永瀬 廉くんが初主演映画『うちの執事が言うことには』で名門家の当主に♡

King & Prince(キング アンド プリンス)の永瀬 廉さんが名門家の若き当主に扮し、初主演を飾った映画『うちの執事が言うことには』が5月17日(金)より公開となります♡

今作は上流階級の世界を舞台に繰り広げられるミステリー。永瀬さんは名門・烏丸家の27代当主、18歳にして既に飛び級で大学を卒業! しかも色彩に関して特別な能力を備えているという花穎(かえい)を演じ、新米執事・衣更月を演じる清原 翔さんとともに、不可解な事件に巻き込まれていきます。また永瀬さんと同じKing & Princeのメンバー・神宮寺勇太さんも、花穎に親しげに近づく大学生にして企業家の赤目刻弥(あかめときや)役で出演! 俳優としての二人のやり取りにも注目です♡

(C)2019「うちの執事が言うことには」製作委員会

ローリエプレス編集部では、映画、ドラマを通じて“初主演”という大役を見事全うし、気品を備えながらも愛らしさもある花穎を演じた永瀬 廉さんにインタビュー! 映画の現場のことはもちろん神宮寺さんとのエピソード、デビュー1年を迎えるKing & Princeのメンバーへの想いなど、たっぷり語っていただきました♡


目次

当主・花穎と執事の衣更月との成長物語


(C)2019「うちの執事が言うことには」製作委員会

今回の出演オファーを受けたときはまだデビュー前で、演技経験も少なかった永瀬さんは主演ということもありとても驚いたのだそう。

「テレビの歌番組のリハーサルの最中に神宮寺と一緒に呼ばれて聞いたので、そのあとのリハは全然頭に入ってこなかったです。“今言う?”っていう。せめて番組が終わってからにして欲しかった(笑)。なので、翌日になってようやく事態を飲み込めた感じでした。僕は神宮寺とは違って演技の経験も少なかったですし、それで主演だったので、“ええっ!”ってなって。でも事態が消化できてからは、経験がないからっていうのを言い訳にはせず、真剣に頑張ろうって思いました。そこからクランクインまでは時間もあったので、邦画を中心にいろんなジャンルの映画を観たり、あとはちょっと設定が似てるなって思って、相葉(雅紀)くんの(ドラマ)『貴族探偵』を観たりもしました」

花穎は頭脳明晰で特別な才能も持つ人物ですが、突然、父から当主の座を引き渡されて戸惑い、しかも頼りにしていた執事も新人に代わっていて、弱音を吐いたり、わがままを言ってみたりもする愛らしいキャラクターです。

「監督からは花穎のわがままだけど情に厚く、人に愛されるところを大事にして欲しいと言われてました。あと、このお話は花穎と執事の衣更月との成長物語もあるので、その部分は大切に演じました。ただ周りからは花穎と僕が似てるねって言われることが多くて。確かに、花穎が昔から仕えてくれている使用人に対してはすごくフレンドリーだったりするところとか、そういう部分は僕と似てるなって思ってました」

――逆に自分にはないなって思うようなところはありましたか?

「優しくて強いところですかね。花穎はある人物からひどい裏切りに遭うんですけど、それでもその人に僕の輪の中にいるって言って許すんです。それは花穎にもつらい過去があって、それを乗り越えてきたからこそかも知れないですけど、僕とは違いますね。やっぱり裏切られたりすると、そんな簡単に人を信用したりはできなくなるじゃないですか。花穎はそれができるから人から愛されるのかなって」

――King & Princeのメンバーの中で一番花穎のキャラクターに似ているのは誰だと思いますか?

「それなら僕だと思います(笑)。天真爛漫というか、人に対して好きとか、それは無理とか、はっきり言ったりするところも似てるし。あとは人を大事にしたいって思う気持ちは似てるなって思います!」

(C)2019「うちの執事が言うことには」製作委員会

舞台が上流階級の世界ということで、花穎の住むお屋敷を筆頭に、数々の豪華な調度品などが映画を華やかに彩ります。また花穎は幼い頃からそういう世界で生きてきただけに、所作もとても美しく、見ていて優雅な気分が味わえます。

「所作は難しかったです。“こんなところにまでルールがあるんや”とか思ってました。特に食事は難しくて、手こずりましたね。ナイフとフォークを使って食材を切っているところを上から撮ったりするときは、背中をそり気味にしてやったり。あとはサラダに入ってる葉をしっかり刺したつもりが、ちゃんと刺さってくれてなかったり。持ち上げてみたら一枚とか(笑)」

――言葉遣いも普段とは違いますし、そこに感情を込めるのは大変じゃなかったですか?

