう!

寒い時こそ体を伸ばして! 肩こりやむくみを解消するヨガのポーズ♡の4枚目の画像

上に伸ばしている手は壁を添わせたまま、腹圧も抜かずに行います。

ヨガの三角のポーズの変形バージョンです。壁を使うことで正しい位置がキープでき、体側の伸びをしっかり意識できます! 三角のポーズはある程度体幹がないとバランスをとることが難しく、体側の伸びよりも太ももに意識がいきがちですが、背中に支えがあると体側の伸びだけに集中することができます。

(7)反対側同様に行います
(8)左右何度か繰り返します。繰り返すことで、先ほどよりも深く伸ばすことができるようになります!

ポイント


お腹の力を抜くと腰に負担がかかるので、腹圧は抜かないようにしましょう。

縮んだ体を伸ばすことで、むくまない&疲れにくい体に!


筋肉が固まってしまうと、動作一つでも体を大きく動かすことになり、疲れやすくなります。体が伸びて柔軟性が高まると動きやすくなり、血液の流れもよくなるので、むくみづらい疲れにくい体になります。

大きく伸び縮みできる体になることで、自然と活動量もアップします。冬でも代謝の良い体作りを目指し、伸びしてみてくださいね♪
(品川裕花理)

この記事を書いたライター

品川裕花理
ヨガインストラクター。一児の母。女子美術大学卒。大手IT会社勤務の後、ヨガインストラクターに転身。心と身体を整える事が大好き。「美は一日にしてならず」がモットー。

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