ストッキングの色の正解は? いまさら聞けないお招ばれマナーQ&A
もうすぐやってくるお招ばれシーズン。ゲストとして心得ておきたいのが、会場でのマナー。なんとなく分かっているつもりでも、意外と知らないことが多いものですよね。今更聞けないお招ばれマナーの正解を『マナースクール ライビウム』代表の諏内えみさんに教えてもらいました!
意外と知らない!? およばれマナーQ&A
教えてくださったのは……
諏内えみさん:
『マナースクール ライビウム』代表。『オールアバウト』マナーガイド。テーブルマナーや立ち居振る舞い、婚活講座が人気。有名女優のエレガント所作指導や、テレビ出演多数
Q1:パールはイミテーションでも大丈夫?
A:イミテーションやコットンパールでもマナー的には問題はありません。ただし、挙式・披露宴は厳粛でおめでたい場所。その場にふさわしい上品な大きさ&デザインを心がけて。
Q2:上がオフ白、下が黒のようなバイカラーワンピはOK?
A:ウェディングシーンにおいて、白は花嫁のためのカラー。たとえバイカラーであっても避けるのがマナーです。オフホワイトや淡いベージュなど白に近いトーンも同様です。
Q3:ストッキングはやっぱりベージュ限定?
A:透け感があれば、グレイ系もOKです。ラメ入りは披露宴や二次会での着用がおすすめ。品を欠かさない程度の光沢感を意識して選びましょう。
Q4:受付での正しいご祝儀の渡し方を教えてください。
A:そのままや購入時のビニール袋に入れるのはNG。必ずふくさに包んで。渡す際は「このたびはおめでとうございます」のひと言を。クロークに余分な荷物を預けてからがスムーズです。
Q5:招待状の返信はいつまでが正解ですか?
A:席次やスピーチなどの都合もあるため、できれば招待状の到着から1週間以内に返信するようにしましょう。返信欄に記入する前には、必ず書き方のマナーを確かめてくださいね!
Q6:二次会の招待で「平服でお越しください」はうのみにしていいのでしょうか?
A:ウェディングパーティにおける「平服」はイコール「普段着」ではありません! 完全なフォーマル服の必要はありませんが、お招ばれとして節度のある装いで出かけましょう。
Q7:ネイルやリップの色でNGを知りたい!
A:"華やかさ"と"派手さ"は異なります。真っ赤や、花嫁をイメージさせるカラーは控えたほうがよいでしょう。ゲストはあくまで主役を立てる存在であることを忘れないで!
Q8:挙式に参列する時のはおりもの、透ける素材でもいい?
A:肩やデコルテをきちんと隠すのが大前提。おおっているけれど肌が透けて見えるシフォンやオーガンジー素材は、挙式時のはおりものとして好ましくありません。
Q9:これまでNGだったマナーで最近OKになったものはある?
A:ありません。式のスタイルは広がっていますが、さまざまな世代の方が集まる場所に"お招ばれ"していることを忘れずに。昔から続くマナーは崩さず守ることをおすすめします。
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構成・文/鈴木絵美 撮影/須藤敬一 ヘア&メイク/沼田真実(ilumini.) モデル/土屋巴瑞季 スタイリスト/辻村真理 撮影協力/キャメロットヒルズ UTUWA BUENO-F