「そうですね。でもだからこそ楽しいっていうのはありました。普段の生活だとマナーもそうですけど、そういうところをそこまで意識することってないじゃないですか。だから僕自身も花穎を通して上流階級の生活を経験できたので、確かに大変ではありましたけど、楽しいなって思ってやっていました」


「今まで見たことのない感じ」。初めて見る神宮寺さんの一面


(C)2019「うちの執事が言うことには」製作委員会

“花穎と衣更月との成長物語”と永瀬さんも言っていたように、執事・衣更月を演じた清原さんとは共演シーンも多く、今作を通じてとても仲良くなったのだそう。

「僕はすぐに仲良くなりたかったんですけど、本読みのときの翔くんは話しかけづらいオーラを出していて、壁があったんですよ(笑)。でも撮影が始まったらすぐにそれもなくなって、今ではお兄ちゃん的な感じです。よく僕のことをイジって来るし、僕もイジったりするので、裏では全然当主と執事という感じではないです。翔くんと僕は撮影してないときはずっとしゃべってて、ふざけ合ってるんですけど、いざ撮影ってなると翔くんはパッと切り替わるんです。その差が激しくて、すごいなって思いながら、そのおかげで僕も切り替えができたので、引っ張ってもらったなって思います。とにかく今回の現場はすごく温かくていい人たちばかりで。初めての主演の現場がここで良かったなって、ホンマに思いました。伸び伸びとやらせていただけました」

――そんな現場に神宮寺さんが一緒だったのはいかがでしたか?

「人見知りの身としては現場に知ってる人が一人いるだけで全然違うので、そういう面ではありがたかったです。クランクイン前に二人で僕のうちで台本の読み合わせとかもやりました」

――お二人のシーンで印象に残っているところは?

「最初に花穎と赤目が会うパーティのシーンで、赤目はフランクなので初対面でハグをしてくるんですけど、そこはジンが照れてましたね。メンバーを感じてしまったのか(笑)。もともといきなりハグしてくるようなフレンドリーな人でもないし、赤目とは結構逆なところが多いかも知れないです。あんなふうにいろいろ考えて動くような人でもないし。(共通点を)上げるとしたら、落ち着いて物事を見てそうなところかな。現場にいるときは僕と翔くんとの絡みにもたまに参加するけど、基本は見守ってて。そこはいつもメンバーといるときの感じと似てましたね。一歩引いて見てるっていう」

――これまで見たことのない神宮寺さんの一面とかはありましたか?

「花穎と赤目と衣更月との重要なシーンがあって、そこは赤目の長セリフがあって、しかもかなりの長回しで撮ったんです。そのときの集中しているジンは今まで見たことのない感じでした。ずっと体勢を崩さずに気持ちを作ってて、瞑想してるみたいな。そんな姿は初めて見たのでちょっと驚きました」

(C)2019「うちの執事が言うことには」製作委員会

初めてスクリーンで自分の演技を観たときは、周囲には平静を装いながら、実は「すごいソワソワしてました(笑)」という永瀬さん。いろいろと細かい部分が気になってしまい「撮り直したい」と思ってしまったりもしたそう。そのせいでまだ冷静に全体を観られていないそうで「ちゃんと落ち着いてもう一回観たいですね」と言います。ただ永瀬さんと清原さんとの気持ちが溢れるシーンについて良かったと伝えると、そのときのエピソードを語ってくれました。

「あそこは監督もこの映画のキーとなるシーンだからっておっしゃっていて、いろいろ話し合いながら撮りました。どこのタイミングで怒りをあらわにするかとか、自分の中でもそこに至るまでの花穎の気持ちも考えながら。で、撮り終えたあとに、翔くんと“今のは良かったよね”っていう会話もしました。お互いに想いをぶつけ合うところなので、二人とも気持ちが乗ったというか。手ごたえは感じました」

――そんなシーンもありながら、クランクアップのときはどう思いましたか?

「もう終わってしまうんか~って。1カ月弱くらいだったんですけど、毎日がすごく新鮮で楽しかったので、終わってしまうのが寂しかったです。もっと花穎でいたかったです。クランクアップの瞬間は神宮寺も現場に来てくれて。翔くんも来てくれようとしてたんですけど、時間より早く終わってしまったから会えなくて。でも電話で“おめでとう”って言ってくれて。その気持ちがすごく嬉しかったですね。やり切った感がありました」


6人で一つ。岩橋さん休養で感じたメンバーの絆


(C)2019「うちの執事が言うことには」製作委員会

今作では見事に主演を務め、現在もドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(日テレ系)に出演中で、役者としても大活躍の永瀬さん。そんな永瀬さんの人とのコミュニケーションの取り方についてや、King & Princeのメンバーへの想いなどを聞いてみました。

――今回の映画の現場のように、お仕事柄、初対面の人とすぐに仲良くならなくてはいけない機会も多いと思いますが、そのときに心がけていることはありますか?

「まずは自分から話しかけて、自分がどういう人か知ってもらおうとするかな。その方が仲良くなれるのは早いんかなって。ジャニーズの先輩とか、年上の方に対しては人見知りなんですけど、同年代は大丈夫なので」

――最初はあんまり仲良くなかったけど、結果的にすごく仲良くなったりすることはありますか?

