ブリッジやインプラントがあるから大丈夫…!? いやいや、歯がなくなったら大変です

「多少歯がなくても大丈夫!」は大きな勘違いです

なでしこリポーターズとして活動している、歯科医師の野尻真里です。


ごくまれに、「多少歯がなくなっても大丈夫」という歯医者さんがいますが、私は「歯がなくなってしまったら大変!」と思っています。


確かに技術は進歩してきています。入れ歯を嫌がる方は多いですが、入れ歯にしなくても「ブリッジ」「インプラント」があるから大丈夫じゃない? と思っている人も多いかと思いますが、これらをすることって実は大変なことなんです。


今回は歯が無くなったその後を紹介したいと思います。


■インプラントを打っても無駄になることがある!?

歯がなくなった部位の骨に人工的に歯根を埋め込んで再建するのがインプラントです。


インプラントは自費診療なので全額負担で一本25~45万円が相場です。


高額なお金を払っても無駄になることがあるとはどういう事なのかというと、お口の中の清掃が不十分だと「インプラント周囲炎」になることがあります。


これは珍しい事ではありません。インプラント周囲炎により、せっかく入れたインプラントを抜かなくてはいけなくなった患者さんもいらっしゃいます。


インプラントの周りの骨が溶けてきて支えられなくなったという怖い状態です。


そもそも歯周病で骨が破壊されてインプラント自体出来ないこともあります。インプラントもしっかりとした手入れなしには、歯と同じことになってしまうという事ですね。


■ブリッジなら、安い上に手術もしなくて良いじゃない!?

ブリッジは自費のものもありますが保険診療も可能です。確かにブリッジは、インプラントのような手術はしなくてもいいのですが、無くなった歯の両隣の歯が健康でも削らないといけません。健康な歯を削るのが何が悪いの!? って思っているあなた! 歯は削るなど手を加えることによってその歯の寿命がぐっと縮まると言われているんですよ。


これについてまた視点を変えたお話も別の機会にしていきますが、健康な物に手を加えることは劣化を進めることです。


このように、支える歯に負担もかけています。しかも、被せ物をすると二次齲蝕(虫歯)になりやすいのです。


被せ物と歯の間にはどうしても僅かな隙間ができます。そこから菌が入ってきて虫歯になるんですね。


これを防ぐには正しい口腔ケアでお口の中を清潔に保つしかありません。


■そもそも歯が抜けたら放置しておいても良いのでは!?

良くないです!! 歯が抜けたら…


✔︎噛み合っていた歯が伸びてきて噛みにくくなる


✔︎隣の歯が隙間を埋めるために傾いたり動いてくる→歯列が崩れる、噛み合わせが悪くなって食べかすがたまって虫歯や歯周病になりやすい


✔︎見た目が悪い


✔︎発音がしにくい場合がある


歯は無くなってからが大変! ケアをしっかり♡

インプラントを入れたから、ブリッジにしたから、被せ物をしてるからもう大丈夫は間違い! その後のケアをしっかりとしてずっと長持ちさせましょう。


また、一本でも歯が無くならないように歯磨きやフロスなどで綺麗にしましょう。

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