本当の「ハッピーエンド」とは?『食べて、祈って、恋をして』

2010年に公開された『食べて、祈って、恋をして』は、自分の幸せを探している、迷える女性たちのバイブル的な映画です。今回は、本作と著者エリザベスの半生を参考に、「本当のハッピーエンド」を迎えるためには何が必要か、について考えていきたいと思います。

食べて、祈って、恋をして』は事実を元にした映画

映画『食べて、祈って、恋をして』は、同名の本が原作になっています。この本は、アメリカの作家エリザベス・ギルバートが、離婚を機に、イタリアとインド、バリを一年にわたって旅した記録をまとめたものです。

エリザベス(映画の中ではリズ)は、離婚後に年下の俳優と恋に落ちますがその恋も短命に終わり、「もうしばらく恋愛はしない」と決意して1年間の旅にでます。

イタリアでは、美味しい料理を堪能し、インドではヨガの講師の元で修行をして心の平和を探求しようとし、そして旅の終わりバリでは、これまでとは違う穏やかな恋を見つけます。

「ハッピーエンド」の後も人生は続く

さて、映画は、バリで運命の恋人フェリペに出会ったところで幕を閉じますが、当然、エリザベスの実際の人生はその後も続きます。

エリザベスは、『食べて、祈って、恋をして』の次に出版した著作『Committed』の中で、フェリペ(本名は別)と結婚したことを報告していますが、9年後には離婚を発表しています。そして同年、新恋人の存在も発表。新恋人が末期ガンに侵されていること、女性であることなどから世間を騒がせました。

このことは、「これでハッピーエンド。幸せになれた」と思っても、現実には、次から次に問題が持ち上がってくることを明確に示唆しています。

名作ヒロインに学ぶ♡幸せ女子になるヒント11:自分の気持ちに素直になる

『食べて、祈って、恋をして』では、旅や食事、瞑想、新しい恋などを経験しながら、自分の幸せを求め続ける女性の姿が描かれていました。

映画のラストは「新しい恋人とのハッピーエンド」で締めくくられていましたが、現実には、その後、その恋人との関係は離婚という形で終わりを告げています。 現実を生きている私たちも、結婚したから、子供が生まれたから、夢が叶ったから、という物理的要因によって「ずっと幸せ」になることは難しいでしょう。変化していく人生の中で、幸せを感じるためには、「常に自分の気持ちに素直に行動する」しか方法はないのではないか、と本作は感じさせてくれました。

運命の人と巡り会えたからハッピーエンド、なのではなく、「自分の気持ちに素直に生き続けられた人」だけが、悔いのないハッピーな生涯を全うできるのではないかと思います。

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【PROFILE今来今/Imakita Kon】

映画・舞台・漫画が好きなフリーライター。映画評・書評・恋愛コラムを執筆中。

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