坂口健太郎&川栄李奈にインタビュー♡  ふたりが演じる面白さって?

愛する娘の悲劇に直面し、究極の選択を迫られた夫婦の愛と苦悩を描いた映画『人魚の眠る家』にて、研究員の星野祐也を演じた坂口健太郎さんと、星野の婚約者・川嶋真緒役の川栄李奈さんによるインタビュー後編をお送りします。

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出典: (c)2018「人魚の眠る家」 製作委員会

坂口健太郎&川栄李奈にインタビュー♡  ふたりが演じる面白さって?の3枚目の画像
出典: (c)2018「人魚の眠る家」 製作委員会

前編では、作品に臨むにあたっての役作りから、劇中では恋人同士となったふたりの撮影エピソードなどを語っていただきました。

引き続き、後編では、本作の主演・篠原涼子さんとの撮影現場での思い出や、2018年もお忙しかったおふたりに「演じる」ことについての面白さまで、聞いてまいりました!

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出典: NOSH(ナッシュ)

Q:おふたりが一番心を揺さぶられたキャラクターは誰でしたか?


坂口健太郎(以下、坂口):僕は薫子さん(篠原涼子さん)と和昌さん(西島秀俊さん)夫妻の息子の生人くん(斎藤汰鷹さん)かなあ……! クライマックスで壮絶なやり取りがありますけど、生人くんが泣いたときは、すごく揺さぶられましたね……。

まだ小学1年生の子供なのに、すごく小さい体の中で、いろいろな葛藤があったんだろうなと思うと……感情に蓋をさせてしまっていることが、すごく悲しくて。だけど薫子さんの瑞穂ちゃん(稲垣来泉さん)に対する気持ちもすごくわかるから、どこに感情を持っていけばいいかわからないというか。そういう瞬間は、ありましたね。

川栄李奈(以下、川栄):私も同じです。今、坂口さんのお話した最後のシーンで、子供たちの感情を爆発させるところは、すごく好きです。

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出典: NOSH(ナッシュ)

Q:次第に狂気をはらんでいく篠原さんの演技にも圧倒されました。現場でご一緒してみて、いかがでしたか?


坂口:「すごいな」と思ったのは、本番以外では、篠原さんはきちんとリラックスをされているんです。けど、ひとたび「よーい(本番)」がかかると、パツンと変わって、その瞬間のためにエネルギーを蓄えている印象がすごくありました。

クライマックスのシーンを撮っているときは、カメラが回っていないときには、すごく和気あいあいとしていたんですよ(笑)。ハッピーさに包まれていて、子供たちもいるし、みんなでワチャワチャしていました。

川栄:そうですよね。篠原さんがずっと来泉ちゃんと遊んでいて、すごくほほえましかったです。篠原さんは、実生活でも、お母さんじゃないですか。本当のお母さんを見ているような感じでした。役になったときに、子供に対する目線も温かいですし、「いいお母さんだなあ……」というのが、あふれ出ていました。

坂口:そう! 本当にお母さんだった感じでしたね。

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出典: NOSH(ナッシュ)

Q:2018年も大活躍だったおふたりです。様々なフィールドで演じるお仕事をしていますが、立つ場所によって、面白さの違いはあるんですか?


川栄:映画の場合、大体1年前に撮っているので、いざ公開になるとすごくドキドキするんです。楽しみで「早く観てもらいたいな」という気持ちに近いですね。

坂口:そうなんだね。僕は公開になると、ドキドキより怖さがちょっとだけあったりします。台本を読むとき、どうしても自分の役での読み方になってしまうから、「これが伝わるのかな……?」と思ったりしたりとか。ドラマの場合は、意外と……追われているから、撮影に一生懸命という感じかな(笑)。川栄さん、舞台をやっているよね。

川栄:舞台は「噛んじゃダメだ……」とか「皆が観ている!」とかの心地いいプレッシャーを感じることが大きいです。舞台の経験もありますか?

坂口:1回だけ、ある。今年、舞台は立たなかったので、次にやるのが楽しみです。初めて立ったときはいろいろなことがまだわかっていなかったと思うから、上澄みがわかってからの2回目は、もうちょっと自分の中でもいろいろなことができるのかな、と。

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Q:ありがとうございました。最後にNOSH読者にメッセージをお願いします!


坂口:『人魚の眠る家』は、観た後の感情を一言で表現しづらいというか、「よかったね」、「感動した」という言い方も、もしかしたら少し違うかもしれなくて、切なかったり、やるせなかったり、いろいろな感情がごちゃ混ぜになります。だけど、すごく心に残る作品です。「こう思ってください」とは言えないので……何だろうな。1カ月……1年たったとき、ふとした瞬間に思い出してもらえるような作品になっていると思いますし、そうなっていれば正解かなと思っています。ぜひ御覧になってください。

川栄:私は観たとき、答えが出ないものだから、すごく胸が苦しくなりました。大事な人がいたり、守りたいものがある人が観たら、一生懸命生きようと思える作品になっていると思います。本当に、いつ何が起きるかはわからないですし、自分が何かの選択をしなくちゃいけないときがくるかもしれない。だから、改めて今いる家族や、友達、環境を本当に大切にしたいと思った作品でした。よろしくお願いします。(取材・文:赤山恭子、写真:関竜太)

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