「中学校のときの担任の先生がそうですね。当時はお互いに嫌いで(笑)。結構やんちゃな子とかもいたのに、先生からは僕が一番やりづらいって言われましたし、僕もやりづらいって思ってました(笑)。でも今は大阪に帰ったらクラスで仲良かった子も含めて、一緒にカラオケに行ったり、必ず遊ぶし。恩師というよりただの友達です(笑)。気づいたらそんな関係になってました。僕が中学一年生になったタイミングで、先生も教師一年目で、そこから3年間担任だったんです。最初はその先生の“心で向かい合いたいんや!”みたいのが、暑苦しいって思ってて。お互いに若かったんですよね。今も僕は若いですけど(笑)。それこそケンカしたりもしたんですけど、結果的に中学はその先生の思い出が強くて、今でも仲良くしてます。大人になりました(笑)」

――昨年の5月にKing & Princeとしてデビューをして、そろそろ1年が経とうとしていますが、どんな1年でしたか?

「いろんな意味でドタバタしてましたね。歌番組もバラエティ番組もたくさん出させてもらいましたし、個々でもドラマとか映画とかやらせてもらったり。いろんな活動をグループでも個々でもさせてもらったので。何が一番思い出に残ってるかって言われたら答えるのが難しいくらいたくさんの経験をさせてもらいました。でもその中でも何かって言ったら、やっぱり紅白歌合戦とこの映画ですかね。紅白は子どもの頃から毎年観てた番組だったので、そこに一年目で自分が立ってるというのは不思議な感覚でした。映画はそれこそデビューの少し前くらいから撮影に入って、撮影中にCD発売だったんですけど、現場で翔くんに振り付けを教えながら一緒に歌ったり。とにかくすごく楽しかったですね」

――でもそうすると、とても忙しい時期に撮影だったんですね。

「それは全然気にならなかったです。当たり前のことですけど、一つひとつの仕事をどれも真剣に、集中してやっていたし。それに家に帰ったときはソファーでゴロゴロしながらテレビ観たり、ネットで動画観たり、そういう時間もちゃんとあったので。気持ちの切り替えも、僕、家に帰るとリセットされるんですよ。そこから歌番組に行ったり、映画の現場に行ったりするのでいつも通りなんです。特に意識して切り替えようとかはしてないです」

――そんな一年の中でグループの絆を感じた瞬間はありましたか?

「(岩橋)玄樹の休養中の仕事は5人でも6人って言うか。そういう気持ちでやっていることは、メンバーで特に話はしてないですけど、伝わってきました。それはファンの方も含めて思ってることだと思いますけど、6人で一つみたいなところはあります。玄樹の帰って来る場所を確保しながらやって行きたいって気持ちはみんなおなじなので、チームワークがさらに強くなっていますね」


(C)2019「うちの執事が言うことには」製作委員会

「この映画は上流階級の世界観を味わいながら、ミステリーを楽しめるのが醍醐味だと思います。それでいて当主と執事の成長ストーリーでもあるので、人として勉強にもなります。それから主題歌も僕たちKing & Princeで、映画の内容に沿った素晴らしい歌になっているので、そちらも楽しみにして頂けたらたらと思います!」。

永瀬さんがしっかりPRしてくださった映画『うちの執事が言うことには』は、5月17日(金)より全国ロードショーです♡

明日は、King & Prince神宮寺勇太さんに撮影での思い出や永瀬さんとエピソードを聞いたインタビューを公開! お楽しみに♡


作品紹介


(C)2019「うちの執事が言うことには」製作委員会

映画『うちの執事が言うことには』
5月17日(金)より全国ロードショー
出演:永瀬 廉(King & Prince)、清原 翔、神宮寺勇太(King & Prince)、
優希美青、神尾楓珠、前原 滉、田辺桃子、矢柴俊博、村上 淳、
原 日出子、嶋田久作、吹越 満、奥田瑛二

ストーリー


日本が誇る名門・烏丸家の27代当主となった花穎(永瀬 廉)は、18歳にして既に飛び級で大学を卒業する程の頭脳明晰、しかも色彩に関して特別な能力を備えている。留学先から戻ってくると、突然の引退を宣言した先代当主の父・真一郎(吹越 満)は行方がわからず、そこにいたのは幼少時代から全幅の信頼を寄せる老執事・鳳(奥田瑛二)ではなく、新しい執事だという仏頂面の見知らぬ青年・衣更月蒼馬(清原 翔)だった。父・真一郎が残した突然の発令により、不本意ながらも衣更月と主従関係を結ぶ羽目になった花穎。まだ自覚が足りない若き当主・花穎と、仏頂面で新米執事・衣更月との関係には、ビミョーな空気が流れる。そんな中、花穎は招待された芽雛川(めひながわ)家次男のバースデーパーティーで、親しげに近づいてくる大学生にして企業家の赤目刻弥(神宮寺勇太)と出会う。そして花穎はそこである事件に巻き込まれ、その後も身の回りで次々を不可解な出来事が起こり……。
(瀧本幸恵)

この記事を書いたライター

瀧本幸恵
編集&ライター。映画、TV、音楽などのエンターテインメント系で主にお仕事をさせて頂いています

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